【地方競馬トピックス】激戦必至！　本日、船橋で日本テレビ盃！　発走は20時10分

■9月27日、船橋競馬場で交流重賞・日本テレビ盃（JpnII、ダ1800m）が開催される。“Road to JBC”と冠せられ、優勝馬にはJBCクラシックの優先出走権が与えられるこの一戦にJRA所属馬4頭、地方所属馬7頭が名乗りをあげた。発走は20時10分。

主役はJRAから参戦のケイティブレイブ（牡4、栗東・目野）となりそう。昨年5月に兵庫CSで重賞初制覇を遂げると、直後のジャパンダートダービーで2着。以降も地方で力を発揮し、白山大賞典、浦和記念と交流重賞連勝を果たした。今年に入っても勢いはとどまらず、川崎記念4着を経て3月の名古屋大賞典勝ち。前走の帝王賞で待望の初GI級制覇を成し遂げている。ハナでも番手でも競馬ができる自在型だが、その帝王賞ではゲートで躓き本来の競馬にならなかったにも関わらず怒涛の末脚で差し切っており、まさにどんな競馬もこなせるのが強み。斤量58キロも過去に克服済みだけに、当然勝ち負けを意識する一戦となる。3カ月ぶりだが、ひと夏厩舎に置かれ、乗り込みは入念過ぎるほど。実質の最終追いだった21日の栗東坂路追いでは自己ベストに0秒2まで迫る4F51秒8（一杯）の猛時計をマーク。さっそく力をフルに出せる態勢だ。

モーニン（牡5、栗東・石坂）は、昨年の当レースで勝ち馬にアタマ差の2着。今年のかしわ記念では3着に入っており、左回りの船橋とは相性が良さそうだ。距離適性はマイルがベストと言えるが、昨年同様主導権を握ってロスなく進めるようなら首位争いに加わってきていい。8月下旬から坂路とコースを併用し乗り込みは順調。先々週、先週と余力を残して好タイムを出せており、ほぼ万全の状態だろう。

サウンドトゥルー（セ7、美浦・高木）は、一昨年の覇者で昨年は3着。似た形状と言われる中京ダート1800mGIの勝ち馬であり、コース適性はかなり高い。中間は、放牧先から帰厩後に強い負荷を課せられるも、当初は良化に手間取っていた様子。しかしここへ来てようやく硬さが抜けて、柔らか味のある動きを見せるようになっている。叩き良化型とはいえ、底力はメンバー随一のものがあるだけに、恥ずかしい競馬はしまい。スムーズであれば当然今年も上位争いに加わってきそうだ。

アポロケンタッキー（牡5、栗東・山内）は、昨年秋に本格化。休み明け初戦のみやこSを勝って重賞初勝利を果たすと、暮れの東京大賞典では持ち前のスタミナと渋太さを最大限に活かしGI馬となった。今春、ドバイ挑戦はさすがに力及ばず9着、また、帰国初戦で調整に難しさがあった前走帝王賞では5着に終わっているが、国内で順調に調整されている今回は巻き返しがあって不思議ではない。実際、21日には厩舎の先輩コウエイタケルを相手にハードトレを敢行したが、これで一気に気合いが入ったか、終い重点に追われた24日の追い切りでは抜群の切れ味を披露した。確実に前走時よりいい状態にあると言える。みやこS勝ちから距離も十分守備範囲。要注意の1頭だろう。

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