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【重賞出走馬追い切り】[日本ダービー]アドミラブル、アルアイン[目黒記念]ヴォルシェーブなど

■5月28日に東京競馬場で開催される日本ダービー(GI、芝2400m)に出走を予定している各馬の最終追い切りが行われた。

アドミラブルは、M.デムーロ騎手を背に栗東坂路で目黒記念に出走するレコンダイトとの最終スパーリングを行った。テンから体を並べたが、歴戦の古馬相手にまったく怯むようなところはなく、手応えたっぷりに進んでいく。そのまま直線に入り、ゴーサインが出たラスト1Fで急加速。懸命に追われる相手を置き去りにし、余力を残して1馬身半差の先着を果たした。時計は4F52秒9-1F12秒5(強め)と、序盤はリズム重視だったことを考えれば上々のもの。中3週の競馬が続くが、先週、今週と騎手騎乗の併せ馬をこなせており、疲れは感じさせない。ますます上昇している。

アルアインは、先週7Fからという意欲的なメニューを消化するなど、皐月賞をレコード勝ちした反動はなかったようで中間の調整は順調。今週は栗東ウッドコース4Fからの時計という“池江流”の最終調整に臨んだ。松山騎手を背に準オープン馬を目標にして進むと、絶好の手応えで追い詰め最後は半馬身抜け出しての先着フィニッシュを果たしている。先週負荷をしっかり掛けたのが奏功したようで、気合い乗りは申し分なし。高いレベルで安定と見ていい。

ペルシアンナイトは、水口騎手(レースは戸崎騎手)を背に栗東ウッドコース4Fからの時計。4馬身先行した500万条件馬をアオり、最後はなんなくパスして1馬身の先着フィニッシュに持ち込んでいる。ひと息入っていた前走で好走した反動か、ダメージが抜けるのに若干時間を要したようだが、先週強い負荷の稽古をこなせたように現状はしっかり回復したよう。悪くない状態にある。

ダンビュライトアメリカズカップの2頭は、栗東坂路で最終スパーリングを敢行した。松若騎手を背にしたアメリカズが先行し、武豊騎手騎乗のダンビュライトが1馬身ほど後ろから追う形。直線で体を並べると内に進路を取ったダンビュライトが手応え優勢で半馬身先着を果たした。時計はダンビュライトが4F52秒6(馬なり)、アメリカズカップが同52秒8(強め)。ダンビュライトは稽古では目立たないタイプなりに先週、今週と好タイムを連発できており高いレベルで安定だろう。今週の稽古では見劣ったアメリカズカップだが、ひと息入っていた前走時よりは動きに切れを増しており、一定の上積みは見込める。

レイデオロは、美浦へ駆け付けたC.ルメール騎手が跨りウッドコースで3頭併せ。オープン馬レッドレイヴン、準オープン馬シャドウチェイサーの2頭を最後方からマイペースを保って追走した。直線では最内に潜り込み、馬なりのままジワジワと差を詰めるとそれぞれと併入を果たしている。先週、今週とコースでの併せ馬で軽快な動きを見せており、馬体もすっきり。ぶっつけだった前走時からは大幅に良化。

スワーヴリチャードは、先週四位騎手が騎乗した併せ馬でしっかり負荷を掛けられており、これが実質の最終追い。今週は栗東ウッドコースで終いだけ伸ばされる内容となった。道中はオープン馬レッドソロモンに1馬身ほど先行する形となり、折り合い重視で進む。直線入り口で他厩舎の併せ馬が絡んで5頭併走のような格好となったが、エキサイトするような場面はなく落ち着いていたのは好感。結局最後まで余力を十分保ち、懸命に追われるレッドソロモンにクビ差先着を果たした。精神面でかなりいい状態にありそうで、前走からの上積みは大きい。

カデナは、栗東ウッドコースで3歳未勝利馬を相手に併せ馬を行った。序盤からある程度出していき、早々に取り付いて併走状態に。ラスト1Fあたりから鞍上が仕掛けると余力を残してスッと抜け出し、1馬身の先着フィニッシュを果たしている。これまで坂路オンリーで仕上げられていたが、この中間はコース追いを導入。馬体がしっかりしてきた証で、負荷強化は好材料。前走時もいい仕上がりだったが、さらに上昇か。

サトノアーサーは、先週7Fからの時計を出した併せ馬で心肺機能の鍛錬はほぼ完了。今週は栗東ウッドコースで4Fから瞬発力に磨きを掛ける最終調整に臨んだ。川田騎手を背にオープン馬トーセンレーヴを目標に置き、軽く促されただけでスパッと抜き去る絶好の動きを披露。毎日杯から中8週と余裕を持たせたローテーションで来ており、着実に良化している。

ダイワキャグニーは、美浦坂路で古馬オープンのダイワリベラルと汗を流し、4F53秒4-1F12秒7(馬なり)をマーク。これまでは菊沢師自らが稽古をつけることが多かったが、今回は相手側に跨り、本馬の反応を間近で確かめるような調整となった。馬も馬でその期待に応えるかのように、ラストまでしっかり脚を伸ばし切っての併入フィニッシュ。走る気が漲っている印象ながらも、変に気負ってはおらず、特にこれといって注文をつける点は見当らない。ここ目標にきっちり仕上がったと判断していいだろう。

クリンチャーは、藤岡佑騎手を背に栗東坂路を単走で追われ、上がり重点にダイナミックな脚捌きを披露。4F54秒8-1F12秒2(強め)を計時し最終調整を終えている。まだまだ体に緩い点が見受けられ、追い出した際にフラついてしまう点も相変わらずだが、稽古をこなすごとに、また、実戦で走るごとに着実に動きが良化してきていることも確か。成長待ちの部分は多分にあるが、力非凡は間違いないところで、現状持ち得る能力はしっかり発揮できそうな雰囲気だ。

■5月28日、東京競馬場で目黒記念(GII、芝2500m)に出走を予定している各馬の最終追い切りが行われた。

ヴォルシェーブは、栗東坂路で併せて4F53秒9-1F12秒9(強め)を計時。稽古駆けする相手ゆえ1馬身半ほどの遅れをとったが、動きそのものは前回より格段に良化した印象で、ラストまでブレることなくキッチリ脚を伸ばし切った。この中間しっかりやれていたし、引き上げてきたあともテンションが荒ぶることなく至って平常。実にいい雰囲気にある。約5カ月ぶりを1度叩き、順当に上向いているといっていいだろう。

モンドインテロは、美浦ウッドコースで古馬オープン・アルタイルを追走。道中で6馬身近くあった差をみるみるうちに縮め直線に向くが、少し気の荒い面を出してしまい、僅かに届かずのフィニッシュとなった。タイムも5F68秒9-4F53秒8-1F13秒4(馬なり)と、そう目立つものでもない。ただ、脚取りは軽快で、息持ちもしっかり。2カ月半ぶりだった大阪杯よりは確実に動いてきそうな印象だ。

クリプトグラムは、福永騎手を背に栗東ウッドコースで障害オープンのルペールノエルと併せられ、6F81秒2-4F51秒4-1F11秒7(馬なり)をマークしている。道中は10馬身近くを追いかける形で、馬なりながらも1Fごとにグンとスピードに乗り、ジワジワと接近。直線では内に舵を切り馬体を併せてきっちり併入フィニッシュに持ち込んだ。これだけを見れば上々の域のように思えるが、ここは1年ぶりの復帰戦。実戦に行って同じように動けるかの懸念はある。

レコンダイトは、ダービー出走のアドミラブルとともに栗東坂路で最終リハーサル。道中体を並べる形から、終盤いったんは差を広げられるも、ラストまで渋太く脚を伸ばし切り2馬身遅れで何とか踏みとどまった。タイムは一杯に叩かれ4F53秒2-1F12秒9。前走時の直前稽古より数字は劣るが、それほど悪い印象はない。力は出し切れるだけのレベルにあると考えていいだろう。

メイショウカドマツは、栗東坂路で古馬1000万下を5馬身追う内容。序盤から積極的に攻めて行き、みるみるうちにその差を縮めると、やや強めに促された直線では、スパッと切れて1F12秒1。逆に6馬身突き放す圧巻の動きで最終調整を終えている。約1年半ぶりを1度叩かれ動きは前回とは雲泥の差。今回はいいパフォーマンスに期待が持てそう。

アルターは、美浦ウッドコースで古馬オープンのアジュールローズとスパーリングを行った。タイムは一杯に追われ5F69秒2-4F52秒7-1F13秒0。さして目立つ数字ではないが、前回より脚取り、馬体ともにシャキッとしており、この馬なりに順調の様子。

カフジプリンスは、朝の早めの時間帯に栗東坂路で追い切られ、4F53秒4-1F12秒5(一杯)を叩き出した。道中ビタリと折り合い、促されてからの迫力もなかなかのもの。後ろから追ってきた古馬1000万下を抜かせず、2馬身ほどの差をつけてのフィニッシュとなっている。前回過去最重量となる528キロと大幅に増えていた体は随分とスッキリした印象で、前進は必至の状況。期待してみていいのではないか。

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