【地方競馬トピックス】第98期騎手候補生募集／30日は名古屋大賞典！

■3月16日、NAR地方競馬全国協会は、第98期（2017年10月入所）騎手候補生の募集を行うことを発表した。

【募集人員】
12名程度

【応募資格】
（1）中学校を卒業した者で2017年4月1日現在20歳以下の者
（2）体重制限
・2001年10月1日生?2002年4月1日生→体重44.5キロ以下
・2001年4月2日生?2001年9月30日生→体重45.0キロ以下
・2000年10月1日生?2001年4月1日生→体重45.5キロ以下
・2000年4月2日生?2000年9月30日生→体重46.0キロ以下
・1999年10月1日生?2000年4月1日生→体重46.5キロ以下
・1996年4月2日生?1999年9月30日生→体重47.0キロ以下
（3）視力が、両眼とも裸眼で0.6以上の者
（4）色別力・聴力・健康状態ともに、騎手としての業務を行うのに支障がない者
（5）乗馬経験は問わない

【応募手続、受付期間及び提出先】
当協会所定の用紙で、2017年5月1日(月)から同5月31日(水)までの間に、地方競馬教養センターに提出

【試験場】
地方競馬教養センター

【試験期日】
2017年7月25日(火)?27日(木)の2泊3日

【試験科目】
(1)身体
(2)運動機能
(3)面接等

※詳細は第98期騎手候補生 募集案内でご確認下さい（外部に接続されます）。

■3月30日、名古屋競馬場で交流重賞・名古屋大賞典（JpnIII、ダ1900m）が開催される。本競走はJRA所属馬が5頭、迎え撃つ地方所属馬は4頭が出走予定だ。発走は16時20分。

川崎記念を圧勝したオールブラッシュ（牡5、栗東・村山）が中心か。初距離（2100m）に加え、初地方遠征、メンバーレベルも強化と、不安な点はあったものの、終わってみればGI馬サウンドトゥルーの追撃を寄せ付けない颯爽とした逃げ切り勝ちは見事のひと言。昨年の今時分より7戦、本格化なってからは一度も連対をはずしておらず、完全に逃げの型が板についてきたよう。中間稽古で目立った数字は出ていないものの、これといって悪いという点は見受けられない。1頭59キロを背負わされる点はやや気になるが、スムーズに自分のペースに持ち込めればまず好勝負だろう。

ケイティブレイブ（牡4、栗東・目野）は、昨年11月より勝ち星から遠ざかっているものの、交流重賞3勝・GI2着の実績はここでは屈指の存在だ。前走フェブラリーSでも中団後方勢で決まるような流れを、好位追走から渋太く粘り込んでおり（0秒5差6着）、力は非凡。コース経験があるのもいい。なお、23日、26日と三津谷騎手（レースでは福永騎手）を背に、坂路でいい汗を流していて体調は万全。同型オールブラッシュとの兼ね合いがどうなるか見もの。

ドリームキラリ（牡5、栗東・矢作）は、追い切りの動きが絶好。前走勝ちからひと息入ったものの、さらに上向いた印象だ。ただ、現状はハナが絶対条件。行き切れればそうおいそれと止まりはしないが、ここはオールブラッシュ、ケイティブレイブの存在が何とも厄介に。

あとはピオネロ（牡6、栗東・松永幹）と、モルトベーネ（牡5、栗東・松永昌）の2頭。前者は昨夏のダート転向より6戦して2勝、2着2回、3着1回と安定感抜群。自在な脚質も魅力のひとつだ。上がりだけの競馬には向かないが、道中流れて持久力が問われるような形が理想だけに、ここはうってつけの展開が見込めそう。後者は2走前の東海Sでグレンツェントに0秒1差の2着。前走でもピオネロや重賞勝ちのマイネルクロップらを楽々と捻じ伏せており、ここにきての成長が著しい。鞍上も鞍上だけに決して侮れない存在に。劣勢の地方勢はカツゲキキトキト（牡4、名古屋・錦見勇）が地の利を活かしてどこまで……といったところだろう。

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