おしらせ
【今週の重賞】[フィリーズR]レーヌミノル 距離短縮なら勝ち負け [金鯱賞]“変則連覇”なるかヤマカツエース [中山牝馬S]パールコード 力量確か
■3月12日、阪神競馬場で3着馬までに優先出走権が与えられる桜花賞トライアル・フィリーズR(GII、芝1400m)が行われる。
レーヌミノル(牝3、栗東・本田)は、新馬戦、小倉2歳Sと夏の小倉で2連勝。ひと息入れ、京王杯2歳Sは牡馬相手に2着、阪神JFでは3着に入っており、実績では頭ひとつ抜けた存在だ。前走クイーンCは4着だったが、直線の長い東京マイル戦では逃げる形となったのが響いたよう。距離短縮、内回りとなる今回のほうが断然走りやすいはずで、勝ち負け濃厚と言える。浜中騎手を背にした先週の稽古では古馬1000万下をアオる動きを見せるなど、仕上がり途上だった感がある前走からグンと気配は上昇。
ジューヌエコール(牝3、栗東・安田)は、新馬戦、阪神千四のオープン特別・ききょうS、デイリー杯2歳Sとデビューから3連勝を飾った。続く阪神JFは11着に沈んだが、直線で他馬と接触し大きくバランスを崩す不利があっての結果。着順に関しては度外視してよく、スムーズなら首位争い可能だ。今回は3カ月ぶりになるが、2カ月半ぶりだったききょうSで快勝できており久々でを苦にするタイプではない。先週は古馬相手にウッドコースでスパッと切れており、調整は順調。あとひと追いで走れる態勢となってきそうだ。
カラクレナイ(牝3、栗東・松下)は、2戦目で未勝利戦を勝ち上がり、続く前走の万両賞でも勝利。京都、そして阪神と目下芝1400m戦で2連勝中だ。重賞は初挑戦となるが、楽に抜け出した前走と同じコースなら互角以上の走りがあって驚けない。3カ月ぶりになるが2週前、1週前とウッドコースで好時計をマークしており、仕上がりは万全。
ゴールドケープ(牝3、栗東・荒川)は、重賞初挑戦だった昨年11月のファンタジーSで0秒3差5着。続く500万条件戦を快勝すると、前走阪神JFでは6着に粘り込んだ。パンチに欠く嫌いはあるものの、相手なりに走れる渋太さは世代上位のものがある。マイルだった前走では力むような面を見せており、距離短縮したほうが走りやすそうなだけに侮れない存在だ。中間はポリトラックでバリバリ乗られており、リフレッシュした効果は大きそう。
現在のところ1勝馬は抽選対象だが、そのなかではシグルーン(牝3、栗東・宮)に注目か。新馬戦では、後に重賞2勝を挙げるカデナを封じて勝利。続くアルテミスSでは上位2頭に切れ負けした格好だが、それでも上々の立ち回りから3着に粘った。前走阪神JFは大敗に終わっているが、レース後に骨折が判明しており力を出し切ってのものではない。幸い骨折は軽度だったようで、2月上旬から坂路とコースを併用し、ここまでの調整は順調。巻き返してきそうな雰囲気がある。
■3月11日、中京競馬場で金鯱賞(GII、芝2000m)が行われる。
ヤマカツエース(牡5、栗東・池添兼)は、昨年12月に日程変更前の金鯱賞を制した。続く有馬記念では、前が残る流れのなかメンバー最速の末脚を繰り出し4着に入っており、一段と力を付けているところをアピール。“変則連覇”の可能性は十分だ。ここを念頭に、熱のこもった稽古を消化しており目下万全の仕上がり。今週は流す程度で大丈夫だろう。
サトノノブレス(牡7、栗東・池江)は、ここまで重賞4勝の実績を誇る。金鯱賞では開催時期こそ異なるものの2014年2着、2015年3着、2016年3着。2016年3月には58キロを背負って中日新聞杯を制しており、このコースにおける相性は滅法いい。ちなみに過去3回参戦した金鯱賞、そして昨年の中日新聞杯はすべて“中京開幕初日”。ついでに言えば昨年レコード勝ちした鳴尾記念は阪神開幕初日だった。絶好の馬場コンディションでこそ力を発揮できるタイプということだろう。今回日程変更となった金鯱賞だが、開幕初日の開催は変わらず。チャンスは十分だ。調整は入念で、あとひと追いあれば仕上がってきそう。
ルージュバック(牝5、美浦・大竹)は、中京コース初挑戦になるが東京コースで重賞2勝しており、走りやすそうだ。昨年の毎日王冠ではアンビシャスを撃破しており、力も文句なし。久々を苦にすることもなく、主役争いに加わってくるだろう。牧場で仕上げ、トレセンで微調整といういつも通りのパターンを踏襲。トレセンでの速い時計は3月4日のコース追いのみだが、豪快な伸び脚で3歳未勝利馬を圧倒している。体もすっきり見せており、3カ月半ぶりを感じさせない。
ステファノス(牡6、栗東・藤原英)は、重賞勝ちこそ2014年の富士Sひと鞍のみだが、一昨年の天皇賞・秋で2着、昨秋の天皇賞では3着。香港シャティンのGIでも再三の好走があり、芝2000mで滅法強い。この舞台でしっかり力を出してきそうだ。終い重点に追われた先週の併せ馬では鋭い反応から先着。香港遠征帰りの疲れは癒えたようで、順調に仕上がっている。
■3月12日、中山競馬場で中山牝馬S(GIII、芝1800m)が行われる。
パールコード(牝4、栗東・中内田)は、昨春フローラSで2着後にオークスを自重し成長を促すことを優先。その甲斐あってか、秋は秋華賞で2着、エリザベス女王杯で4着とGIで好走を果たした。重賞は未勝利だが、力量は確か。ハンデ55キロは馬格があるので問題なくこなしそうだし、中山千八は500万特別で後のオークス4着馬ジェラシーを封じた舞台だ。主役視されて当然。2月下旬からは週2ペースでオープン馬と熱のこもったスパーリングを消化しており、いきなり力を出してきそうな態勢だ。
ビッシュ(牝4、美浦・鹿戸)は、昨年のオークスで3着。秋は中山の紫苑Sで2着馬に2馬身半差の快勝を収めており、力量、コース相性ともに申し分ない。休養後の攻め気配も上々だ。ただしハンデ55キロは、やや見込まれた印象。成長が見込めるとは言え、前走時で418キロと華奢な馬だけに、この斤量を克服できるかがカギとなる。
デニムアンドルビー(牝7、栗東・角居)は、3歳時にGIIを2勝。オークスで3着、ジャパンCで2着、宝塚記念で2着とGIでも好走しており、実績では抜けた存在だ。屈腱炎により1年半の休養があり、昨年12月に復帰後は8着、9着、そして16着。往時の力は既に……とも思いたくなるが、復帰戦の金鯱賞では前が塞がるアクシデントがあり、2走前の有馬記念は前残りの流れが向かなかった。そして前走16着はダートに初挑戦し、まったくレースにならなかったフェブラリーS。金鯱賞、有馬記念ではいい脚を使えており、スムーズなレース運びさえ叶えば、大逆襲の可能性十分だ。ハンデ55.5キロも、ポテンシャルから考えれば恵まれた印象。1週前の坂路追いでは自己ベストの4F51秒8を馬なりでマーク。前走でまったく走っていないため、活気十分といったところか。
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