おしらせ
【今週の重賞】[スプリングS]2歳王者サトノアレス 順調[阪神大賞典]サトノダイヤモンド[フラワーC]ディーパワンサ[ファルコンS]ボンセルヴィーソなど
■3月19日、中山競馬場で3着馬までに優先出走権が与えられる皐月賞トライアル・スプリングS(GII、芝1800m)が行われる。
サトノアレス(牡3、美浦・藤沢和)は、夏の札幌で勝ち上がれなかったが、3戦目の未勝利戦をクリアするとそこからベゴニア賞、朝日杯FSと3連勝。前走朝日杯は逃げたボンセルヴィーソが3着に残る緩い流れだったが、それをものともせず4角12番手から差し切ったのだから、ずば抜けた能力の持ち主と言っていい。中山千八は未勝利を勝ち上がったコースで舞台経験があるのも強み。ここを通過点にする走りを見せたい。2月上旬から坂路とウッドコースを併用して入念に乗り込まれており、順調。馬を前において我慢させる稽古をこなしており精神面の進境も見られる。
モンドキャンノ(牡3、栗東・安田)は、デビュー3戦目の京王杯2歳Sで重賞初制覇。続く前走朝日杯FSでは外から伸びて、勝ち馬サトノアレスに半馬身差の2着に入った。上がり3Fはメンバー最速。勝ち馬が外に流れ、進路が塞がるようなシーンがあったことを考えれば力の差はないに等しいか。初となる今回の距離がどうかだが、前走では前に壁がなくても外めで折り合えており、そこから1F延長ならばこなせていいはずだ。1週前の追い切りでは今回初コンビとなる大野騎手が駆け付け、感触を確かめた。いささか余裕を感じる調整過程ではあるが、今週速い時計を出してくれば態勢は整うだろう。
ウインブライト(牡3、美浦・畠山)は、前走中山芝1800mの500万特別・若竹賞で人気に応え2勝目をマークした。道中は外でじっと折り合えており、直線では1頭だけ違う切れ味を見せ付けての快勝ぶりで時計も優秀。重賞は初挑戦だが、同じ中山千八戦ならさっそく首位争いに加わる走りがありそう。中間は放牧に出され、今月1日から速い時計を出す稽古を再開。終いの切れ味はいささか鋭さを欠いているが、もともと稽古ではそこまで目立たないタイプなりに順調ではある。今週しっかり動ければ、問題なく力を出してきそうだ。
アウトライアーズ(牡3、美浦・小島茂)は、中山マイルのひいらぎ賞で快勝。大外を回すロスが大きい競馬ながら別格の切れ味で抜け出しており、上でも即通用の雰囲気がある。未勝利戦の勝ち上がりは中山芝2000mで、今回の距離もなんなくこなしそうだ。3カ月ぶりだが、坂路とコースを併用して乗り込み量は十分。馬体はいくらか余裕残りだが、あとひと追いで仕上がってくるだろう。
エトルディーニュ(牡3、美浦・小桧山)は、500万条件を勝ち上がれず前走の共同通信杯は格上挑戦の形だったが、そつのない立ち回りから2着に食い込んだ。札幌、中山、東京と舞台を問わずここまで掲示板を外していない超堅実派。前々で運べる器用さは中山でこそ、という感もあるし今回も上位進出の可能性は十分だ。この中間は長めからじっくり追われており、体調はすこぶる良さそう。好調持続。
■3月19日、阪神競馬場で阪神大賞典(GII、芝3000m)が行われる。
昨年のグランプリホース・サトノダイヤモンド(牡4、栗東・池江)が、ここから始動する。皐月賞で3着、日本ダービーで2着と昨春のクラシックでは悔しい思いをしたが、秋に菊花賞で大輪を咲かせ、年末の有馬記念では押し切りを図ったキタサンブラックをねじ伏せるようにしてGI2勝利目を挙げた。菊花賞が快勝だったように、距離はまったく問題ないし、相手関係から考えて負けられない一戦になる。当初からここを目標に据えており、調整に狂いなし。2週前はサトノノブレス、1週前はトーセンレーヴと重賞馬を相手にウッドコースでスパーリングをこなし、それぞれ先着で終えている。肉体の張りなども絶好調時と遜色なく、いい状態に仕上がりつつある。
シュヴァルグラン(牡5、栗東・友道)は、昨年のこのレースで重賞を初制覇し続く天皇賞・春で3着。秋にはアルゼンチン共和国杯で2度目の重賞勝ちを果たし、ジャパンCで3着と、長距離ランナーとして確固たる地位を築きつつある。前走有馬記念では勝ち馬サトノダイヤモンドに力の差を見せ付けられたが、ディフェンディング王者としてここは譲れないところだろう。この馬もこのローテで進んでくるのは予定通り。先週は福永騎手が跨り、余力十分のまま3頭併せで最先着。既に万全の状態にあり、今週は流すだけでいい。
タマモベストプレイ(牡7、栗東・南井)は、3歳時にきさらぎ賞勝ちがあるが、古馬となってからは一貫して芝長距離路線を歩んできた。7歳シーズンを迎えても、前走万葉Sを快勝するなど、まだまだ元気一杯。重賞ではワンパンチ足りない感は否めないが、上がりを要するタフなレースになれば4着だった昨年以上の結果があっていい。調子の変動は少ないタイプで、短期放牧明けの帰厩後はさっそくキビキビした走りを披露。先週は栗東Cウッドで7Fから時計を出す意欲的な稽古を敢行し、これでほぼ仕上がったようだ。
■3月20日、中山競馬場でフラワーC(GIII、芝1800m)が行われる。
ディーパワンサ(牝3、栗東・松下)は、新馬戦、中京2歳Sとデビューから2連勝。続くデイリー杯2歳で4着、阪神JFでも4着と世代上位の力を見せている。折り合えるタイプで、コーナーワークも器用にこなす。シンハライト、リラヴァティらを叔母に持つという血統背景も含め、中山芝1800m戦で力をしっかり発揮できそうだ。放牧で肉体がグン成長したようで、帰厩後は攻めが強化されている点に好感。
ファンディーナ(牝3、栗東・高野)は、ここまで2戦2勝。新馬戦は楽に先手を奪って9馬身差V、前走の500万特別は5F64秒1という緩ペースとなったが、好位でしっかり脚を溜めるとゴール前で軽く促されただけで抜け出してみせた。脚力、センスともにハイレベルなものがあり、重賞でも即勝ち負けは可能だろう。母のいとこに凱旋門賞などを勝ち、現在種牡馬として供用されているバゴがいるという血筋だけにまだまだ奥がありそうなのもいい。先週は栗東坂路で4F50秒9(強め)という猛時計を叩き出し、デビューから2戦使われ目下絶好調か。あとは、関東への輸送さえ問題なくこなせば。
■3月18日、中京競馬場でファルコンS(GIII、芝1400m)が行われる。
ボンセルヴィーソ(牡3、栗東・池添学)は、デイリー杯2歳Sでは逃げて勝ち馬にクビ差の2着。続く朝日杯FSでも果敢に主導権を握って進むと、直線で上々の粘り腰を見せて3着に入った。実績十分。中間は以前見せていたような若さを感じさせず、メリハリの効いた稽古を消化できている。先週、今週と栗東ウッドコースで松山騎手が跨り、熱の入った併せ馬をこなした。現時点で申し分のない仕上がりにある。
コウソクストレート(牡3、美浦・中舘)は、新馬戦と500万条件戦を2連勝。いいスピードがあり、流れに乗れるセンスもある。前走のシンザン記念は初の右回りに戸惑った面が大きく、道悪馬場も向かなかったもので14着大敗は参考外としていいだろう。左回りの芝1400m戦という、いちばん走りやすい条件で巻き返したい。休養後、速い時計は1本のみとやや寂しい感はあるが、その稽古で追走先着を果たした。あとひと追いあれば、恥ずかしくない競馬はできそうな態勢に仕上がってくるだろう。
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