平地＆障害重賞ダブル制覇のソロルが引退　乗馬に

2014年のマーチS（GIII、ダ1800m）などを制したソロル（牡7、栗東・中竹）が、9月22日付けで競走馬登録を抹消し現役引退となることがJRAより発表された。今後は北海道安平町の追分ファームリリーバレーで乗馬になる予定とのこと。

同馬は2012年10月にデビュー。同年12月に阪神ダート1800mの未勝利戦で勝ち上がり、その後はダート中距離戦線を中心に使われる。2014年1月、オープンへの昇級2戦目だったポルックスSで勝利を収めると、フェブラリーS（12着）を挟んで、同年3月のマーチSで重賞初制覇を果たした。以降ダート重賞・オープン特別の常連として渋太く活躍。2016年秋に障害へ転向し、初戦でいきなり勝利を飾ると、障害重賞への初挑戦だった今年8月の小倉サマージャンプ（J・GIII、芝3390m）を制して、史上11頭目の平地重賞・障害重賞の両方を制した馬となる。9月16日の阪神ジャンプSに臨んだが、レース中に故障を発症し競走を中止。右前脚の浅屈腱不全断裂と診断され、このレースを最後に現役を退くこととなった。

▽【ソロル】
父シンボリクリスエス
母ラバヤデール
母父サンデーサイレンス
通算43戦9勝（うち地方2戦0勝　障害8戦2勝）

《重賞勝鞍》
2017年　小倉サマージャンプ（J・GIII）
2014年　マーチS（GIII）

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