おしらせ
【今週の重賞】[天皇賞・春]激突!キタサンブラックvsサトノダイヤモンド [青葉賞]アドミラブル 快勝続きの反動なし
■4月30日、京都競馬場で天皇賞・春(GI、芝3200m)が行われる。
キタサンブラック(牡5、栗東・清水久)は、昨年このレースを逃げ切って勝利している。昨年秋はジャパンCも逃げ切り勝ち、有馬記念はサトノダイヤモンドの前にクビ差敗れたが別馬に道中絡まれた不利があり、斤量は相手が2キロ軽かった。昨年勝っているという経験値の差、そして今回は斤量がタイとなる。GIへ昇格した大阪杯で初代王者に輝いた勢いもあり、リベンジを果たしたいところだ。中間はGI快勝から中3週とあって、そこまでハードに追われていないが仕掛けにはしっかり反応できており、高いレベルでの好調維持と見ていい。
サトノダイヤモンド(牡4、栗東・池江)は、昨年日本ダービーでハナ差の2着。秋からは神戸新聞杯、菊花賞、有馬記念、阪神大賞典とGI2つを含みここまで破竹の4連勝で来ている。キタサンブラックは2走前の有馬記念で撃破。休み明けの前走は、序盤に若干リズムを崩すシーンこそあったものの最後は余力十分に抜け出す強さを見せた。まさに磐石の態勢と言え、キタサンを返り討ちにする可能性は十分ありそう。常に稽古では良く見せるタイプではあるが、それを差し引いてもこの中間は気迫面、そして瞬発力が更に研ぎ澄まされてきたようだ。仕掛けられると重心をグッと低くし、オープン馬を力強くパスするという稽古内容を連発。文句なしの仕上がりにある。
シャケトラ(牡4、栗東・角居)は、昨年6月に未勝利戦を勝ちデビュー。そこから長足の進歩を見せ、重賞初挑戦の日経新春杯で2着、続く前走日経賞で重賞制覇を成し遂げた。その前走は出遅れた上に、ペースはスローと展開も向かなかったが直線でねじ伏せるように先行勢を差し切る、強い内容。まだ伸びシロは十分にありそうで、初のGI挑戦、初の斤量58キロでも上位争いに加わってくるだろう。中間は緩めることなくフルーキーらオープン馬と入念にスパーを消化。前走時もいいデキだったが、さらに上昇か。
ゴールドアクター(牡6、美浦・中川)は、一昨年の有馬記念を制し、昨年の有馬記念ではキタサン、サトノに0秒1差の3着。地力に関してはいまなお屈指のものがある。昨年のこのレースでは1番人気に支持されるも、極端にイレ込んでしまい力を発揮せぬまま12着に沈んだ。3歳時の菊花賞では3着に入っており、関西への輸送全般が苦になるとは考えにくく、木曜に輸送した日程が合わなかったか。今年は金曜輸送で臨むとのことで、昨年の轍を踏む可能性は低そうだ。中間は新パートナー横山典騎手を背に、好タイムを連発。5着に終わった前走時から大きく上積んでいる。
シュヴァルグラン(牡5、栗東・友道)は、昨年阪神大賞典を制し、このレースでは0秒2差の3着。長丁場での実績は申し分ない。前走は今年3月の阪神大賞典で、そこではサトノダイヤモンドに水をあけられての2着に終わっているが早めに抜け出す正攻法に出て、ゴール前では勝ち馬のいい目標になった面があった。流れが違えば肉薄するシーンはあってよかっただろう。昨年秋にはジャパンCで3着、有馬記念で6着と大舞台で渋太く走っており、強敵に揉まれた経験を強みとして昨年以上の成績を目指す。中間は在厩で調整され、攻めでの負荷は昨年以上。1週前追いでは自己ベストに並ぶ栗東Cウッド6F79秒5(一杯)をマークしており、仕上がりに抜かりはない。
■4月29日、東京競馬場で2着馬までに優先出走権が与えられる日本ダービートライアル、青葉賞(GII、芝2400m)が行われる。
アドミラブル(牡3、栗東・音無)は、昨年9月のデビュー後、ノドの手術を経て今年3月に阪神芝千八の未勝利戦で復帰。そこでは同日の古馬オープン特別以上の走破時計で勝ち切り、続く阪神芝2400mの500万特別は3馬身差の圧勝を収めた。牝系にリンカーン、ヴィクトリーらがいる良血の大物が軌道に乗ってきており、3連勝で一気に祭典の主役候補に名乗りを上げるか。中3週での関東遠征となるため、この中間の速い時計は終い重点の1本のみだが、そこでは気迫満点の鋭い伸びを見せており、快勝続きの反動は感じられない。勢い持続。
ベストアプローチ(牡3、栗東・藤原英)は、京都2歳Sで0秒4差の3着、弥生賞で0秒3差の4着と戦歴は濃い。序盤に折り合え、終いにしっかり弾けることができるのが持ち味で、2走前のセントポーリア賞では3F33秒2といい末脚を繰り出している。今回の条件はいかにもフィットしそうだし、関東遠征は今回で3度目となり慣れも見込める。形の上では格上挑戦となるが、勝ち負けに加わってきていい存在だ。中7週とひと息入っているが、先週は古馬オープン相手に追走先着を果たし、攻め気配は申し分ない。力を出せる状態だ。
トリコロールブルー(牡3、美浦・友道)は、中京芝2000mの新馬戦勝ち。2勝目は東京芝2000mの500万特別・フリージア賞で、左回りは得意だ。前走スプリングSは出遅れ、大外を回らされる展開になりながら最速の上がりを使って0秒3差の5着に押し上げており、脚力も確か。半兄に青葉賞2着のワールドインパクト、父ステイゴールドなら2400mへの距離延長はプラスに働くはずで、上位進出の可能性は高そう。2週続けてウッドコースで終いをしっかり伸ばすなど、この中間攻めが強化されており、状態アップは確実。
・[速報]【リーディング情報】初GI勝ち松山騎手 勢いに乗れるか(UMAJINニュース 2017/04/16)
■[お友だち3万5000人突破!]UMAJIN.net LINE@公式アカウント【限定無料配信】
■【重要】登録ができない、メールが届かない会員様へ
▽【関連リンク】
★★★さらに快適に! 無料の【UMAJINアプリ】Android版&iOS版 最新バージョン配信中!★★★
■驚異の新指数【WINDEX】土曜・福島3Rで3連単9万4680円をズバリ!
■海外競馬はUMAJIN.netにお任せ! 「海外競馬」ページはコチラから!