GI9勝の名牝ソングバードが脚部不安のため引退

現地時間8月31日、アメリカでGI9勝を挙げたソングバード（牝4、米・J.ホレンドルファー）が、脚部不安のために引退することが発表された。同馬のオーナーであるリック・ポーター氏がフェイスブック上で発表したもので、各メディアが報じている。

ソングバードの通算成績は15戦13勝。2歳時の2015年7月にデビュー勝ちを果たすと、そこからGI3連勝でBCジュヴェナイルフィリーズ（キーンランド、ダ8.5F）を制し、同年のエクリプス賞最優秀2歳牝馬に選出された。さらに、翌2016年も4つのGIを含む重賞7勝を記録。シーズン最後のレースとなったBCディスタフ（サンタアニタパーク、GI、ダ9F）で、ビホルダーとの死闘にハナ差敗れて初黒星を喫したが、同世代の牝馬相手には圧倒的な強さを見せ、エクリプス賞最優秀3歳牝馬のタイトルを獲得した。

そして、今年は脚部不安の影響で始動が遅れたが、6月のオグデンフィップスS（ベルモントパーク、GI、ダ8.5F）で復帰すると、続くデラウェアH（デラウェアパーク、GI、ダ10F）も連勝。しかし、前走のパーソナルエンスンS（サラトガ、GI、ダ9F）では、ゴール寸前でフォーエバーアンブライドルド（牝5、米・D.スチュアート）に差されて2着に終わっており、結局これがラストランになった。なお、今後は11月に行われるファシグティプトンノベンバーセールに上場される予定だという。

▽【ソングバード】
父Medaglia d’Oro
母Ivanavinalot
母父West Acre
通算15戦13勝

《GI勝鞍》
2017年　デラウェアH
2017年　オグデンフィップスS
2016年　コティリオンS
2016年　アラバマS
2016年　CCAオークス
2016年　サンタアニタオークス
2016年　BCジュヴェナイルフィリーズ
2016年　シャンデリアS
2016年　デルマーデビュタントS

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