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【今週の重賞】[富士S]ダノンスコーピオンvsセリフォス 有力3歳馬の一騎打ちか

10月22日、東京競馬場で第25回・富士S(GII、芝1600m)が開催される。

3歳馬ダノンスコーピオン(牡3、栗東・安田隆)は今回が古馬との初対戦となる。デビューから2連勝して挑んだ3戦目の朝日杯FSでは後のダービー馬ドウデュースから0秒2差の3着に好走。年明け初戦の共同通信杯では状態面が整わず距離も影響したようで7着に敗れたが、マイルに戻った2走前のアーリントンCではレースレコードで完勝した。そして前走・NHKマイルCではマテンロウオリオンとの接戦をクビ制し3歳マイル王に輝いている。決して派手さがあるわけではないが、接戦を勝ち切る勝負強さが持ち味の3歳マイル王が古馬を相手にどこまでやれるか楽しみだ。

同じく3歳馬のセリフォス(牡3、栗東・中内田)は、デビューから一貫して芝1600mを使われてきたマイルのスペシャリスト。2歳時に重賞を2連勝し、朝日杯FSでは2着と善戦。3歳に入ってからの春GI2戦はともに4着に敗退したものの、安田記念は古馬相手に0秒1差と力量は十分。本馬は、新潟2歳Sで上がり最速となる32秒8の末脚を繰り出しているように、ダイワメジャー産駒らしからぬ強力な瞬発力が武器。トップクラスの古馬と対戦し経験を上積みできている点も大きい。ダノンスコーピオンとは3度目の対戦。NHKマイルの借りをここで返したい。

こちらも強力な末脚を持つエアロロノア(牡5、栗東・笹田)にも注目。まだ重賞勝ちはなく掲示板が精一杯だが、7着に敗れた前走の安田記念では最速タイの上がりを駆使し、勝ち馬ソングラインから0秒2差。GIの舞台でも差のない競馬をできており、いつ重賞タイトルに手が届いてもおかしくない実力の持ち主だ。祖母が秋華賞馬エアメサイア、叔父にエアスピネル、大伯父にエアシェイディがいる良血馬でこのメンバーに入っても素質は上位。待望の重賞制覇を目指してさらなる前進を期待したい。

ソウルラッシュ(牡4、栗東・池江)は今年のマイラーズC覇者。5走前にマイルへ距離を縮めてから連勝街道をひた走り、初重賞挑戦のマイラーズCでは出遅れて後方からの競馬となったものの、直線一気の末脚で差し切る力強い勝ちっぷりで4連勝とした。5連勝を狙った前走の安田記念は0秒6差13着に沈んだが、直線で前が壁になって追えない不利があり、不完全燃焼だったと見ていい。スムーズな競馬ができれば巻き返しの余地は十分。初コンビとなる松山騎手の手綱捌きにも期待したい。

この他にも、初重賞制覇に挑むシュリ(牡6、栗東・池江)、関屋記念5着から巻き返しを図るピースワンパラディ(牡6、美浦・大竹)、初めてのマイル挑戦となったポートアイランドSで逃げ切り勝ちのアルサトワ(牡5、栗東・斉藤崇)、毎日杯以来の重賞制覇を狙うピースオブエイト(牡3、栗東・奥村豊)など実績豊富な馬が多数集結した。1着馬にマイルCSへの優先出走権が与えられる重要な一戦を制するのは果たしてどの馬か。

(Text:Nakai)

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