【クイーンエリザベス2世C/平松さとし現地レポ2】ネオリアリズムV　モレイラの手腕光る

香港、シャティン競馬場で行なわれたクイーンエリザベス二世盃（GI、芝2000m）は見事に日本のネオリアリズム（牡6歳、美浦・堀宣行厩舎）が勝利した。

現地時間4時35分にゲートが開くと、まずザユナイテッドステイツがハナを奪った。パキスタンスターとブレイジングスピードが2番手並びでワーザーはその後ろ。ネオリアリズムはさらに後ろで後ろから3番手を進んだ。

あまりに遅い流れに3コーナーではJ・モレイラがネオリアリズムを動かして一気に先頭に立つ。そこからもグングン加速し、後続勢は完全に踏み遅れる格好。ゴール前ではパキスタンスターやワーザーが追い上げてきたものの、ラスト2ハロン22秒41で上がられては追いつけない。「スプリント勝負では分が悪いと思い、早目に動かした」というモレイラの見事な手綱捌きが日本馬を勝利に導いた。勝ち時計は2分04秒59で2着がパキスタンスター。（取材：平松さとし）

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