おしらせ
【今週の重賞】[中京記念]本格化ブラックムーン登場 [函館2歳S]未来の大舞台見据え素質馬集う
■7月23日、中京競馬場で中京記念(GIII、芝1600m)が行われる。
ブラックムーン(牡5、栗東・西浦)は、前走の米子Sでオープン2勝目をマーク。従来の記録を0秒1更新するレコードタイム(1分31秒9)で、全体的に上がりの速い流れのなか、直線最後方大外より差し切る秀逸の内容だった。期待の素質馬がいよいよ本格化してきた印象で、この中間もハツラツとした動きを連発。1週前稽古では幸騎手を背に(レースではM.デムーロ騎手を予定)ウッド6F78秒4-4F51秒1-1F12秒8(一杯)を叩き出した。動きに窮屈な部分がなくなり、体全体を使って駆ける姿を見るに、具合いの良さがヒシヒシと伝わってくるほど。キャピタルS勝ちがあるように左回りは問題なし。初重賞制覇の好機だろう。
グランシルク(牡5、美浦・戸田)は、3歳時のニュージーランドTで次元の違う末脚を繰り出し、NHKマイルCでは1番人気に推されたほどの素質馬。近走惜敗続きとはいえ、馬場が悪かったり、展開不向きのなか、終い確実に詰め寄ってきている点は素直に評価すべきだろう。なお、中間の気配は悪くないようで、稽古でもまずまずの動き。今週の1本できっちり仕上げてくるはずだ。舞台は中京最終週。外差しが決まりそうな馬場は向くはずで、流れひとつで突き抜け、念願の初タイトル奪取があってもいいのでは。
ダノンリバティ(牡5、栗東・音無)は、本年初戦だった谷川岳Sをタイム差なし2着と奮闘。改めて力が非凡であることを証明した。500キロを優に超える大型馬ゆえ、約4カ月半ぶりを叩いた効果は大きそうで、1週前追いでは松若騎手を背に坂路4F53秒4-1F12秒2(一杯)を叩き出した。追い出すと頭が高くなる点は相変わらずだが、動き全体は実にキビキビとしており、確かな上積みが感じられる。昨年の中京記念で0秒3差5着したあと、続く関屋記念で実力馬ヤングマンパワー相手にタイム差なしの2着と奮戦したように、例年夏場とは相性がいいクチ。得意の左回りマイルで初重賞ゲットなるか。
そのほかでは、上記グランシルク、ダノンリバティらを負かし目下オープン2連勝中のウインガニオン(牡5、栗東・西園)、ヴィクトリアマイルこそ力及ばず大敗だったが、オープンでは安定して走れているアスカビレン(牝5、栗東・中尾)、2歳未勝利勝ち以来のマイル戦に活路を求めるダービー馬ワンアンドオンリー(牡6、栗東・橋口)らにも注目したい。
■同じく7月23日、函館競馬場で2歳世代最初の重賞戦である函館2歳S(GIII、芝1200m)が行われる。
モルトアレグロ(牝2、美浦・武井)は、米国産馬で半兄には米で6FのGIを2勝したポインツオフザベンチがいる。6月24日のデビュー戦はダート1000m。血統背景と古馬相手に豪快な先着を果たした稽古ぶりから断然の1番人気に支持されたが、それに応えて快勝を果たした。それも、単にスピード任せのものではなく、馬の後ろで我慢させる先々を見据えた内容。器は相当大きそうだし、軽快さと力強さを兼ね備えた走りは芝でも十分通用しそう。このあたり、同じスパイツタウン産駒である厩舎の先輩リエノテソーロを彷彿とさせる。先週は函館芝コースで本番想定の併せ馬。吉田隼騎手のゴーサインへ機敏に反応し、脚色圧倒で年長馬に先着した。芝にしっかりフィットした走りができており、使われての上積みも確実のように思える。
ナンヨープランタン(牡2、栗東・松永幹)は、6月18日の函館芝1200m戦を1分9秒8のタイムで勝利。たっぷり乗り込まれていたせいか、初戦でも体つきに重苦しい部分はなく、それが終いのしっかりとした伸び脚に繋がったよう。そこから1カ月間隔はあいたが、馬体は緩むどころか、つくべきところにきちんと筋肉が付いてきた印象で、さらなるパフォーマンスに期待が持てそうだ。前回破った2、3着馬はその後すぐに勝ち上がったように、能力は非凡。ルーラシップ産駒初の重賞制覇も十分あり得るのでは。
デルマキセキ(牝2、栗東・友道)は、6月25日の函館芝1200m戦でデビュー勝ち。1?4着までがすべてハナ差の大接戦で、走破時計もいささか平凡。とはいえ、レース途中まで“競馬モード”になく、ゴール前でやっと本気を見せたような形での勝利だけに、価値は大きい。幸い、1度使ったことで集中力が出てきたようだし、動きも格段に良くなっている。現に中間稽古では古馬との併せ馬で活気あふれる姿を披露。実にいい雰囲気にある。最終追い後、今のままのテンションを保てているようならチャンスがあるだろう。
スズカマンサク(牝2、栗東・橋田)は、7月2日の函館芝1200m戦をあっさり逃げ切り初陣を飾った。新種牡馬である父ロードカナロア譲りのスピードが武器だが、一本調子ではなく序盤でじっくりと脚を溜めることができたあたりにセンスの高さが窺えた。華奢な馬とはいえ、先週4Fからコースで時計を出せており、馬体維持に汲々としていない点は好感が持てる。十分圏内にいる1頭だろう。
キタノユウキ(牡2、栗東・橋田)は、7月1日の函館芝1000m戦でデビュー。馬体重498キロと比較的大型で、仕上がり自体若干の緩さが残っていたものの、それを感じさせない軽快さでハナを奪い逃げ切り勝ちを収めた。スピードの違いで押し切った印象だが、後続が来れば来るだけ伸びていたあたり距離が1F伸びても何ら問題はないだろう。遅生まれの身でまだまだ本格化は先だろうが、この中間の動きは上々で、叩いた分の上積みはしっかりと見込めそう。相手強化にはなるが、ここでどれだけやれるか、実に楽しみだ。
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