おしらせ
【今週の重賞】[函館記念]GI馬サトノアレス 軌道に乗る一戦となるか
■7月16日、函館競馬場で函館記念(GIII、芝2000m)が行われる。
サトノアレス(牡3、美浦・藤沢和)は、昨年12月の朝日杯FSで後方から鋭い末脚を繰り出し勝利。2歳チャンピオンに輝いた。明けてスプリングS、皐月賞と続けて案外な結果に終わったが力不足というよりはスタート後に躓いたり挟まったりして、走る気をなくしたのが要因のよう。そこから間隔を取り、じっくりと立て直されると長距離輸送もなんなくクリアし、前走巴賞を快勝。斤量54キロ、少ない頭数、そして相手関係が楽だったことを考えればクビ差勝ちはいささか物足りない感もあるが、初めてのコースで勝ち切り復帰戦を飾ったことを評価したい。今回は相手強化、そして頭数も揃って前走ほどスムーズなレースは望めないだろうが、ハンデは54キロに留まり、中1週で使えるという順調さも加味すれば勝ち負けに絡む走りに期待してもいいだろう。ここで軌道に乗り、秋の大舞台へ飛躍なるか。
ステイインシアトル(牡6、栗東・池江)は、オープン昇級初戦だった福島民報杯がスムーズな逃げにならず6着に沈んだが、続く鳴尾記念ではすんなりハナを奪うと、途中から来られることのないよう徐々にペースを上げる絶妙な鞍上武豊騎手のレース運びから重賞初制覇を果たした。まだキャリア10戦で、父ステイゴールドということもあり、いままさに力を増し、競馬を覚えている印象。斤量は前走から1キロ増となるが、鞍上は引き続き武豊騎手だし、前走からの成長も見込めばV争いの可能性十分だろう。中間は短期放牧を挟み、帰厩後は栗東で豪快な動きを披露。前走以上の状態にありそうだ。
マイネルミラノ(牡7、美浦・相沢)は、昨年56キロを背負い、2着に2馬身差の逃げ切りでこのレースを勝利した。2走前、57.5キロを課せられていた福島民報杯は控える形だったが、4角先頭から押し切ってV。行くにせよ、控えるによ、小回りコースでは滅法強く、当然連覇の可能性は十分だろう。ハンデは昨年から2キロ増となる58キロ。自身初の斤量でさすがに楽ではないだろうが、比較的馬格はあるし、57.5キロをこなしたことを考えれば大きく割り引く必要はないか。前走時にある程度仕上がっていたので上積みは強調しづらいが、函館に入って軽快に動けており高いレベルの好調維持だろう。
ツクバアズマオー(牡6、美浦・尾形)は、昨年秋にオールカマーで勝ち馬ゴールドアクターに0秒1差の3着。続くディセンバーSでオープンクラスの初勝利を挙げ、勢いそのままに今年1月の中山金杯を56.5キロを背負い快勝を収めた。舞台は中山に限定されているとは言え、充実一途の感がある。前走大敗は単に距離が長かっただけ。今回、中山でこそないが昨年3着した走りやすい条件だし、力をグンと増したいまなら昨年比2キロ増となるハンデ57キロでも勝ち負けに加わってきていいだろう。中間はひと息入れた後、美浦、そして函館で熱心に乗り込まれている。目標の一戦を前に、仕上がりは万全だ。
ケイティープライド(牡7、栗東・角田)は、昨年このレースで恵量52キロを利して2着。内々で絶妙な立ち回りを見せ、マイペースで逃げ切ったマイネルミラノに2馬身差まで迫ったものだった。ここ3走は14着、8着、7着と冴えないがいずれも外枠からのスタートで、この馬本来の走りができなかったもの。今回も枠順次第な面はあるが、うまく内に潜り込めればハンデは据え置きの52キロなだけに、人気を大きく上回る激走があっていい。今回は3カ月ぶりになるが、放牧先で入念過ぎるほど乗り込んでいたらしく、帰厩後の初時計で軽快に動いてみせた。あとひと追いあれば力を出せる態勢となるだろう。
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