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【先週のお別れ】女帝の仔が登録抹消/GI級相手に互角の戦いを繰り広げたあの馬も

[2月1日抹消]
エイシンアロンジー(牡6、栗東・西園)
通算成績
17戦3勝

凱旋門賞勝ちのシーザスターズを父に持つマル外馬で、近親には2010年のJRA賞最優秀短距離馬であるキンシャサノキセキや、昨年のヴェルメイユ賞を制したレフトハンドなどがいる。

端的に言えば、1000万クラスを突破することはなく、オープンや重賞にも出走する機会のなかった馬なのだが、内容的には実に安定感のある取り口(デビューから11戦連続馬券圏内)で、戦ってきた相手もネームバリューのある面々ばかり。2013年10月の初陣では、現古馬中長距離戦線のトップで活躍を続けるサウンズオブアースを撃破。また、その後もサトノアラジンやシュヴァルグラン、ダービーフィズにアルバートといった、のちの重賞勝ち馬と互角の戦いを繰り広げたように、秘めたる力は上級クラスでも……と考えて何らおかしくないだけの高素質馬だった。なお、昨年末の中京・尾張特別で1番人気10着(故障していたもよう)に敗れたのを最後に中央登録を抹消。まだまだこれからと思えただけに非常に残念だ。

[2月2日抹消]
ダイワレジェンド(牝6、美浦・国枝)
通算成績
22戦4勝

母は桜花賞、秋華賞、エリザベス女王杯、そして有馬記念とGIを4勝した女帝ダイワスカーレット。その第2仔(父キングカメハメハ)として産まれ、美浦の国枝栄厩舎に所属した。

2013年10月5日の東京芝1400m戦、鞍上北村宏騎手でデビュー。そこでは2着に終わったが、出遅れたうえ、レースの流れが5F通過62秒0と極端なスローだったことを考えれば、逃げ切った勝ち馬に写真判定のハナ差まで詰め寄った内容は素質の高さを大いに示したものと言っていいだろう。続く10月27日、東京マイルの未勝利戦では持ったまま直線半ばで抜け出し、順当な勝利を挙げている。ひとつ上のダイワレーヌは未勝利のままターフを去っており、これが偉大な母にとっての嬉しい産駒初勝利だった。

その後は白菊賞で3着し、以降のメドは立てたものの、右肩に不安が出てしまい母仔制覇を目指した桜花賞の出走は断念。また、復帰戦となった2014年5月の500万条件戦ではレース中に鼻出血を発症し、オークスへの道も絶たれてしまった。ただ、同年12月に中山の500万条件を逃げ切って待望の2勝目をあげると、4歳となった翌2015年は軌道に乗り、昇級2戦目の1000万条件・富里特別で5馬身差の逃げ切りVを果たす。このレースは当初、故・後藤浩輝騎手が同馬へ騎乗予定だったが、急死により三浦騎手へ乗り替わったもの。後続を突き離し、喪章を握り締めながらゴールインを果たした三浦騎手は、レース後「後藤さんが乗りたかっただろうなと思うと……」と、優しかった先輩を偲び、言葉を詰まらせたという。

なお、準オープンに上がると、その初戦となった常総Sで半馬身差2着。また、クラス再編後の習志野特別をあっさり勝ち上がるなどいよいよ素質開花かと思われたが、以降は体調不順、また逃げ一手しかない脚質が仇となり成績は安定せず。結局準オープンへの再昇級後は、3回ある3着が最高だった。ただ、そのうち最後の1回となる今年1月22日、中山ダート1800mのアレキサンドライトSでは、13番人気という低い評価を覆し、渋太い粘り込みを見せた。ちなみに勝ち馬が8番人気、2着馬が12番人気だったため、3連単の配当は278万7880円。ラストランで大波乱を演出し、現役に別れを告げた。今後は繁殖入りする見込みで、重賞への出走そして勝利という夢は仔らに託されることとなる。

1月30日?2月5日までの登録抹消は他75頭。

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