おしらせ
【今週の重賞】[フローラS]良血フローレスマジック 力を出せる態勢 [マイラーズC]エアスピネル [福島牝馬S]クインズミラーグロなど
■4月23日、東京競馬場で3着馬までに優先出走権が与えられるオークストライアル、フローラS(GII、芝2000m)が行われる。
フローレスマジック(牝3、美浦・木村)は、全姉にラキシス、全兄にサトノアラジンという良血馬。デビュー2戦目で勝ち上がるとアルテミスSでリスグラシューの2着、そして前走クイーンCでアドマイヤミヤビの3着と東京マイルの重賞で好走を続けており、素質の高さをアピールしてきた。2000m戦は初めてになるが、行きたがるタイプではなくジワジワとギアを上げるので、むしろこれぐらいの距離が良さそうだ。中間は放牧に出され、帰厩後は馬なりオンリーの調整。先を見据えており、ある程度余裕を感じさせる調整過程だが、併せた相手を子供扱いしており、雰囲気は悪くない。力は出せそうな態勢。
ディーパワンサ(牝3、栗東・松下)は、デビュー戦、中京2歳Sとデビューから2連勝。その後はデイリー杯2歳S、阪神JFで4着、前走のフラワーCは勝ち馬ファンディーナにこそ1秒差だったが2着馬には0秒2差の6着と、重賞戦線で渋太く走ってきた。叩き2戦目の上昇度、そして2連勝を果たした中京と同じ左回りの東京コースなら、前進は可能だろう。休み明けを使われ体調がグンとアップしたのか、この中間ハードな追い切りを再三こなせているのは好感が持てる。
ホウオウパフューム(牝3、美浦・奥村武)は、昨年11月に未勝利を勝ち上がり、前走の500万特別・寒竹賞が昇級初戦。2カ月弱ぶり、初の中山、そして混合戦と楽なシチュエーションではなかったが、外から豪快な伸び脚で勝ち切ってみせたあたり、器は相当大きそう。これで芝二千は2戦2勝。距離経験も強みで、今回重賞初挑戦でも互角以上の走りに期待できる。当初からオークス一本で、この中間はじっくり休ませ英気を養った。帰厩後はコース、坂路でいい動きを見せておりリフレッシュの効果はかなりありそうだ。
アドマイヤローザ(牝3、栗東・梅田)は、2カ月半ぶりだった前走エルフィンSでは前々で流れに乗る競馬から2着を確保し、昇級でもやれるメドを立てている。祖母アドマイヤグルーヴ、叔父にドゥラメンテという豪華な血統背景。未勝利の勝ち上がりは京都芝2000m戦で
、今回の条件でもやれていい。外傷を負い、チューリップ賞を回避する一頓挫があったが、調教再開後は順調に来ている。岩田騎手を背にした1週前のコース追いでは、いったん差された相手に喰らい付き、盛り返す渋太さを見せた。気配はグンと良くなっている。
■4月23日、京都競馬場でマイラーズC(GII、芝1600m)が行われる。
エアスピネル(牡4、栗東・笹田)は、2走前に京都金杯で勝利。自分から動いていく正攻法から、1.5キロ軽いブラックスピネルの追撃を凌ぎ切った内容は高く評価できるものだった。前走東京新聞杯ではブラックスピネルらの後塵を拝する格好で3着に敗れたが、前半5F通過62秒2という超スローペースが向かなかったもの。京都金杯、デイリー杯2歳Sと2勝を挙げている京都マイルが舞台なら、即反撃が可能だろう。リフレッシュ放牧を挟み、3月下旬から意欲的に追われており気配は上昇中。先週は坂路調教で終いに軽快な伸びを見せており、あとひと追いでいい状態に仕上がってきそうだ。
ブラックスピネル(牡4、栗東・音無)は、2走前の京都金杯でハナ差の2着、そして前走東京新聞杯で重賞初制覇を成し遂げた。早くから素質の高さを見せ付ける走りを続けてきた馬だが、ここへ来て地力をグンと増してきた印象だ。近2走から、やはり距離はマイルがベスト。京都コースとの相性も抜群とあって、重賞連勝のチャンスは十分と言える。今回は2カ月半ぶり。先週の坂路調教では馬場が悪かったにせよ、終い1F14秒7を要しておりまだ仕上がり途上といった雰囲気だった。今週どこまで変化した姿を見せることができるかに注目。
イスラボニータ(牡6、美浦・栗田博)は、前々で流れに乗れる取り口を武器にマイル前後で安定して走っている。昨秋のマイルCSでアタマ差の2着。同舞台でのGIIなら、当然勝ち負けに絡んできていいだろう。昨年暮れの阪神C(2着)以来、今回が4カ月ぶりになるが、ここを目標に逆算した調整は順調に進んでいる。3月下旬に長めから追われる稽古をこなし、心肺機能の調整は万全。2週前、1週前は半マイルから瞬発力に磨きを掛ける調整へ切り替えており、復帰戦へひとつひとつメニューをクリアできているようだ。万全の態勢が整いつつある。
ダッシングブレイズ(牡5、栗東・吉村)は、6カ月半ぶりだった前走の洛陽Sを快勝。素質馬がしっかり立ち直った姿を見せた。ひと息入れ、ここを目標に調整。浜中騎手が跨った1週前追いでは、豪快な追走先着を決めており状態は確実に前走以上だ。
■4月22日、福島競馬場で福島牝馬S(GIII、芝1800m)が行われる。
クインズミラーグロ(牝5、美浦・和田道)は、3歳時に紫苑S勝ちの実績。その後1000万条件まで降級したが、昨年後半に2勝を挙げ条件クラスに別れを告げると、今年に入って愛知杯で3着、中山牝馬Sで3着と力を付けているところをアピールした。今回は別定戦でハンデの恩恵はないが、充実一途の今なら苦にしないだろう。昨年もこのレースに臨んでおり、出遅れながら5着。コース相性も悪くなく、初重賞制覇のチャンスと言える。1週前追いは全体の数字こそ目立たないが、フットワークは切れに切れており、直線では自ら加速し1F11秒台をマークした。さらに上昇を果たした印象。
フロンテアクイーン(牝4、美浦・国枝)は、クイーンCで2着、フローラSで4着、オークスで6着と同世代相手に上位の走りを続けた。今期始動戦だった2走前の準オープンをあっさり勝ち、前走中山牝馬Sは着順こそ8着だったものの、道中力みっぱなしで、それでも勝ち馬に0秒3差なら改めてこのクラスでやれるメドを立てたと言っていい。落ち着いて臨めれば上位進出は濃厚か。中間はコース追いで終いをしっかり伸ばす稽古を消化。上積みは見込めるし、精神面もいい状況のようだ。
ロッカフラベイビー(牝5、美浦・鹿戸)は、前走1000万条件戦が4カ月ぶりの一戦。プラス12キロだったが太くは感じさせず、逞しくなった馬体で臨んで後続を3馬身以上突き放しての勝利を収めている。サクラバクシンオー、アルフレード、ミッキークイーンらの名が連なるサクラハゴロモ一族の良血馬が一気に素質を開花させた感があり、今回格上挑戦の形になるがこの相手関係なら十分太刀打ちできそう。中間はプール調整メインで、先週のウッドコース追いが初時計。数字は平凡だが、柔らかみのあるフットワークを繰り出しており久々好走の反動はなく、高いレベルでの好調維持。
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