【今週の重賞】[ダービー卿CT]グレーターロンドン　いままさに充実期

■4月1日、中山競馬場でダービー卿CT（GIII、芝1600m）が行われる。

グレーターロンドン（牡5、美浦・大竹）は、蹄葉炎による1年の休養から昨年秋に復帰。以降、4戦を消化し500万、1000万、準オープン、そしてオープン特別と無敗で来ている。休み前の1勝も含めて、ここまで5連勝だ。復帰後はまとまった休みなく走っているものの、馬体を減らしていないように、いままさに充実期にありそう。相手はさらに強くなるが、ハンデ56.5キロなら互角の勝負が可能だ。中間は、終いだけを延ばす軽めの稽古を2本消化。さすがに上積みは強調しづらいが、この馬なりの好調は維持できているか。

グランシルク（牡5、美浦・戸田）は、3歳時のニュージーランドTで後方から33秒7の豪脚を繰り出し2着に食い込んだ。それを含めて中山マイル戦では常に鋭い末脚から上位争いに加わっており、今回も首位争いに加わってきそう。ハンデ55キロは恵まれた印象。2カ月半ぶりだが、先週のウッドコース追いでは圧巻の追走先着を果たしており、申し分のない状態に仕上がっている。

ロジチャリス（牡5、美浦・国枝）は、昨年4月に中山マイルの準オープンで勝ち上がると、続くオープン特別でさっそく勝利し地力強化をアピールした。前走東風Sは、10頭立ての9番枠スタート。7カ月ぶりで太め残りでもあり、楽ではない条件だったが、2着にクビ差の3着と好走した。一瞬の脚が持ち味で、いかにも中山マイル戦向き。ハンデ56キロは妥当な線で、叩かれた上積みを考えれば引き続き上位争いは可能だろう。

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