【重賞出走馬追い切り】[日経賞]ゴールドアクター[マーチS]コスモカナディアン[毎日杯]サトノアーサーなど

■3月25日に中山競馬場で開催される日経賞（GII、芝2500m）に出走を予定している各馬の最終追い切りが行われた。

ゴールドアクターは、吉田隼騎手を背に美浦ウッドコースで3頭併せ。最後方から2頭を追い、直線では2頭の間に割って入ると仕掛けへ機敏に反応して抜け出し最先着を果たした。ここを目標として順調に調整されており、申し分のない仕上がりにある。

レインボーラインは、3月19日の併せ馬が実質の最終追いで、今週は栗東坂路単走で流す程度に留まった。終いで上々の反応を示し、4F57秒8-1F12秒4（馬なり）をマーク。4カ月ぶりを考えると、仕上げはいささか急ピッチで万全とまでは言い切れないが、恥ずかしくない競馬はできそうな態勢だ。

ディーマジェスティは、美浦ウッドコースで蛯名騎手を背に併せ馬を行った。8馬身ほど先に行く準オープン馬を目標に追われ、直線に入ったあたりから仕掛けられると鋭く伸びて併入に持ち込んでいる。先週、今週と6Fからしっかり負荷を掛ける併せ馬を消化。帰厩以来なかなか良くなってこなかったが、このハードトレ連発で一気に気配が良化したよう。力をフルに出せる状態にある。

■3月26日に中山競馬場で開催されるマーチS（GIII、ダ1800m）に出走を予定している各馬の最終追い切りが行われた。

コスモカナディアンは、阪神遠征から中1週での臨戦となるため、美浦ウッドコースで4Fから反応を見る程度の内容。単走、馬なりで追われ、軽快な動きを披露した。引き続き好調を維持。

メイショウスミトモは、和田騎手を背に栗東ウッドコースで6F79秒台の猛時計を出した先週の併せ馬が実質の最終追い。まとまった休みなく走っており、今回は中3週でまた中山遠征となるが、これだけしっかり負荷を掛けることができるのは体調安定の証と言える。高いレベルでの好調維持。

ピットボスは、黒岩騎手（レースは柴田善騎手）を栗東ウッドコースで併せ馬。序盤は折り合い重視で進み、終いに促されると脚色圧倒で3馬身先に行っていた先行馬と併入を果たした。2カ月半ぶりになるが、キタサンブラックらを相手に内容の濃いスパーリングを再三こなしており、ほぼ万全の状態に仕上がっているようだ。

■3月25日に阪神競馬場で開催される毎日杯（GIII、芝1800m）に出走を予定している各馬の最終追い切りが行われた。

サトノアーサーは、栗東ウッドコースで半マイルからの時計で瞬発力に磨きを掛ける“池江流”の稽古を消化。川田騎手を背にオープン馬トーセンレーヴを目標に進むと、相手が案外動かなかったこともあるが、これをあっさりパスして3馬身の先着を果たした。反応の鋭さは格別のものがあり、前走よりさらに上向いた印象。

ガンサリュートは、北村友騎手を背に栗東坂路を単走で追い切られた。終いだけを伸ばされる内容で、4F54秒8-1F12秒8（馬なり）をマーク。時計は平凡だが、稽古で目立たないこの馬なりには素軽く動けていた。2カ月半ぶりを感じさせない、いい状態にある。

アルアインは、栗東ウッドコースを単走、半マイルからの時計。ラストは手応えに余裕を感じさせながら鋭い切れ味を見せて1F11秒7（強め）をマークしている。中間は併せ馬で負荷を掛けられており、ひと息入っているがしっかり力を出せる状態だろう。

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