ジャンプ重賞2勝のサナシオンが引退

本年3月の阪神スプリングジャンプ（J・GII、芝3900m）などを制したサナシオン（牡7、栗東・松永幹）が、右前浅屈腱炎を発症し、12月3日付けで競走馬登録を抹消することが明らかとなった。今後は北海道苫小牧市のノーザンホースパークで乗馬になるとのこと。

本馬は2011年10月のデビューより、平地で3勝をあげる活躍を見せたが、2015年4月に障害へ転向すると素質が一気に開花。重賞の東京ハイジャンプ（J・GII、芝3110m）勝ち含む破竹の5連勝を達成するなど、瞬く間に障害界のトップレベルにまで昇りつめた。本年は前述した阪神スプリングジャンプ勝ちほか、J・GI中山グランドジャンプで2着。暮れのJ・GI中山大障害で初GI制覇が期待されていた。

▽【サナシオン】
父シンボリクリスエス
母ジェダイト
母父サンデーサイレンス
通算39戦10勝（うち障害9戦7勝）

《重賞勝鞍》
2016年　阪神スプリングジャンプ（J・GII）
2015年　東京ハイジャンプ（J・GII）

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