おしらせ
【今週の重賞】[小倉記念]ストロングタイタン 地力強化顕著 [レパードS]エピカリス帰国初戦に注目
■8月6日、小倉競馬場で小倉記念(GIII、芝2000m)が行われる。
ストロングタイタン(牡4、栗東・池江)は、昨年の夏から秋にかけて500万条件、1000万、準オープンと3連勝。その後重賞では足踏みしたが、降級初戦だったマレーシアCでレコード勝ちを収めている。地力強化ぶりは顕著。過去小倉芝で4回走り3勝とコース相性は文句なしだし、順調に稼動し続けているのも強み。ハンデ55キロは妥当な線で、主役争いに加わってきそうだ。中2週で小倉遠征となるが、中間は意欲的な調整を消化しており、高いレベルでの好調維持だろう。
バンドワゴン(牡6、栗東・石坂)は、2歳時に圧巻の逃げで新馬戦、500万特別と大楽勝で連勝。一時はクラシック候補に名を連ねた素質馬だ。しかし3歳初戦のきさらぎ賞で2着に入った後、脚部不安で丸2年の休養。その後も休み休みでしか走れておらず出世には時間を要したが、2走前で準オープンを勝ち、前走鳴尾記念では0秒6差の7着に入った。気ムラでスタートに不安はあるが、高いポテンシャルに自在性が出てきたことでオープン級でも戦える存在になったと言っていい。ハンデは54キロ。小回り小倉も脚質的に向いているし、チャンスは十分ある。短期放牧を挟んで、本数こそ少ないがしっかりと稽古を積んでいる。あとひと追いで仕上がってくるだろう。
スピリッツミノル(牡5、栗東・本田)は、前々の競馬が持ち味。勝ち負けにはなかなか加われないが、相手なりに走れてはいる。距離はもうちょっとあったほうがいいイメージだが、スピード決着の鳴尾記念で0秒4差の5着があり、その時だけ走れれば。別定56キロだったその鳴尾記念から、1キロ減となるハンデ55キロは恵まれた印象があり、好勝負可能だろう。放牧を挟み、先週のウッド追いが中間の初時計。稽古では目立たないこの馬なりに渋太い伸びを見せ、僚馬をねじ伏せた。高いレベルで安定している。
ヴォージュ(牡4、栗東・西村)は、クラス再編を挟んで準オープン戦を連勝。続く前走七夕賞は勢いに注目されてか3番人気に支持されたが、乱ペースに巻き込まれる形で失速の9着に終わっている。仕切り直しの一戦で、大きく巻き返したいところだろう。ハンデは据え置き55キロ。小倉は初だが脚質的には向いているはず。春からフル稼働しており、状態面での上積みは見込みにくいところだが、中間は坂路、ウッドで併せ馬を消化できておりデキ落ちはなさそう。
ベルーフ(牡5、栗東・池江)は、54キロだった一昨年、56キロだった昨年とこのレースで2年連続2着。今年に入って不振が続いているが、スタートで後手に回り力を出し切れないでいるだけ。この馬なりに終いの脚は使えているし、加齢による能力減衰はまだないと見える。昨年から1キロ増のハンデ57キロもそのあたりを評価してのものだろう。昨年2着に導いたD.ホワイト騎手が今回も騎乗するのは好材料。派手さはないが調整メニューを順調に消化できており、上々の仕上がり。
■8月6日、新潟競馬場でレパードS(GIII、ダ1800m)が行われる。
エピカリス(牡3、美浦・萩原)は、デビュー2戦目の500万条件戦で7馬身差の圧巻V。続く北海道2歳優駿で後のJDD馬ヒガシウィルウィンを相手に大差勝ち、ヒヤシンスSでは懸命に抵抗するアディラートをねじ伏せて抜け出した。これで国内では無敗の4戦4勝。3月のUAEダービーでは自分の競馬を貫きハナ差の2着に入っており、間違いなく世代最強の存在と言える。米遠征して臨んだベルモントSは、蹄の不安から現地主催者判断で除外。心身のダメージが気になるところだが、先週木曜日に出した帰国後の初時計で軽快な動きを披露できていた。本数は少ないが、仕上がりは早く環境の変化に動じないタイプ。恥ずかしくない競馬はできそう。
アディラート(牡3、栗東・須貝)は、ヒヤシンスSで勝ち馬エピカリスに0秒1差の2着。遠征したUAEダービーは大敗に終わったが、帰国後2着、2着と安定はしており海外遠征の疲れは尾を引いていないようだ。古馬に揉まれた経験は大きな糧になっているはずだし、順調に使われていることそのものが強み。激流に飲み込まれず、自分のペースで走れればエピカリスを逆転するシーンがあっていいだろう。先週は余力を残して坂路自己ベストをマーク。元気一杯だ。
ハルクンノテソーロ(牡3、美浦・高木)は、1400mの500万条件戦を快勝しマイルの青竜Sで2着、同じくマイルのユニコーンSで2着と休養明けは東京コースで好成績を残している。今回初の距離で試金石の一戦となるが、左回りならとにかく堅実で、折り合いには苦労しないタイプ。高い底力でこなしてしまってなんら不思議はない。この中間、順調に調整が進んでおり、先週は坂路自己ベストタイムを更新。一戦ごとに調子を上げてきている感がある。
テンザワールド(牡3、栗東・大久保)は、ソエが出て3カ月休んだが4月の復帰後戦でいきなり2着。その後古馬相手に連勝と勢いに乗る。特に前走はインのポケットで砂を被ってもジッと脚を溜めることができており、ラストで軽快に後続を突き放したもの。脚力はもちろん、脚質に自在性が出てきたこともアピールできており、重賞でも通用の雰囲気が漂う。先週は坂路で猛時計をマークしており、一連の好調を維持。
ノーブルサターン(牡3、栗東・牧浦)は、兵庫CSで2着、ジャパンダートダービーで5着と交流重賞でケレン味のない逃げから好走を続けている。未勝利勝ち上がりは控えてのものだったが、揉まれ弱い面があることを考えれば現状は逃げる形がベストだろう。距離短縮は歓迎だし、実際1勝を挙げているように逃げ・先行有利とされるこのコースとの相性もいい。同型との兼ね合いがどうかだが、自分のペースに持ち込めれば上位食い込みの可能性十分。先週は終いだけ重点とは言え、騎手騎乗で速い時計を出せておりGI級で使われた反動はなさそう。順調に気配を上げているようだ。
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