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【今週の重賞】[阪神C]ミッキーアイル すっきりとした勝利を [ホープフルS]レイデオロなど

■12月24日、阪神競馬場で阪神C(GII、芝1400m)が行われる。

マイルCSで2度目の頂点に立ったミッキーアイル(牡5、栗東・音無)。ゴール手前の斜行で後味の悪さが残ったのは確かだが、2F目を10秒台で走り、その後は常に11秒台のラップをマークするような速い流れを逃げ切ってしまうのだから大したものだ。やはり短距離?マイルでの性能の高さは現役屈指といって差し支えないだろう。香港ではなくここに矛先を向け、この中間は坂路で丹念に調整されている。2週前には4F51秒5-1F12秒6、1週前は不良馬場をものともせず4F50秒6-1F12秒6をともに馬なりでマークするなど、動きの良さは際立っている。すっきりとした勝利で1年を締め括れるか。

イスラボニータ(牡5、美浦・栗田博)はマイルCSでミッキーアイルとタイム差なしの2着。もうかれこれ2年以上勝ち星から遠ざかってはいるが、マイル?中距離での安定感は特筆もの。衰えどころか今が充実期といって差し支えないだろう。ノンビリしたところのある馬だけに初の1400mが向くかどうかは現状判断がつき難いが、前肢を大きく前に出す柔軟なフットワーク、かつうまく首を使って伸び伸びと走れているように、まず好調キープと見ていい。久々の美酒に酔えそうな雰囲気にある。

シュウジ(牡3、栗東・須貝)はスプリンターズS4着からの臨戦となる。もともと攻め馬で動くタイプだが、1週前追いではぬかるんだ坂路で古馬1000万下を完全に突き放す圧巻の内容を見せた。タイムも4F53秒1-1F11秒7(一杯)を計時と、終いの鋭さは抜群。少し間隔はあいたが、状態面に不安は感じない。気性面を筆頭に、まだまだあらゆる部分で改善の余地がある馬だが、裏を返せばそれだけ伸びシロがある身ということ。ここで上記2頭にひと泡吹かせるようなら来年が実に楽しみになるのだが。

トウショウドラフタ(牡3、美浦・萱野)は前走のオーロCで1番人気13着と大敗。スタートで後手を踏んだ上に道中他馬にぶつけられてエキサイト、加えて外々を回らされる形で、軽量の逃げ馬が逃げ切ってしまうような展開では致し方なしか。とはいえ、全5勝を1400mであげているように距離そのものへの適性は屈指の存在だ。あまり経験のない右回り&初の阪神遠征と、課題はあるものの、上位争いに加わってきて当然の1頭だろう。この中間は坂路・ウッドを併用しつつ、長めからの追い切りで負荷を掛けられるなど余念ない仕上がりの様子。巻き返しなるか注目される。

外国産馬エイシンスパルタン(牡5、栗東・藤岡)の成長が著しい。休み明けの上にテンに絡まれハイペースを余儀なくされたスワンSで逃げ粘り3着、馬場が悪い中でもしっかりと好位から踏ん張り2着を確保した京阪杯と、いよいよタイトルに手が届くところまで力を付けてきた。この中間はそう目立った時計は出していないものの、動きは軽やかで現状特にこれといった不安点はない。ただ、今回は強力な同型が揃いかなり厳しい戦いを強いられそう。まさに試金石の一戦だろう。

■12月25日、中山競馬場でホープフルS(GII、芝2000m)が行われる。

レイデオロ(牡2、美浦・藤沢和)はここまで2戦2勝。好位からあっさり抜け出した新馬戦、ほぼ最後方の位置取りから直線上がり最速34秒7の切れ味で突き抜けた葉牡丹賞と、ペースに合わせた臨機応変の走りを見せており、実にセンスがいい。前走から間がなく、この中間は坂路で軽め程度の調整だが、迫力満点のダイナミックなフォームで元気一杯。疲れは感じられない。ややうるさい面はあるものの、体はスッキリとしており、まず力は出せる状態か。今週の2歳重賞も藤沢和厩舎のものになるかどうか。注目の1頭だ。

グローブシアター(牡2、栗東・角居)は半兄に菊花賞馬エピファネイア、全兄が朝日杯FS勝ちのリオンディーズという良血馬。体は430キロ台と、牡馬にしては小柄な部類だが、コンパクトにまとまっており実に品のいい体つきだ。また、気性的に大人しいのも特徴で、前述の兄2頭は折り合いに手こずったが、グローブシアターはそこまで手を焼くことのない優等生タイプといったところか。1週前追いでは不良馬場の坂路でデニムアンドルビーと併せられ4F55秒9-1F12秒3(一杯)を計時。3馬身ほど前を行く相手を直線一完歩づつ追い詰め、ラストはきっちり同入へと持ち込んでいる。確かな上積みが感じられ、実に雰囲気がいい。メンバー強化でも十分やれそう。

外国産馬メリオラ(牡2、美浦・堀)は、デビュー戦を好位追走から抜け出しV。終いはスワーヴリチャード(のち東スポ杯2着)の猛追をハナ差凌ぎ切った。4着馬は次走で勝ち上がりと、レースレベルもなかなかのもの。少しレース間隔はあいているが、中間は坂路でたっぷり乗りこまれ、まず体調に不安はなさそう。キャリア1戦とはいえ、決して侮ることはできない存在だろう。

いわゆるマイネル・コスモ軍団から期待の1頭として送り込まれるのが、川崎所属でフリオーソ産駒のコスモス(牡2、川崎・河津裕)だ。いずれもダートながら、デビュー戦が9馬身、前走が2馬身半差と圧勝続き。稽古では古馬重賞ウイナーのマイネルクロップを子供扱いしており、ダイナミックな脚捌きは芝でも十分通用しそうな雰囲気を感じさせている。一気に相手は強化するだけにそう一筋縄では行きそうにないが、ここをクリアできるようならば、来年に向け大きく夢が広がることは間違いない。

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