【重賞出走馬追い切り】[小倉記念]ストロングタイタン、バンドワゴン[レパードS]エピカリスなど

■8月6日に小倉競馬場で開催される小倉記念（GIII、芝2000m）に出走を予定している各馬の最終追い切りが行われた。

ストロングタイタンは、川田騎手が跨り栗東坂路で単走の最終追い。序盤は折り合い良くゆったりと進むと、余力十分のまま加速し、ラストでスパッと切れた。時計は4F53秒6-1F11秒9（馬なり）。5カ月ぶりだった前走でレコード勝ちした反動は感じられず、上積みを大きく見込んでいい。

バンドワゴンは、栗東坂路で単走。序盤行きたがったがしっかりなだめられ、終いに仕掛けられると抜群の切れ味を披露した。時計は4F52秒8-1F11秒9（強め）。2カ月ぶりになるが、さっそく力をフルに出してきそうだ。

スピリッツミノルは、栗東ウッドコースで単走。終い重点にしっかり追われると力強い反応から、いい伸びを見せた。短期放牧明けだが、緩んだ雰囲気はない。先週もいい時計で走れていたし、状態は前走以上か。

ヴォージュは、栗東坂路で併せ馬を行い、4F53秒4-1F12秒8（一杯）をマークした。後方から来た未勝利馬にアオられ、先着を許すという見栄えのしない内容だが、坂路では動かない馬で懸念視は不要。中間は意欲的に負荷を掛けられており、まとまった休みなく走っているが、この馬なりの好調は維持できている。

ベルーフは、D.ホワイト騎手が騎乗し栗東ウッドで3頭併せ。4Fから時計を出す瞬発力重視の内容で、最後方から最内に進路を取ると1頭に先着、1頭と併入を果たした。格下相手に大きく手が動いてしまったが、ここでしっかり負荷を掛けられたことでグンと良くなってきそうな雰囲気。上昇見込める。

サンマルティンは、放牧先から直接小倉入りしており最終追いは小倉競馬場のダートコースで単走、馬なり。軽快な行きっぷりを見せ、終いも鋭く1F12秒1と伸びた。速い時計はこれを含めて2本のみで、本数だけ見ればいささか心もとないが動き、馬体の締まりなど文句なし。牧場でしっかり乗り込まれていたようで、力を出せる状態だろう。

■8月6日に新潟競馬場で開催されるレパードS（GIII、ダ1800m）に出走を予定している各馬の最終追い切りが行われた。

エピカリスは、美浦ウッドコースで古馬500万下を目標に、長め6Fから時計を出した。脚力の違いを示すように、馬なりのままで相手との差を詰めると直線入り口であっさり抜き去り、直線では突き放すいっぽう。気を抜かないようラストで仕掛けられると上々の反応を示し、結局4馬身先着のフィニッシュを果たしている。アメリカ遠征からの帰国後、速い時計は2本だけだが、これだけ動ければ問題ない。恥ずかしくない競馬はできそうだ。

ハルクンノテソーロは、美浦坂路で大野騎手を背にまず1本目を流した後、2本目で4F51秒7-1F12秒6（馬なり）と自己ベストを0秒9短縮する猛時計を叩き出した。この中間、追われるごとにグングン時計を縮めており、目下絶好調と言っていいだろう。

テンザワールドは、栗東坂路で古馬1000万下と最終スパーリングを行い、4F54秒8-1F12秒6（馬なり）を計時。後方から来る相手を迎え撃つ形で軽快に進み、体が並んでからも余力を十分保ったまま併入した。連勝の勢いをしっかり維持できているようだ。

ダガノディグオは、川島騎手を背に栗東坂路で古馬オープンを追走。終い重点に仕掛けられると上々の反応を見せ、併入に持ち込んでいる。時計は4F53秒5-1F12秒2（馬なり）。2カ月ぶりだった前走を使われての上積みをは見込んでいいだろう。

ノーブルサターンは、鮫島良騎手を背に栗東坂路で古馬500万下と併走。前走である程度仕上がっており、今回は終いの反応を見る程度に留まった。ゆえに時計は4F57秒3-1F12秒6（馬なり）と平凡だが、軽快さを保って併入できておりデキ落ちははなさそうだ。

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