おしらせ
【今週の重賞】[キーンランドC]ブランボヌール 連覇狙える [新潟2歳S]完成度高いフロンティア
■8月27日、札幌競馬場でキーンランドC(GIII、芝1200m)が行われる。
ブランボヌール(牝4、栗東・中竹)は、2歳夏に函館2歳を制し、昨年はこのレースを勝つなど洋芝スプリント戦での強さが光る。ゆえに前走函館SSの9着敗退が案外だが、5カ月ぶりの一戦で2F目が10秒1、3F目10秒4という速い流れを4番手で追い掛ける展開はさすがにキツかったよう。レコード決着に0秒7まで踏ん張れたことには、一定の評価を与えられる。今回はさすがにそこまでのスピードは求められないだろうし、1回使って息の持ちも違うはず。先週は序盤から景気良く出していき、終いもしっかり負荷を掛ける意欲的な稽古内容を消化しており、上積みは相当ありそう。連覇を狙えそうな雰囲気。なお鞍上は先々週復帰を果たした三浦騎手の予定で、人馬ともどもの復権Vとなるかにも注目だ。
ソルヴェイグ(牝4、栗東・鮫島)は、昨年函館SSを制し、このレースでは4着。洋芝適性は申し分ない。その後、秋のスプリンターズSではアタマ+クビ差の3着に入りスプリンターとしての地歩を固めた感がある。今期は勝ち負けに絡めていないが、距離が長かったヴィクトリアマイルで0秒3差の5着に踏ん張れたあたり、底力はなお堅持と見ていい。得意の洋芝スプリント戦で、この相手関係なら浮上の可能性十分。放牧から函館に入り、ここを目標として順調に攻められている。先週は終いにしっかり負荷を掛けられ、いい伸びを見せた。万全の態勢だろう。
シュウジ(牡4、栗東・須貝)は、昨年函館SSとこのレースで続けて2着。スプリンターズSでは上述ソルヴェイグにアタマ差の4着に入り、阪神Cで勝利を収めた。トップスプリンターの仲間入りをした感はあるが、今年はここまで冴えない走りが続く。洋芝適性の高さから2番人気に支持された前走函館SSが10着だが元気が良過ぎて飛ばした分、終いの脚を失くしたようだ。いわゆる“ガスが抜けた”今回は要警戒だろう。前走時にある程度仕上がってはいたが、中間もしっかり負荷を掛けられており反応は鋭さを増してきた。落ち着きもあり、状態だけは文句なし。
ネロ(牡6、栗東・森)は、半年ぶりの前走アイビスSDで10着に終わった。稽古でこそ動いてはいたが、レースで本来の行きっぷりが見られなかったように本調子ではなかったようだし、58キロもさすがに堪えたか。昨年後半にGIで0秒1差5着、そして京阪杯を勝っており力は最上位級。洋芝適性は未知数だが、叩き2走目で中身が変わっていれば巻き返しがあっていい。しかし久々を使った反動があったのか、中間の攻めがいささか手緩いのは気になる。今週どこまで動けるかに注目だ。
今春はダート路線で走っていたイッテツ(牡5、美浦・斎藤誠)だが、函館SSで5着、UHB賞を勝利と芝に戻したここ2戦で好走。昨夏も2勝2着1回と、洋芝、滞在の北海道競馬を大の得意としており上位進出の可能性は十分ありそう。中間は函館に戻して調整。輸送疲れを考慮し、いささか手緩い内容ではあったが先週水曜、そして16日の日曜と速い時計を2本出せていることは評価できる。上積みこそ強調できないが、一連の好調キープ。
■8月27日、新潟競馬場で新潟2歳S(GIII、芝1600m)が行われる。
フロンティア(牡2、栗東・中内田)は、半兄が重賞2勝、皐月賞などGIで2着が3回あるドリームパスポートで、伯父にステイゴールド。7月1日、中京芝マイルのデビュー戦では、スピードの違いでハナに立ち、仕掛けられた直線でもいい伸びを見せて押し切った。操縦性、瞬発力は申し分なし。前半スローで馬場が渋っていたことを考えれば走破時計も上々で、完成度で群を抜いている感はある。稽古では前に馬を置いて我慢できており、ハナにこだわらなくても競馬ができそうなのもいい。中間は短期放牧を挟んで栗東で順調に追われている。先週は芝コースで3歳未勝利馬を相手に実戦想定の稽古を消化し、抜群の動きを披露。力を出せる状態に仕上がりつつある。
ムスコローソ(牡2、美浦・手塚)は、曾祖母がオークス馬ダイナカール。大叔母にエアグルーヴ、伯父にオレハマッテルゼなど活躍馬が多数出ている家系の一員だ。3回東京、芝1400mのデビュー戦では好位で折り合い良く進み、追われたラストではアッと言うまに抜け出して5馬身の勝利。2着馬、3着馬はその後勝ち上がっており、レースレベルが高かったなかでの圧勝だけに、重賞でも勝ち負けの期待十分。先週は大野騎手を背に美浦ウッドで古馬オープンをアオっており、2カ月ぶりを思わせない上々の雰囲気にある。
テンクウ(牡2、美浦・奥村武)は、3回東京の芝マイル戦でデビューウイン。行きたがっていたようだが、先を見据えて番手で控えさせ、ラストはしっかり弾けて抜け出した。いい決め手を持っており、いかにも新潟の直線が合いそうなイメージがある。ひとつ上の半兄イブキも3回東京で新馬戦勝ちし、続く新潟2歳Sで3着に入った。同様のローテで、兄以上の成績を残したいところだろう。2カ月ぶりとひと息入ったが、2週前、先週と古馬相手に追走先着を連発。前走時以上の状態にある。
新潟勝ち上がり組では、今回と同じ芝マイルを勝ったオーデットエール(牡2、栗東・須貝)に注目か。デビュー戦は序盤でモタモタしてしまいスローな流れのなか最後方追走と厳しいレースになったが、直線では内にササりながら別格の末脚で2着に半馬身差の差し切り勝ち。ポテンシャルは相当ありそうだ。使われたことで行き脚も違ってくるだろうし、コース経験があるのも強み。上位争い必至と言える。中間は古馬1000万下と併せられ先着と、状態は更に上昇しているようだ。
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