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【今週の重賞】[セントウルS]フィドゥーシア 母仔制覇なるか[京成杯AH]グランシルク重賞初V狙う[紫苑S]主役譲れないディアドラ

■9月10日、阪神競馬場でセントウルS(GII、芝1200m)が行われる。

フィドゥーシア(牝5、栗東・松元)は、今春中山千二、新潟千直とオープン特別を連勝し本格化をアピール。前走アイビスSDは1番人気2着に終わったが、ゴール手前で抜け出したところを目標にされ、僅かに差し込まれたものだった。地力強化ぶりと勢いに陰りを感じる内容ではなく、今回も主役視されそう。母ビリーヴは2002年このレースでの勝利を足掛かりとし、続くスプリンターズSを制覇。その足跡を辿れるかに注目だ。前走からの回復は早く、先週はウッドコースで終いにしっかり負荷を掛ける稽古を消化できていた。前走時もいいデキだったが、そこから更に上積んでいる。

ダンスディレクター(牡7、栗東・笹田)は2016年、2017年とシルクロードSを連覇。今年の勝利はトップハンデ57.5キロを背負って次戦でGIを制すセイウンコウセイを差し切ったものだっただけに、ここに入れば力は最上位と考えていいだろう。シルクロードS後に脚元のトラブルから7カ月半休み、セントウルSで復帰というのは昨年も同様だった(昨年は深管不安、今年は剥離骨折)。昨年7着に終わったが、出遅れが祟って位置取りが悪くなり、ビッグアーサーが逃げ切る開幕週の高速馬場で前を捕らえ切れなかったもの。長期休養明けが響いた感はなく、過去骨折明けで好走した経験もあるだけに、ここでさっそく力をフルに出してきて不思議はない。7月下旬からこのレースを目標に乗り込まれており、先週は3歳未勝利馬を相手に追走先着。いい状態に仕上がりつつある。

ラインミーティア(牡7、美浦・水野)は、格上挑戦だったアイビスSDを制覇。枠に恵まれはしたが別定56キロを背負い、31秒6という究極の末脚から本命馬フィドゥーシアを差し切った内容は素直に評価できる。千直戦がベストという感はあるものの、中山、中京、福島で勝利経験があり坂やコーナーが極端に苦手ということではないだろう。2カ月ぶりの前走で快勝した反動は感じられず、中間は豪快な動きを披露。上積みはかなりありそうで、この相手関係でも勝ち負けを意識できる。

南半球産のメラグラーナ(牝5、栗東・池添学)は、昨年後半から一気に充実。連勝で来ていた勢いを買われ、1番人気に支持された京阪杯こそ重馬場に泣いて凡走したが、直後のオープン特別を勝って即反撃。そして、今年初戦だったオーシャンSで重賞初勝利を挙げている。2走前の高松宮記念、そして前走CBC賞と凡走が続いているが高松宮記念は道悪が響き、CBC賞は直線で挟まれ、といずれも力負けではなかった。良馬場でスムーズな競馬かできれば、大きく巻き返してくるはず。先週はウッドで長めからの併せ馬と意欲的な調整が施され、終いにスパッと伸びた。2カ月ぶりになるが、前向きさはかなりのレベルにあり、力を出せる状態だろう。

ファインニードル(牡4、栗東・高橋忠)は2走前の準オープンで勝利し、阪神芝1200mでの戦績を3戦2勝2着1回とした。しかもそのレースはトップハンデ57.5キロを背負いながら、ビリーヴの持つコースレコードとタイの1分7秒1という時計で駆け抜けたもので、コース適性は抜群。前走北九州記念は1番人気を裏切ったが、直線で前がまともに塞がる不利が響いた。得意のコースで前走の憂さを晴らしたいところだろう。前走時にある程度仕上がっており、小倉遠征帰りの中2週とあって中間はそこまで負荷を掛けられていないが、この馬なりに軽快な伸びを見せている。依然好調。

■9月10日、中山競馬場で京成杯AH(GIII、芝1600m)が行われる。

グランシルク(牡5、美浦・戸田)は、常に安定して末脚を繰り出せるのが強み。構える脚質のためどうしても勝ち味に遅く、重賞タイトルに手が届いていないがそろそろ順番が回ってきていいだろう。他の実績馬勢に比べると恵まれた印象があるハンデ56キロも魅力的。2週前追い、1週前追いとウッドコースで追走先着を連発しており、中6週とひと息入ったが力をフルに出せそうな雰囲気だ。

GI馬ダノンプラチナ(牡5、美浦・国枝)は、昨年の京成杯AHが7カ月ぶりのレース。実績からトップハンデ58キロを課せられており、決して楽な条件ではなかったが勝ち馬から0秒3差の3着と好走した。今年も58キロを背負うが、夏に関屋記念で走っており、昨年よりいい臨戦過程。その前走関屋記念は前残りの流れをしっかり追い上げており、力はいまなお堅持できている。先週の坂路追いでは3頭併せで絶好の手応えを披露。上積みはかなりありそうだ。

マルターズアポジー(牡5、美浦・堀井)は、久々のマイル戦だった前走関屋記念を逃げ切り、重賞3勝目を挙げた。中山マイルでは昨年秋にグランシルク、ルグランフリソン、ダノンメジャーらが顔を揃えていた準オープン戦で逃げ切って勝利を収めている。舞台、そして開幕週の馬場も絶好の条件で、今回も逃走劇が見られるかもしれない。ハンデ58キロはさすがに楽ではないが、比較的馬格があるだけに、克服の可能性は十分。夏に2戦使われたとあって、さすがに上積みは見込めないが先週コースで軽快な動きを見せており、悪くない雰囲気を感じさせた。いい意味での平行線。

ボンセルヴィーソ(牡3、栗東・池添学)は、持ち味のスピードを活かすレース運びを会得してから、現3歳世代のマイル重賞で崩れず走ってきた。初の古馬相手で強敵揃ったが、開幕週の馬場はこの上ない好材料だしハンデ54キロも魅力。太刀打ち可能だろう。4カ月ぶりにしては稽古本数が不足している感もあるが、先週はセントウルS出走を控えるメラグラーナを追い掛け、手応えこそ見劣ったものの5馬身追走から併入へ持ち込んでいる。あとひと追いで仕上がってくるだろう。

大外一気の末脚で昨年このレースを制したのがロードクエスト(牡4、美浦・小島茂)だ。その後は勝ち負けに絡んでいないが、自分でレースを作れない脚質ゆえに脚を余らせるケースが多々あったもので、要は流れひとつ。ハンデは昨年から2.5キロ増の57.5キロ、中間はそこまで攻め込んでおらず出否は微妙な状況だが、出てくるようなら軽くは扱えない。

■9月9日、中山競馬場で秋華賞トライアルの紫苑S(GIII、芝2000m)が行われる。

ディアドラ(牝3、栗東・橋田)は、アネモネSで2着、桜花賞6着、オークスで4着と春は存在感ある走りを続けた。前走の1000万条件戦は3カ月ぶり、初の洋芝、初の古馬相手だったが、しっかり勝ち切って条件クラスでは力が違うところを見せ付けた感。不動の主戦岩田騎手が引き続き手綱を取ることもあり、主役は譲れないところだろう。前走で体を減らしていたため、中間は回復に主眼を置いた調整だが馬なりで好時計が出ている。順調。

ライジングリーズン(牝3、美浦・奥村武)は、新馬戦、フェアリーS、アネモネSと自身3勝全てを中山マイル戦で挙げている。しかもフェアリーSは16頭立て15番枠、アネモネSは16頭立て14番枠と決して有利とは言えない枠からの発走で勝利。1800mのラジオNIKKEI杯で大敗を喫しており、更に1F延びる今回の距離がどうかだが、抜群のコース適性から克服してみせてもおかしくない。放牧からの帰厩後は丸田騎手が付きっ切りで仕上げて、いい反応を見せている。力を出せそうな雰囲気だ。

ポールヴァンドル(牝3、美浦・上原)は、前走函館の1000万条件で先行抜け出しから勝利。春のスイートピーSでも2番手からクビ+クビ+ハナ+クビの5着を確保するなど安定した先行策が持ち味だ。中山芝2000m戦なら、重賞でも通用の走りがあっていい。中間の速い時計は1本のみで、2カ月ぶりを考えるといささか物足りなく感じるが牧場で乗り込んでいたようで、動きそのものは悪くない。あとひと追いあれば大丈夫だろう。

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