おしらせ
【今週の重賞】[ダイヤモンドS]アルバート、フェイムゲームら長距離ランナー集結 [小倉大賞典]マイネルハニー [京都牝馬S]レッツゴードンキなど
■2月18日、東京競馬場でダイヤモンドS(GIII、芝3400m)が行われる。
アルバート(牡6、美浦・堀)は最長距離レースのステイヤーズS連覇に加え、昨年の天皇賞・春で0秒5差6着の実績。ダイヤモンドSへの出走は初めてになるが、昨年のアルゼンチン共和国杯ではシュヴァルグラン相手に0秒1差しており、東京コースへの不安もない。なお、1週前稽古では石橋騎手を背に、極めて時計の出難いウッドで僚馬ベルキャニオンと併せ馬。当時、終い1Fを13秒台で走れる馬はほとんどいなかったが、手応え優勢のまま先着し、6F82秒4-4F52秒8-1F13秒6(馬なり)を計時と、さすがの脚力を見せつけている。馬体の張りも素晴らしく、調整に抜かりはないようだ。ハンデ58キロはやや気になるものの、中心は揺るがないか。
カフジプリンス(牡4、栗東・矢作)はクラシックディスタンスあたりの距離で全4勝をあげている。3000m級レースは菊花賞(8着)の1度のみと、他馬に比べると正直経験値は少ない。が、前走、前々走あたりから勝負どころでかなりのズブさを見せているだけに、現状はこの距離の方が向くかもしれない。なお、元々攻め駆けするタイプとはいえ、この中間は気持ちに前向きさがあり、坂路で抜群の動き。最近ではいちばんいい雰囲気に思えるほどだ。ハンデも54キロと恵まれた。ここは奮起の場だろう。
フェイムゲーム(セ7、美浦・宗像)は丸々2年勝ち星から遠ざかっているが、当レース2014年・2015年の覇者であり、昨年は2着。天皇賞・春ではゴールドシップと同タイムの2着という実績もあり、こと長丁場&左回り適性という点に関してはメンバー随一の存在だ。久々にはなるものの、稽古量は足りており、1週前には坂路を1本乗られたあと、ウッドでパートナーとビッシリ併せられる意欲的な調整。今週の1本をサッとやれれば走れる態勢は整うはずだ。なお、斤量は昨年より0.5キロ軽い58キロ。ベストの舞台で復活を目論む。
ファタモルガーナ(セ9、栗東・荒川)はこのレース一昨年2着、昨年3着。また、ステイヤーズSで3度の2着があり、GI初挑戦となった昨年の天皇賞・春でも勝ち馬キタサンブラックに0秒5差と、長丁場では実に安定した成績を残している。あまりスパッとは切れないだけに、時計の速い馬場には向かないが、今の時計のかかる東京馬場なら歓迎のクチか。少し早めに動いて後続に脚を使わせるような形にでもなれば面白いかもしれない。なお、2カ月半ほど間隔はあいたが、ウッド、坂路でじっくりと乗りこまれており気配としては悪くない。ハンデはここ2年と同じ56キロ。悲願のタイトル奪取があってもいいのでは。
■2月18日、京都競馬場で京都牝馬S(GIII、芝1400m)が行われる。
レッツゴードンキ(牝5、栗東・梅田)は、2015年の桜花賞を制して以降、2年近く勝ち星がないものの、GI戦以外で大きく崩れたことはなし。前走のターコイズSにしてもトップハンデ56.5キロを背負いながら、最後方より上がり33秒台に迫ろうかという鬼脚で2着入線を果たしている。実績・地力で一歩抜きん出た存在であることに疑いはなく、今回のメンバーレベル、また、1.5キロも軽くなる55キロの斤量で出走できることを考えれば、久々の美酒に酔う可能性も高いのでは。中間稽古も8日に重の坂路で4F50秒ジャスト。現状、特にこれといって注文をつけるような部分は見当らない。
アルビアーノ(牝5、美浦・木村)は、昨秋のスワンSで直線一瞬は勝つかの脚色を見せたものの、終いの粘りを欠き6着に敗退。半年ぶりの影響が少なからずあったようだ。が、今回は間隔をとってビッシリと負荷をかけてきたおかげで、もともと牝馬とは思えないほどの雄大な体が、さらにビルドアップしたよう。中間の稽古時計もまずまずなだけに、最終追いの1本できっちりと仕上がるはず。強力牡馬相手のGIでも互角に渡り合ってきた実力馬。牝馬限定のここで恥ずかしい競馬はできないところ。
ナックビーナス(牝4、美浦・杉浦)は、オープン3勝の実績。昨秋より好内容のレースを続けており、また、逃げ差し自在の脚質も魅力の1頭だ。稽古ではあまり目立たないクチだが、8日にはポリトラックで直線持ったまま抜群の伸び脚を見せているし、12日には珍しく4Fからの併せ調教(強め)を課したように、ここへ向けての意欲も十分に見てとれる。距離、斤量ともに許容範囲なだけに、引き続きの好勝負も十分可能だろう。
スナッチマインド(牝6、栗東・岡田)は、前走(六甲アイランドS)、前半3F34秒1・後半36秒6の速い流れを好位から楽々と押し切り勝ち。直線追い出しを待たされるような面や、抜け出してからソラを使うようなシーンもあってのものだけに、価値は高い。なお、この中間は坂路・コース併用でじっくりと乗り込まれており、動き、体調ともにすこぶるいいよう。クラブ規定により引退の時期が近づいているとはいえ、むしろ今が充実期なのではと思えるほどだ。馬券圏外にこぼれた過去4度のうち3度が京都芝1400mという点は気にならなくもないが、まともであればここも好勝負に持ち込めて不思議はないはず。
■2月19日、小倉競馬場で小倉大賞典(GIII、芝1800m)が行われる。
マイネルハニー(牡4、美浦・栗田博)は重賞初挑戦だった昨年春のスプリングSで2着。ダービーこそ16着に沈んだが秋に復帰するとアイルランドTで2着、福島記念で4着、そしてチャレンジCで重賞初勝利と力のあるところを見せてきた。前走の京都金杯は自身久々のマイル戦で時計勝負も向かなかったが、それで5着なら力の一端は示せたと言っていい。改めてこの距離なら勝ち負けの走りが可能だろう。ハンデは健闘した京都金杯と同じ56キロで、これは妥当。また、中間はこのレースを目標に、在厩で丹念にケアされている。柴田大騎手が跨った1週前追いでは、終い重点に負荷を掛けられて豪快な伸びを見せた。ひと息入れたことで、秋連戦の疲れが癒えた勘はあるし、現状申し分のない状態と言える。
ベルーフ(牡5、栗東・池江)は3歳時、4歳時と夏の小倉記念で連続2着。コース相性は間違いなくいい。古馬となってから勝ち切れないレースが続いているものの、常に終いの脚をしっかり使える馬だけに流れひとつでVの可能性十分だ。ハンデは前走から据え置きの57キロ。馬格があるタイプで、問題なくこなせそうだ。この中間はサトノラーゼンやトーセンレーヴといった骨っぽいオープン馬に揉まれる稽古を消化。態勢は整いつつある。昨年の小倉大賞典では出遅れ、挽回を図ると折り合いを欠き……というチグハグなレースで6着。その時の鞍上で、今回1年ぶりにコンビ結成となるS.フォーリー騎手にとっては、リベンジへ心中期するところがあるだろう。手綱捌きに注目したい。
フルーキー(牡7、栗東・角居)は、昨年歯痒いレース続きだったが、昨年12月のチャレンジCで僅か0秒1差4着。のちに東京新聞杯を勝つブラックスピネルには先着しているし、勝ち馬マイネルハニーとの斤量差が2.5キロもあったことを考えれば、さすがの地力と考えていいはず。なお、中間大きく変わった感じこそないが、引き続き好調はキープしているようで、久々の小倉(過去1戦1勝)が舞台なら、新味に期待できるかもしれない。幸いにしてハンデは据え置き。本年初戦、勝って勢いづきたいところ。
ストロングタイタン(牡4、栗東・池江)は、昨夏500万から3連勝で一気にオープン入りを決めたものの、期待された前走の中山金杯は9着敗退。重賞の壁に跳ね返された恰好にはなったが、展開的に苦しく、勝負どころでスムーズさを欠いてもいただけに致し方ない部分はある。ただ、この中間は稽古でよく動いているし、舞台は3戦3勝の小倉。ハンデも据え置きの54キロだけに、見直されて当然の存在だろう。
■[お友だち3万人突破!]UMAJIN.net LINE@公式アカウント【限定無料配信】
▽【関連リンク】
■驚異の新指数【WINDEX】先週土曜東京6R・3歳未勝利で3連単13万6330円をズバッと的中!
★★★さらに快適に! 無料の【UMAJINアプリ】Android版&iOS版 最新バージョン配信中!★★★
■海外競馬はUMAJIN.netにお任せ! 「海外競馬」ページはコチラから!