おしらせ
【今週の重賞】[AJCC]中山は大の得意 ゼーヴィント [東海S]連覇目論むアスカノロマン
■1月22日、中山競馬場でAJCC(GII、芝2200m)が行われる。
ゼーヴィント(牡4、美浦・木村)は昨年7月のラジオNIKKEI賞で重賞初勝利。セントライト記念では皐月賞馬ディーマジェスティにクビ差の2着に入り、福島記念ではマルターズアポジーの大駆けに屈したがそれでもしっかり2着を確保している。器用なタイプで大崩れがなく、中山コースは大の得意。中心視していいだろう。ひと息入っているが、中間の併せ馬では迫力ある伸び脚で相手を圧倒。さっそく力をフルに出してきそうだ。
リアファル(牡5、栗東・音無)は安定した先行力を武器に一昨年の神戸新聞杯を勝ち、菊花賞では3着。同年の有馬記念で故障し長期休養に入っていたが、昨年12月の金鯱賞で11カ月ぶりに戦線へ復帰してきた。その前走ではさすがに終いの瞬発力勝負についていけなかったが、それでも0秒2差の5着に入ったあたりは性能の高さを物語るもの。1週前の栗東坂路追いでは4F51秒2(一杯)の好時計を叩き出しており、叩かれての状態アップを確実に見込める状況だ。脚質から考えれば今回の条件のほうがはるかに走りやすいだろうし、勝ち負けに期待できる。
ルミナスウォリアー(牡6、美浦・和田郎)は前走ディセンバーSで0秒1差の2着に入り、オープン級で初めて馬券に絡んだ。そこで勝たれたのは名うての中山巧者ツクバアズマオーで、それに僅差まで迫ったこの馬も中山がベストの舞台。坂でいい脚を使えるのが持ち味で前走の内回り二千より、今回の外回り2200mのほうが向いているはずで、この相手関係でも上位争いは可能だろう。
ワンアンドオンリー(牡6、栗東・橋口)は2014年の神戸新聞杯以来勝ち鞍から遠ざかっているが、昨年のオールカマーで0秒4差7着、ジャパンCで0秒8差8着と一線級相手に渋太く走っている。坂のあるコースの中距離戦が条件的にはおそらくベスト。稽古では迫力の走りを見せているし、流れひとつで上位進出も。
ナスノセイカン(牡5、美浦・矢野)は昨年春に条件戦を3連勝。準オープン級は3戦目で勝ち上がり、条件クラスに別れを告げている。昇級初戦が別定GIIと、楽なチャレンジではないが勢いには警戒が必要だろう。
■1月22日、中京競馬場で東海S(GII、ダ1800m)が行われる。
アスカノロマン(牡6、栗東・川村)は昨年の覇者。昨年はフェブラリーS、チャンピオンズCと中央GIでそれぞれ3着に入っており大型馬で調整に難しさはあるものの、力では抜けた存在と言っていいだろう。中間は順調にメニューを消化。先週の稽古ではラストに大失速してしまったが、長め7Fから追われたもので情状酌量の余地はある。今週しっかり動けて体がすっきりしてくるようなら、連覇の可能性が見えてくる。
グレンツェント(牡4、美浦・加藤征)はここまでダートですべて3着以内とまだ底を見せていない。2走前のみやこSは2着だったが、クビ差で勝たれたアポロケンタッキーは後に東京大賞典を制覇。今回相手は手ごわくなるが、明け4歳馬の充実度合いを考えれば好勝負は必至だろう。間隔が詰まっているためこの中間はサラッと流す程度の調整にとどまっているが、重苦しさを感じさせず馬体の張りも抜群。好調キープだ。
ロワジャルダン(牡6、美浦・戸田)は昨年このレースの3着馬だ。昨年の中央GIではフェブラリーSが0秒3差5着、チャンピオンズCは0秒5差8着に入っており、GIIならば主役争いに加われる力の持ち主だろう。中間の状況はすこぶる良好で、稽古駆けする僚馬を圧倒する動きを連発。久々のVがあって驚けない。
芝重賞を3勝、一昨年のジャパンCでは2着に入った実績の持ち主ラストインパクト(牡7、栗東・角居)が初のダート戦に挑む。ビワハヤヒデ、ナリタブライアン兄弟を送り出した名牝パシフィカスが祖母とあって、一族はやはり芝での走りが目立つ。ダートはまったく未知数だが、底力は上位だけにこれをきっかけに不振を打破する可能性は考えておきたい。ただし中間の動きはいささか地味で、今週どこまで動けるかに注目。
※レースの成績、払戻金等については万全を期すため主催者発表のものとご照合ください。
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