UMAJIN.net

おしらせ

【今週の重賞】[弥生賞]コマノインパルス 慣れたコースで勝ち負け [チューリップ賞]ソウルスターリング ここは通過点 [オーシャンS]メラグラーナ 重賞初制覇のチャンス

■3月5日、中山競馬場で3着馬までに優先出走権が与えられる皐月賞トライアル・弥生賞(GII、芝2000m)が行われる。

コマノインパルス(牡3、美浦・菊川)は、デビュー2戦目の葉牡丹賞で後にホープフルSを勝つレイデオロに0秒2差の2着と食い下がり、続く京成杯で重賞初Vを果たした。休みなく走っており状態はギリギリだったようだが、非凡な決め手と勝負根性で勝ち切った印象。今回ひと息入れてしっかりリフレッシュできているようだし、相手は強くなるが走り慣れたコースなら勝ち負け必至だろう。1週前追いでは古馬1000万下をねじ伏せる走り。順調に仕上がりつつある。

カデナ(牡3、栗東・中竹)は、デビュー4戦目の前走京都2歳Sで重賞ウィナーとなった。抜群の折り合いから、終いに爆発力ある末脚を使えるのが持ち味で、阪神でも好走できていることから中山の急坂も苦にしないだろう。東京ではあるが関東遠征をこなしているのも強みで、首位争いの資格十分だ。今回は3カ月ぶり。乗り込みは順調で、坂路で時計の出ないこの馬なりに上々の動きを見せている。今週のひと追いで仕上がってくるだろう。

ダンビュライト(牡3、栗東・音無)は、前走のきさらぎ賞で2着サトノアーサーにアタマ差の2着。上位2頭には反応の差で負けた印象があり、脚力はそこまで見劣っていなかった。ジワジワ脚を使うタイプで、距離延長は歓迎。前走を使われて気配はしっかり上昇しているようだし、上位進出は濃厚か。

グローブシアター(牡3、栗東・角居)は、母が日米オークス勝ちのシーザリオで半兄がGI2勝のエピファネイア、全兄がキャリア1戦1勝の身で朝日杯FSを勝ったリオンディーズという超良血馬だ。前走はホープフルSへ果敢に挑み、勝ったレイデオロに0秒4差の3着と健闘した。上位2頭には反応、切れ味の差を見せ付けられた感もあるが、デビュー2戦目で初の関東遠征だったことを考えれば上出来だろう。まだいささか華奢で、本当に良くなってくるのは先々かとも思えるが現状の力量でも通用の可能性は十分だ。坂路主体で乗り込まれていたが、26日にCウッドで追われ序盤から軽快な伸びを披露。コース追い消化で、足腰に不安がないところをアピールしており、いい雰囲気で臨めそう。

なお重賞2勝のブレスジャーニー(牡3、美浦・本間)だが、帰厩後攻めをパスする週があるなど状態が上がってこない現状。ここは登録だけで自重となる。

■3月4日、阪神競馬場で3着馬までに優先出走権が与えられる桜花賞トライアル・チューリップ賞(GIII、芝1600m)が行われる。

“怪物”フランケル産駒のソウルスターリング(牝3、美浦・藤沢和)は新馬戦、アイビーS、そして阪神JFとここまで無傷の3連勝。若さを見せた新馬戦こそクビ差の勝利だったが前々走、前走が力を出し切らないままでの快勝ぶりで文句なしに世代ナンバーワンの器の持ち主と言っていいだろう。ここは通過点にしたい。2月上旬から順調に調整メニューを消化。1週前は前に馬群を置いて序盤は折り合いに専念、ゴール前で余力をたっぷり残したままスッと抜け出すという抜群の内容だった。目標が先にありピークとまでは言えないものの、恥ずかしくない競馬ができそうな態勢だ。

リスグラシュー(牝3、栗東・矢作)は、阪神JFでソウルスターリングに1馬身1/4差の2着。大きく水をあけられた感はあるが、大外枠で出遅れ、最後方追走から勝ち馬以上の末脚で追い込んでの結果で、負けて強しの内容だった。スムーズな競馬が叶えば、2歳女王を逆転するシーンまで。1週前追いには武豊騎手が跨り、余力を残して栗東坂路4F51秒2(強め)の好タイム。華奢だった体も成長を見せており、いい状態で始動戦に臨めそう

別路線組では紅梅Sを勝ったアロンザモナ(牝3、栗東・西浦)にまず注目か。その前走は好ダッシュから激しい先頭争いには加わることなく中団で脚を溜め、直線では外から鋭い脚を炸裂させる高いセンスを見せた。直線平坦が良さそうなタイプだが、完成度が高くGI好走組と互角の勝負は可能だろう。中間は入念に併せ馬を消化できており、ひと息入っているが緩んだ雰囲気は感じられない。

ミリッサ(牝3、栗東・石坂)は母が米のGI馬で、上のきょうだいにはアダムスピーク、リラヴァティ、そしてオークス馬シンハライトがいるという魅力的な血統背景の持ち主だ。3カ月ぶりだった前走エルフィンSは1番人気を裏切ったが、5F通過62秒1という展開を最後方から追走したもの。メンバー最速となる33秒9の末脚で3着に食い込んだあたりは、高い素質の証明と言える。中間は軽めの調教1本のみという点が気にはなるものの、今週しっかり動いてくれば問題なく力を出してきそうだ。

■3月4日、中山競馬場でオーシャンS(GIII、芝1200m)が行われる。

メラグラーナ(牝5、栗東・池添学)は、昨年夏に1000万条件、準オープンと非凡な決め手を発揮し連勝した。南半球産で遅生まれの馬が、いよいよ本格化を果たした印象。2走前の京阪杯は雨で渋った馬場がまったくフィットせず大敗に終わったが、そこから中1週の中山遠征だった前走ラピスラズリSで即反撃してみせたあたりは、やはり能力あってこそ。道悪への対応は今後の課題として、ここまで無敗の中山で、いい馬場コンディションでのレースが叶えば重賞初制覇のチャンス到来と言える。前走が強行軍だったが、3カ月の休養でしっかり疲れは癒えたようだ。帰厩後の本数こそ物足りない印象があるが、先週はCウッドで3F37秒2-1F11秒9(馬なり)と切れに切れた。これだけ動ければ問題ない。

クリスマス(牝6、美浦・伊藤大)は、前走カーバンクルSで好ダッシュから積極的に主導権を握る競馬。直線わずかに脚色鈍り4着に終わったが、前半3F33秒2とかなりのペースで飛ばしたことを考えればその踏ん張りは評価できる。逃げだけではなく好位に控えても競馬ができるタイプ。そのスピードと自在性はいかにも中山千二向きだ。1週前は単走ながらウッドコースで好時計をマークするなど、ひと息入っていた前走を叩かれての上昇度は大きく見込める。上位争いは必至だろう。

ナックビーナス(牝4、美浦・杉浦)は、カーバンクルSで抜群の立ち回りを見せ快勝。一瞬の切れ味を活かすタイプだけに、前走の京都牝馬Sは距離、コースともに不適だった感がある。今回京都遠征帰りの中1週で、上積みは見込みにくいが得意の中山千二に戻れば、この相手関係でも好勝負可能。

スノードラゴン(牡9、美浦・高木)は、新潟で開催された2014年スプリンターズSの覇者。脚部不安があり15カ月間と長期に渡り休養していたが、復帰初戦だった昨年のオーシャンSで3着、昨年秋のスプリンタースSでは勝ち馬に0秒1差の5着とGI馬の底力健在を示している。ここ2走は大敗を喫しているが、この距離に戻れば一変の走りがあっていい。放牧を挟み、ここを目標に中間の調整は入念。2月8日には翌週フェブラリーS出走を控えていたホワイトフーガを子供扱い、先週22日は意欲的に追われ美浦坂路4F50秒9(一杯)と、この歳にして自己ベストを更新している。絶好調。

■[お友だち3万人突破!]UMAJIN.net LINE@公式アカウント【限定無料配信】

■【重要】登録ができない、メールが届かない会員様へ


▽【関連リンク】
★★★さらに快適に! 無料の【UMAJINアプリ】Android版&iOS版 最新バージョン配信中!★★★
■驚異の新指数【WINDEX】日曜阪神9R・すみれSで3連単2万5840円をズバリ的中!
■海外競馬はUMAJIN.netにお任せ! 「海外競馬」ページはコチラから!

おしらせ一覧

PAGE TOP