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【今週の重賞】[宝塚記念]キタサンブラック春古馬3冠なるか!?

■6月25日、阪神競馬場でJRAの上半期を締めくくるグランプリレース・宝塚記念(GI、芝2200m)が行われる。

キタサンブラック(牡5、栗東・清水久)は、本年GIに昇格した大阪杯の初代王者となり、前走の天皇賞・春をレコード勝ち。史上4頭目の春盾連覇を達成するとともに、ボーナス2億円が付与される春の古馬3冠に王手をかけた。走るごとにパワーアップを果たしているのはもちろんのこと、ペースの緩急を問わない安定した先行脚質が磐石のものとなってきており、横綱相撲との表現がこれほどしっくりいく走りをする馬も珍しいだろう。当然、昨年3着だったこのレースを勝ち、問答無用の国内最強馬としてフランスに飛び立ちたいところ。なお、タフな内容となった前走からしっかり回復はできているようで、この中間の攻めはいつも通り順調。先週は栗東ウッドコースで黒岩騎手(レースは武豊騎手)を背に序盤から軽快な行きっぷりを見せると、直線では大きく先行させていた相手馬2頭の外へ持ち出し併入している。ラストは敢えて抜かさずセーブした印象だったが、それでも6F全体で79秒1(馬なり)の猛時計。もはや遮るものは何もないか。

シュヴァルグラン(牡5、栗東・友道)は、昨年GIIを2勝し、ジャパンCで3着。前走の天皇賞・春(2着)ではキタサンブラック、サトノダイヤモンドのあいだに割って入ったように、すでに超一線級とも互角以上にやれるだけの力が備わっていると考えていいだろう。直線で不利を被り不本意な結果(9着)に終わってしまった昨年の鬱憤を晴らし、念願のGIタイトル奪取なるかどうか注目される。なお、この中間はハードな稽古内容を消化。2週前、そして1週前と栗東ウッドコースで7Fから時計を出し、最後までビシッと負荷を掛けられた。攻めに攻めた調整で、すでに馬は極限にまで研ぎ澄まされた状態。打倒キタサンへ向け意欲まんまんといった雰囲気だ。

サトノクラウン(牡5、美浦・堀)は、昨年末の香港ヴァーズで世界トップレベルのハイランドリールを撃破し、見事GI馬となった。3歳クラシックの最右翼に推されていた時期もあったように、力は非凡も非凡。今期もダービー馬マカヒキを負かし京都記念連覇を成し遂げるなど、一時期の低迷からは完全に脱却し、馬は完成期へと近づきつつあるようだ。なお、1週前稽古では美浦ウッドで古馬1000万馬に遅れをとったが、しっかり負荷がかかって5F68秒7-4F52秒9-1F12秒6(一杯)と中身は悪くない。今週追いの1本できっちり仕上げてくるだろう。ただ、前走の大阪杯6着敗退からも分かるように、パンパンの良馬場で瞬発力勝負になってしまうと分が悪いうえ、そもそもが直線の短い内回りは不向きの印象。開催最終週の馬場はプラスへ働くにしても、ここもコース適性の差が出てしまう可能性はある。その点どう克服するか。また、昨年時は前日に輸送しイレ込んでしまった経緯があるだけに、今回はどんな臨戦を組んでくるだろう。そのあたりにも注目したい。

シャケトラ(牡4、栗東・角居)は、1年前の6月12日に未勝利戦を勝ってデビュー。そこから一気に出世の階段を駆け上がり、重賞初挑戦だった今年1月の日経新春杯でタイム差なしの2着、3月の日経賞でゴールドアクター、ディーマジェスティを破り重賞制覇を成し遂げた。やれといってやれる芸当でないのは明らかで、秘める能力はここでも何ら見劣るものではない。前走の天皇賞・春こそ9着に敗れたものの、出遅れたうえに序盤押さえが効かず、また、レコード決着となるタフな流れに面食らったような印象だっただけに、力不足というよりはキャリア不足が祟ったと見るべきだろう。当然それを糧とし、2度目のGI挑戦となるここで大幅上昇を目論む。この中間は6月4日から速い時計を出し始め、順調に調教メニューを消化。先週はC.ルメール騎手を背に栗東ウッドコースで3頭併せを行い、馬なり・併入という通常モードではなく、終いグイグイと追って(最先着)、いつになく意欲的な攻めが課された。こちらも“打倒キタサン”へ燃えているよう。

ゴールドアクター(牡6、美浦・中川)は、一昨年の有馬記念覇者。昨年はGIIで2勝、ジャパンCで4着、有馬記念で3着とグランプリホースとしての貫禄を一応は示している。ただ、今期は日経賞で久方ぶりにGI以外で馬券圏外に落ち、天皇賞・春でもキタサンブラックに1秒1差の完敗と、どうもリズムが悪い。2度目の手綱となる横山典騎手、崩れ知らずの2200mという距離、および初となる阪神コースに活路を求め、何とか復活を期したいところだろう。幸い馬は前走で力を出し切っていなかったせいか、余力がありこの中間は充実した稽古をこなすことができている。5月下旬から時計を出し始め、以来毎週併せ馬を消化。2週前は宮崎騎手、先週は横山典騎手が跨り、絶頂期に遜色ないような気迫十分の伸び脚を見せた。青鹿毛の馬体はムダ肉なくきっちり引き締まっており、調整に余念はないよう。この馬本来のパフォーマンスが期待できるのでは。

ミッキークイーン(牝5、栗東・池江)は、昨年の有馬記念5着馬。4着ヤマカツエース(現重賞5勝、大阪杯3着)に0秒1差、前述シュヴァルグランには先着を果たしており、強豪牡馬らを相手に回しても遜色なくやれることは実証済みだ。加えて今回は6戦3勝2着3回と、崩れ知らずの阪神コースが舞台。内回りコースにも対応可能なだけに、紅一点の立場とはいえ決して侮ることはできないだろう。15日の追い切りでは、ウッドで僚馬2頭と汗を流し、抜群の伸び脚を披露。終いまできっちり負荷をかけられ6F82秒3、4Fは53秒2。ラスト1Fは11秒2を叩き出し、4馬身ほどの先着と、まずもって文句のない調整だ。昨年のマリアライトに続く2年連続牝馬制覇へ、期待が高まる。

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