【今週の新馬戦・注目馬】兄はダノンレジェンド　良血ミッキーマインドが中京で初陣！

■7月8日、福島競馬第5R・メイクデビュー福島（新馬、芝1200m）でテルキーネス（牝2、美浦・田中清）が、デビュー戦に臨む。父はキングジョージVI＆QESを圧勝したノヴェリストで、今年の2歳世代がファーストクロップ。先月さっそく産駒ヴァイザーが初勝利を挙げている。曾祖母ハッピートレイルズからはシンコウラブリイ（マイルCSなど重賞6勝）、キングストレイル（セントライト記念など重賞2勝）、チェッキーノ（フローラS勝ち、オークスで2着）など数々の活躍馬が送り出されているという、名家の一員だ。「気のいいタイプでスピードがある、いかにも新馬戦向き」と関係者は評している。先週は芝コースで、今週は坂路で軽快に動いており、仕上がりは万全だろう。エスコートするのは大野騎手。

▽【テルキーネス】
父ノヴェリスト
母レディベローナ
母父サンデーサイレンス
▽【UMAJIN POG】
地獄モード　0名
指名コスト【100】

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■同じく8日の中京競馬第5R・メイクデビュー中京（新馬、芝1600m）で初陣を迎えるのが、ロードマドリード（牡2、栗東・角居）。父がディープインパクトで、母は2005年のカルティエ賞最優秀2歳牝馬ランプルスティルトスキン（Rumplestiltskin）や、日本でリアルスティール（ドバイターフ勝ち）・プロディガルサン兄弟を産んだラヴズオンリーミーの半妹にあたるキャサリンオブアラゴンという血統構成だ。祖母モネヴァッシア（Monevassia）は世界的大種牡馬キングマンボ（Kingmambo）の全妹となり、当然そのうしろにはGI10勝、1987・1988年のエクリプス賞最優秀芝牝馬である名牝ミエスク（Miesque）の名がある。稽古で特にこれといったタイムを叩き出しているわけではないが、動きそのものは実にダイナミックで、落ち着き十分。先週、先々週とM.デムーロ騎手が跨って感触を確かめており、まず不安ない状態で本番を迎えられそう。どんな走りを見せるか非常に楽しみだ。

また、このレースにはミッキーマインド（牡2、栗東・音無）もエントリーしている。こちらもディープインパクト産駒で、半兄にはJpnI・JBCスプリント勝ちなど、9つの重賞タイトルを掴んだダノンレジェンドがいる良血馬だ。父ディープ×母父ストームキャットといえば、ダービー馬キズナや桜花賞を勝ったアユサン、ドバイターフを制したリアルスティールにラキシス＆サトノアラジン姉弟などを輩出し、一時期のトレンドとなった組み合わせ。まさにPOG向きの1頭と言えよう。動きにはハツラツさがあり、先月末の栗東坂路では一杯に追われ、4F51秒7-1F13秒0を叩き出したほか、最終追いも下の悪い坂路で4F52秒4-1F12秒8をマークするほど。この馬も初戦からきっちり走ってきそうな雰囲気にある。鞍上は福永騎手だ。

▽【ロードマドリード】
父ディープインパクト
母キャサリンオブアラゴン
母父Holy Roman Emperor
▽【UMAJIN POG】
地獄モード　49名
指名コスト【73】

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▽【ミッキーマインド】
父ディープインパクト
母マイグッドネス
母父Storm Cat
▽【UMAJIN POG】
地獄モード　17名
指名コスト【100】

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■同じく8日の中京競馬第6R・メイクデビュー中京（新馬、ダ1400m）では、レディバード（牝2、栗東・小崎）に注目。父はGI級6勝を含む地方交流重賞で19勝を挙げたスマートファルコンで、半姉には今年3月の交流重賞・エンプレス杯を制したワンミリオンス。また、叔父には2012年のフェブラリーS覇者テスタマッタがいる非常にダート色豊かな血統構成だ。先月30日のウッド追いではM.デムーロ騎手が跨り3歳未勝利馬と併せられたが、6F84秒1-4F51秒7-1F12秒3（一杯）を叩き出し、6馬身ほど前を行っていた相手を楽々とキャッチアップする好内容。5日の最終追いも坂路で素軽い走りを見せており、ここまで至って順調のようだ。初戦からいい走りに期待が持てるはず。

▽【レディバード】
父スマートファルコン
母シーズインポッシブル
母父Yankee Victor
▽【UMAJIN POG】
地獄モード　1名
指名コスト【85】

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■同じく8日の函館競馬第5R・メイクデビュー函館（新馬、芝1200m）には、ホワイトサクセス（牝2、栗東・鮫島）が出陣。米国産馬で、父ストーミーアトランティック（その父ストームキャット）は、これまで北米で3頭のGI馬を送り出している。母のいとこにJRAで重賞2勝のアルビアーノ。祖母の半兄と半妹がそれぞれ米のGI馬で、4代母アルセアは北米最優秀2歳牝馬に輝き、仔にヤマニンパラダイス（阪神3歳牝馬勝ち）がいるという世界的良血と言える一族の一員だ。「いずれ距離は延びても対応できそうだが、気性が前向きでゲートも速く、この距離で」と、関係者は芝千二戦でのデビューに自信があるよう。今週は気難しさを見せたか、追われてズブかったが馬体はしっかり仕上がっており、状態は悪くなさそう。鞍上は藤岡康騎手が務める。

このレースではロードネプチューン（牡2、美浦・高柳）も、吉田隼騎手でデビュー戦に臨む。父はロードカナロアの半兄で、中央6勝のロードバリオス。牝系を見ると現役時代は農林省賞典（現・皐月賞）とオークスを勝ち、繁殖入りしてからダービー馬オートキツ、有馬記念などGIを2勝のオンワードゼアらを送り出した顕彰馬トキツカゼが5代母におり、伯父に中央で5勝、2000m前後の重賞で常連として活躍したサンライズシャークがいる。今週の併せ馬で見劣ったように、いささか気合い不足な面は否めないが、調教量そのものはこなしている。仕上がりは悪くない。

▽【ホワイトサクセス】
父Stormy Atlantic
母Amazon Lily
母父Unbridled’s Song
▽【UMAJIN POG】
地獄モード　24名
指名コスト【19】

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▽【ロードネプチューン】
父ロードバリオス
母トミーラヴ
母父フジキセキ
▽【UMAJIN POG】
地獄モード　4名
指名コスト【60】

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■同じく8日の函館競馬第6R・メイクデビュー函館（新馬、ダ1000m）には、ドナキンバリー（牝2、美浦・畠山）が出陣。父タートルボウルは、この2歳世代がセカンドクロップで、初年度産駒だった現3歳のアンジュジョリーが3歳牝馬南関No.1決定戦・東京プリンセス賞を制している。なおタートルボウルは先月の種付け後に急死しており、その産駒は5世代だけが残されることとなった。母は中央で3勝、伯母カネトシデイザィアは桜花賞、秋華賞でそれぞれ4着。牝系を遡ると、母のいとこに仏2000ギニー勝ち馬レミグロンがいるという血統背景だ。函館に直接入って乗り込まれており、今週は新馬を相手に脚色圧倒で先着。上々の仕上がりだろう。鞍上は菱田騎手。

▽【ドナキンバリー】
父タートルボウル
母アズライト
母父アグネスタキオン
▽【UMAJIN POG】
地獄モード　1名
指名コスト【37】

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■7月9日の福島競馬第5R・メイクデビュー福島（新馬、芝1800m）にはグランデウィーク（牡2、美浦・畠山）が、鞍上戸崎騎手でデビュー戦を迎える。いとこに、すみれS勝ちなどここまで中央5勝のスピリッツミノル。「大型で脚が長く、距離はあったほうがいいタイプ。馬格の割りには素軽さがあって、初戦から期待できる」と、関係者の評価は高い。追われて頭が高くなるなど若さを見せつつも、先週、今週とオープン馬マイネルクロップを相手に追い比べで先着を果たしており、脚力は相当のレベルにありそう。

このレースではトーセンエアリー（牝2、美浦・池上）も、石橋騎手でデビュー戦に臨む。父はこの2歳世代がセカンドクロップとなるトーセンホマレボシ、大叔父に菊花賞馬デルタブルース、伯父に毎日杯など重賞3勝のレッドデイヴィスがいる。当初は鈍さがあったが、先週、今週と年長馬相手に互角以上の動きを見せており素軽さが出てきた。悪くない状態だ。

▽【グランデウィーク】
父スペシャルウィーク
母プロフェシーライツ
母父アフリート
▽【UMAJIN POG】
地獄モード　24名
指名コスト【57】

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▽【トーセンエアリー】
父トーセンホマレボシ
母レッドヴォーグ
母父シンボリクリスエス
▽【UMAJIN POG】
地獄モード　3名
指名コスト【30】

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■同じく9日、福島競馬第6R・メイクデビュー福島（新馬、芝1200m）でナムラストロベリー（牝2、美浦・谷原）が、鞍上津村騎手でスタンバイ。祖母は関屋記念など重賞2勝のナムラマース、いとこにオールカマーなど重賞3勝のシンゲンがいるという血統背景だ。今週は同じレースに出走する新馬に対し、脚色優勢で先着。仕上がりは上々のようだ。

▽【ナムラストロベリー】
父ヨハネスブルグ
母ナムラチアーズ
母父マンハッタンカフェ
▽【UMAJIN POG】
地獄モード　0名
指名コスト【56】

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■同じく9日の中京競馬第5R・メイクデビュー中京（新馬、芝1400m）では、イッツパーフェクト（牡2、栗東・安田隆）がベールを脱ぐ。ソウルスターリングを輩出したフランケル（Frankel）産駒で、母は英GIII勝ち馬。1週前稽古では川田騎手を背にウッドで併せられ、6F82秒2-4F52秒9-1F12秒8（一杯）をマークしたが、動きは見るからに水準以上、相手にも堂々先着し、気持ちがきっちりレースに向いている印象を受けた。最終追いも芝コースで6F80秒5-4F50秒7-1F12秒8（馬なり）と、まず文句なしの域。馬体面もろもろ、本当に良くなってくるのはまだ先だろうが、スケールは相当に大きそうで、ここでも十分楽しめることだろう。。

▽【イッツパーフェクト】
父Frankel
母パーフェクトトリビュート
母父Dubawi
▽【UMAJIN POG】
地獄モード　68名
指名コスト【100】

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■同じく9日の函館競馬第5R・メイクデビュー函館（新馬、芝1800m）にはカレンシリエージョ（牝2、栗東・鈴木孝）がスタンバイしている。母は米と仏でGIIIを1勝ずつ、叔父ジュークボックスジュリーは愛セントレジャーを勝ち、カナディアン国際Sでは2着。そして半姉アドマイヤリード（父ステイゴールド）が今春、阪神牝馬S2着をステップにヴィクトリアマイルを制したのは記憶に新しいところだ。函館で順調に調整されており、先週は古馬準オープンを追い掛け併入を果たしている。脚力は新馬離れしたものがあり、勝ち負けに期待していいだろう。鞍上は池添騎手。

このレースにはフラッシュスタイル（牡2、美浦・田中清）もエントリー。母は中央で4勝、半兄にここまで中央5勝のベステンダンクがいる。美浦で乗り込まれ今週水曜に函館での初時計を出したが、併せた相手に対し脚色優勢を保って併入できており、輸送はなんなくクリアできたようだ。
※フラッシュスタイルは枠順確定前に出走取消となりました。

▽【カレンシリエージョ】
父ハービンジャー
母ベルアリュール2
母父Numerous
▽【UMAJIN POG】
地獄モード　27名
指名コスト【100】

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▽【フラッシュスタイル】
父エイシンフラッシュ
母ユキノマーメイド
母父スペシャルウィーク
▽【UMAJIN POG】
地獄モード　3名
指名コスト【96】

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