【先週のお別れ】2009年短距離王の全弟や昨年の2歳王者の全兄らが登録を抹消

[7月7日抹消]
サトノフェラーリ（牡6、美浦・藤沢和）
通算成績
28戦3勝

2011年2月、北海道千歳市にある社台ファームの生まれで、父ディープインパクト、母は英国産でデインヒル（Danehill）のラストクロップとなるサトノアマゾネス（2016年に死亡）。昨年の2歳王者であり、今週末行われる函館記念で主力視されているサトノアレスは本馬の3つ違いの全弟にあたる。また、祖母プラウンカクテル（Prawn Cocktail）は、大種牡馬ストームキャット（Storm Cat）の叔母＆ロイヤルアカデミーIIの半妹であるように、一本筋通った素晴らしい血統構成の持ち主であることがわかる。

本馬自身の競走成績は全28戦で3勝。デビュー戦を圧勝した際にはクラシック候補との声も多々あがったが、結局大舞台に立つこと叶わず登録抹消となってしまったことは残念でならない。とはいえ、ひとつ勝つことがどれほど難しく、また、泣かず飛ばずでターフを去る良血馬が多々いるこの業界のなかで、兄サトノヒーロー（4勝）、弟サトノアレス（現4勝）同様、きっちり勝ち星を積み重ね、亡き母サトノアマゾネスの繁殖能力の高さを証明する一翼を担ったことは間違いないだろう。

なお、本馬の半弟にあたるサトノテラス（父オルフェーヴル）が、【UMAJIN POG 2017-2018】の地獄モードで選択可能となっている。気になるコストは【64】。仔出しのいいサトノアマゾネスの4男坊。あなたの指名馬候補の1頭として下記からぜひチェックしてみてほしい。

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[7月7日抹消]
キタサンラブコール（牡6、栗東・昆）
通算成績
28戦4勝

北海道新冠町にある村田牧場の生まれで、父キングヘイロー、母はビッグテンビー。2009年のJRA賞最優秀短距離馬ローレルゲレイロは7つ違いの全兄にあたる。オーナーはキタサンブラックの所有者として知られる北島三郎氏（名義は大野商事）で、兄と同じく、栗東・昆貢厩舎で管理された。

初陣は2013年夏の函館。短距離王の全弟という重責もあったろうが、兄の主戦でもあった藤田伸二騎手を背に、堂々の逃げ切り勝ちを収め、血統に恥じぬ非凡なスピードを周囲にみせつけた。ただ、逃げの手は全28戦のキャリアのなかでこの一戦のみ。その後は、好位差し、もしくは後方一気の競馬に徹する形を武器に、スプリント戦で3勝をあげた。

兄のような派手な成績を残せた訳ではなく、結果準オープンの域を出ることはなかったとはいえ、勝ち上がりの際には、のちに短距離OP、重賞戦で活躍するベルルミエールや、シンデレラボーイ、アットウィルなど骨っぽいメンバーを負かしているように、秘める素質は一介の条件馬のそれではなかったように思えてならない。中央所属ラストランは本年7月1日のTVh杯（8着）。

なお、本馬の半妹にあたるビッグテンビーの15（父エンパイアメーカー）が、【UMAJIN POG 2017-2018】の地獄モードで選択可能となっている。気になるコストは【53】。あなたの指名馬候補の1頭として下記からぜひチェックしてみてほしい。

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7月3日?7月9日までの登録抹消は他97頭。

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