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【先週のお別れ】あの天皇賞3着馬&将来を嘱望された青葉賞2着馬が登録抹消

[1月28日抹消]
ホッコーブレーヴ(牡9、美浦・松永康)
通算成績
36戦5勝(うち海外2戦0勝)

現役時代は短距離馬だった母ホッコーメモリー(中央1勝・父ダンシングブレーヴ)。その産駒らも当然スプリント寄りに出ており、長距離砲ダンスインザダークを父とするホッコーアタックも全10勝すべてをダート1400mで挙げているほど。が、2008年にマーベラスサンデーとのあいだに産まれた本馬ホッコーブレーヴのみ、突然変異かのごとく長距離路線のトップレベルにまで昇り詰めるのだから、やはり競馬は難しく面白い。2冠牝馬メイショウマンボと同じ、北海道浦河町にある高昭牧場の出で、美浦の松永康利厩舎に所属した。

デビューは2010年11月の東京。そこでは勝ち馬から1秒差の6着と敗れ、初勝利も7戦目(翌年6月)と遠かったが、豪快に伸びる差し脚には定評があり、終いの上がりは常にメンバー上位。クラスが上がってもそれは変わらず、2013年10月のオクトーバーSで自身5勝目をあげるまでの中長距離計20戦で、12度の上がり最速を記録、上がり3番手まで広げれば都合19度を数えた。陣営も並々ならぬ能力を感じ取っていたのであろう、オープン昇格2戦目には強気にも国際レース・ジャパンCに挑戦。結果12着に敗れはしたものの、のち顕彰馬となる勝ち馬ジェンティルドンナからは0秒6差だった。なお、翌年にはいよいよ素質が完全開花。日経賞で10番人気ながら2着に奮戦したのをステップに、天皇賞・春では直線豪快に追い込み、勝ち馬フェノーメノと同タイムの3着に入線した。ちなみに、上がり3Fは4着キズナとトップタイの34秒ジャスト。キズナがほぼ最後方追走からのものに対して、こちらは中団10番手あたりから繰り出したのだから価値がある。結果僅かに差し届かなかったとはいえ、あと1完歩あれば頂点に立っていたとしても何らおかしくない内容だった。

その後は、大きな活躍を見せること叶わず、本年1月のAJCC(16着)をもって中央登録を抹消したが、当欄で今まで紹介してきた馬のなかでは、“もっともGIに近づいた存在”だったと言えるかもしれない。

[1月28日抹消]
レッドエルディスト(牡4、栗東・笹田)
通算成績
8戦2勝

父ゼンノロブロイ、母は英産馬のショウダウン。兄姉に目立った活躍馬はいないものの、叔父オージールールズは2006年の仏2000ギニーなどを勝った名マイラーで、祖母ラストセカンドはナッソーSやサンチャリオットSなど重賞3勝、GIのコロネーションS2着という実績を持つ一本筋通った血統だ。2013年2月に北海道安平町にあるノーザンファームで誕生し、のち東京サラブレッドクラブにおいて一口価格4万5000円、総額1800万円で募集された。預託先は栗東・笹田和秀厩舎。同期・同厩舎に今週の東京新聞杯で主役を張るエアスピネルがいる。

デビューは明け3歳1月。上がり最速の脚を駆使し、2戦目の未勝利戦、続く大寒桜賞を勝利すると、余勢をかって挑んだダービーTRの青葉賞でも後方大外から鋭く脚を伸ばし勝ち馬ヴァンキッシュランの2着と奮戦。僅かキャリア4戦で見事にダービー切符を掴み取り、高い素質を窺わせた。その後は、本番の日本ダービーでマカヒキに、秋の菊花賞ではサトノダイヤモンドの前に屈するが、年明け初戦の日経新春杯で4着に健闘。さあ、いよいよこれから……と思われたのだが、レース後無念にも右前浅屈腱炎が判明してしまった。損傷の範囲が広く症状は思った以上に悪かったようで、残念ながら現役生活にピリオドを打つことに。大舞台での活躍が期待されていた素質馬だっただけに、非常に残念だ。

1月23日?1月29日までの登録抹消は他75頭。

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