おしらせ
【今週の重賞】[みやこS]オメガパフュームが秋の始動戦へ臨む
■11月6日、阪神競馬場で第12回・みやこS(GIII、ダ1800m)が開催される。
オメガパフューム(牡7、栗東・安田翔)は6月の帝王賞(3着)以来の実戦。発表されていた引退・種牡馬入りを撤回して、今シーズンも現役続行となった同馬だが、今年初戦のアンタレスSを快勝したように、まだまだ実力は衰えていない。大目標は年末の東京大賞典5連覇ということになるだろうが、ここでもしっかり地力を見せつけたいところだ。
同じくベテランのクリンチャー(牡8、栗東・宮本)も参戦。帝王賞からの秋初戦としてここを使うのは昨年と同じローテーションだ。母父ブライアンズタイム譲りの馬力が持ち味で、直線に坂のある阪神のダートは大の得意。前走も5着とはいえ、前に厳しい展開を強気に動いてのもの。老いてますます盛んという言葉がふさわしく、ここも主役級の評価をしたい1頭と言える。
ハピ(牡3、栗東・大久保)は今年のジャパンダートダービーで4着、レパードS3着と世代トップクラスの実力を誇る。前走はシリウスSで古馬に初挑戦。そこでも2着に好走し、年長馬ともやりあえる脚力の高さをアピールした。差し一辺倒の脚質であり、ここも後方からの競馬が想定されるが、オメガパフュームが前を潰す展開になれば、末脚を活かして台頭する可能性は十分だ。
大久保厩舎もう一本の矢は今年の兵庫CSを制したブリッツファング(牡3、栗東・大久保)。前走の白山大賞典は距離がやや長かったのか外を回して仕掛ける余裕がなく、最後の直線で伸びない内を突かざるを得なかったのが苦しかった。ダ1800mでは2戦2勝、しかもいずれも後続を千切る形での勝利であり、今回の条件はベストと言える。よもやの敗戦となった前走からの巻き返しを期す。
タイセイドレフォン(牡3、栗東・西村)も3歳馬。前走のレパードSでは差し馬が台頭する流れのなか、好位から自ら前を捕まえに動いて2着。厳しい展開にもかかわらず前々で運んで好走した点は注目に値する。自在に立ち回れる脚質は古馬との戦いでも武器になるだろう。初の重賞タイトルを掴めるか。
ウィリアムバローズ(牡4、栗東・上村)は昨年夏にダートに路線転換して以降、【5.2.0.0】で連を外していない。前走のラジオ日本賞では2着に敗れてしまったものの、これは勝ち馬に徹底マークを受けてしまったがゆえ。強豪が揃いマークの分散する重賞なら自分のペースで駆けやすいはずだ。まだダートで底を見せていないだけに、重賞のメンバーを相手にどこまでやれるか注目したい。
このほかにも屈腱炎からカムバックを果たし、前走の太秦Sで約2年ぶりの勝利を挙げたハギノアレグリアス(牡5、栗東・四位)、直線での粘り腰に定評のある逃げ馬メイショウフンジン(牡4、栗東・西園正)、半兄にダート重賞2勝のタガノトネールがいる血統背景から、初めてのダートで変わり身がありそうなタガノディアマンテ(牡6、栗東・鮫島)などにも上位進出のチャンスあり。12月のGIに向けて重要な前哨戦を制すのはいったいどの馬になるだろうか。
(Text:Hiraishi)
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