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【今週の重賞】[アルゼンチン共和国杯]オールカマー5着のテーオーロイヤル巻き返しなるか

■11月6日、東京競馬場で第60回・アルゼンチン共和国杯(GII、芝2500m)が行われる。

テーオーロイヤル(牡4、栗東・岡田)が高い長距離適性を活かし重賞2勝目を狙う。昨年、2400mの未勝利戦を勝利して青葉賞を4着した後に自己条件へ戻ると連勝街道。そのままダイヤモンドSに出走すると、先行して粘り込む競馬で重賞初制覇を果たした。2-7着馬までは差し追い込み馬で、前には厳しい展開を強いられていた中での勝利は評価できるもの。相当なスタミナの持ち主で、見事重賞でも通用することを証明してみせた。次走の天皇賞・春では勝ち馬のタイトルホルダーこそ規格外の強さだったが、昨年も2着したディープボンドには1馬身差に迫る3着と初GIで力を示している。秋初戦となった前走オールカマーでは5着に敗れたが、すんなりゲートを出たように3歳時に見せていた出脚の悪さはすっかり解消している点はプラス。今では先行力が強みとなり、ここなら実力上位。まず崩れないだろう。

ヒートオンビート(牡5、栗東・友道)は待望の重賞タイトルが懸かる。これまでの重賞成績は【0.3.2.3】で複勝率62.5%の安定株。初の3000m級のレースだった天皇賞・春でも4着に健闘したように、勝ち切れないながらも相手なりに走れるのが強みだ。距離は2000m以上が主戦場で、今回と同舞台である目黒記念では2着の実績。好位から末脚を伸ばす競馬をするので、今回ならテーオーロイヤルをマークしながら運びやすい点は好材料だ。また関東圏のレースでは【0.2.2.1】と遠征も得意だが、前走の新潟記念で5着に敗れてしまった点が気がかり。1週前追い切りでは新馬相手(強め)に一杯に追って遅れての入線と、やや物足りない印象だった。状態が上がってきていれば通用するだけの力はある。

キラーアビリティ(牡3、栗東・斉藤崇)は秋初戦で復活を目指す。2歳時は萩Sでダノンスコーピオンの2着に好走すると、続くホープフルSをレースレコードで勝利しクラシックの主役へと躍り出た。ダービーを目標にホープフルSからの直行ローテで皐月賞へ出走するも、出遅れて流れに乗れず13着に大敗。「ゲートがすべてだった」と騎乗した横山武騎手がコメントを残していたが、状態面が整っていなかったのも影響していただろう。大目標だったダービーもいまいち調子が上がってこず、スタートの悪さも修正されていなかったが6着に健闘して春を終えた。ホープフルS2着のジャスティンパレスも同じように春に順調さを欠きながらも、この秋は神戸新聞杯勝ち→菊花賞3着と巻き返しを果たしている。当馬も夏休みを挟んでリフレッシュし、課題のゲートをクリアできれば復活も可能。

シルヴァーソニック(牡6、栗東・池江)は、ステイヤーズS、阪神大賞典3着と長距離重賞での好走歴がある実績馬。競走中止となった天皇賞・春以来、久しぶりのレースとなる。その天皇賞・春では騎手が落馬しながらも3200mを走り切ると、ゴール後の外ラチを飛び越えようと突っ込み、そのまま寝そべっていた姿はSNS界隈で話題になった。幸い怪我もなく、落馬の影響もなかったので目黒記念を予定していたが、右前に骨瘤が出て回避。そこからリフレッシュ放牧を経て当レースを目標に調整されている。2週前にはCW3頭併せで終いに強い負荷を掛け、1週前はCW併せ馬で速い全体時計を消化しており立て直しは順調そう。鞍上はT.マーカンド騎手。英リーディング2位の実績も心強い。春の鬱憤を晴らせるか注目したい。

他にも、東京成績【3.5.0.1】と得意舞台での重賞挑戦となるハーツイストワール(牡6、美浦・国枝)、これまで4-5歳馬の好走が目立つレースなだけに、3勝クラスを勝ち上がってきた4歳馬のブレークアップ(牡4、美浦・黒岩)や5歳馬のレインカルナティオ(牡5、美浦・小西)にもチャンスがありそうだ。

(Text:Funaki)

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