【地方競馬】[JBC2歳優駿]期待の2歳馬が北の大地で激突　中心はオーマイグッネス、ベルピットのホッカイドウ競馬勢か

11月3日、門別競馬場でダートグレード競走・JBC2歳優駿（JpnIII、ダ1800m）が開催される。ダート競馬の頂上決戦・JBCの2歳カテゴリー競走として、北海道2歳優駿をリニューアルする形で2020年から新たに始まった重賞だ。1着賞金は3500万円。枠順、発走時刻は以下の通り。

■門別9R・JBC2歳優駿（JpnIII、ダ1800m）　18時00分発走

1枠1番　ナチュラルリバー　（牡2、栗東・武英）　　　藤岡佑

2枠2番　ゴッドインパルス　（セ2、美浦・中舘）　　　田辺

3枠3番　リアルミー　　　　（牡2、北海道・田中淳）　服部茂

4枠4番　オーマイグッネス　（牡2、北海道・角川秀）　阿部龍
4枠5番　スギノプリンセス　（牝2、北海道・田中正）　五十嵐冬

5枠6番　ゴライコウ　　　　（牡2、栗東・新谷）　　　石川倭
5枠7番　ラッキーストーリー（牡2、北海道・佐々木国）井上俊

6枠8番　タイガーチャージ　（牡2、北海道・田中淳）　落合玄
6枠9番　テレパシー　　　　（牝2、栗東・石坂）　　　和田竜

7枠10番 エコロアレス　　　（牡2、栗東・森）　　　　池添
7枠11番 ベルピット　　　　（牡2、北海道・角川秀）　桑村真

8枠12番 リストン　　　　　（牡2、北海道・田中正）　阪野学
8枠13番 リアルガー　　　　（牡2、北海道・黒川智）　小野楓

JRA勢は5頭が参戦。いずれも新馬もしくは未勝利を勝ち上がったばかりということで力量を比較するのが難しいものの、初めてのダート戦となった前走で後続を8馬身千切ったナチュラルリバー（牡2、栗東・武英）が注目を集める存在になりそう。その前走では勝負どころで外を回して手応え良く進出。力の差を見せる勝利となった。今回の課題は最内枠で砂を被りそうなことか。そこさえ耐えれば十分にチャンスはあるだろう。

エコロアレス（牡2、栗東・森）はダ1400mのデビュー戦で2着馬に5馬身差をつけて悠々と逃げ切り。米国産馬らしい軽快なスピードを披露した。今回は400mの距離延長が勝敗のカギを握ることになりそう。マイペースでロスなく運んで勝機をうかがう。

対するホッカイドウ勢からは名門・角川秀厩舎が送り出す二枚看板に注目したい。

ベルピット（牡2、北海道・角川秀）はデビューから5戦4勝。ブリーダーズゴールドジュニアC、サッポロクラシックCと地元重賞も2勝しており、地元の同期のなかではトップの実績を誇る。前走はキャリアで初めてとなる敗戦を喫したが、勝ち馬との着差はわずかハナ差。展開のアヤと言える微差であり、決して力負けではない。地元のエースとしてJRA勢を迎え撃つ。

そのベルピットを前走のサンライズCで下したのがオーマイグッネス（牡2、北海道・角川秀）だ。それまで3戦連続でベルピットの2着に敗れていたが、前走のサンライズCで雪辱を果たすとともに、初めての地元重賞のタイトルを手にした。今回と同コースのサンライズCで結果を残したのは好材料。同厩ベルピットとの角川秀厩舎ワンツー決着も十分にあり得るはずだ。

また牝馬のスギノプリンセス（牝2、北海道・田中正）も面白い存在。デビューから3戦は短い距離を使われ、そこでは勝ち切れない成績を続けていたが、4戦目で距離を延ばすと一気に連勝街道へ。勢いそのままに前走のブロッサムCで重賞制覇までやってのけた。1800mの距離に不安はなく、ここでも立ち回りひとつで浮上のチャンスがありそうだ。

（Text:Inoue）

調教VTR｜2022年 JBC2歳優駿 JpnIII｜NAR公式　NAR公式チャンネルより


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