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【今週の重賞】[スプリンターズS]レッドファルクス 連覇の可能性十分[シリウスS]マスクゾロ 上昇必至

■10月1日、中山競馬場で秋の短距離王決定戦・スプリンターズS(GI、芝1200m)が行われる。

レッドファルクス(牡6、美浦・尾関)は、芝重賞初挑戦だった昨年7月のCBC賞を勝つと、ひと息入れて臨んだスプリンターズSはゴール前の大接戦を見事に差し切ってスプリント王の座に就いた。その後香港遠征は12着に終わったが、今春しっかり立ち直って高松宮記念で3着、58キロだった京王杯SCで1着、久々のマイルだった安田記念で3着と安定して高いレベルの走りを繰り出している。今回、安田記念以来4カ月ぶりになるが昨年のスプリンターズSがCBC賞以来3カ月ぶり、今年の高松宮記念も3カ月ぶりで久々でも力を出し切れるタイプ。連覇の可能性は十分ありそうだ。先週は稽古駆けする相手に手応えで見劣ってしまったが、自身も好タイムで駆け抜けており、ゴール板を過ぎても負荷を掛けられる意欲的な調教を消化。いささか体は立派に見せているが、このひと追いで一気に態勢が整ってきそうだ。

セイウンコウセイ(牡4、美浦・上原)は、昨年後半からグングン力をつけ重賞初挑戦だった今年1月のシルクロードSでクビ差2着、そして続く高松宮記念を1馬身1/4差とスプリントGIでは決定的とも言える着差で勝ち、GIで重賞初勝利を挙げている。前走の函館SSが4着とまさかの敗戦だったが、異常とも言えた函館の高速馬場のなか、オーバーペースで逃げた馬を2番手で追った展開が厳しかったようだ。帰厩後の動きはすこぶる良好で、終いに気合いを入れられた先週のウッド追いでは大外を回りながら1F12秒フラットと鋭く伸びた。あとひと追いで万全の状態となりそう。

ファインニードル(牡4、栗東・高橋忠)は、2走前の準オープン戦でトップハンデをもとのもせず快勝。しかもレコードタイの時計で走破するオマケつきだった。続く北九州記念は直線で前が壁になり5着に終わったが、前走セントウルSでは熾烈な2着争いを尻目に悠々抜け出して勝利し、重賞初勝利を収めた。地力強化ぶりは著しく、GIでも勝ち負けに加わってくるだろう。中山芝1200m戦で勝ち鞍があるのも強み。6月、8月、そして9月と稼動しておりさすがに大幅上積みは見込めないが、中間は軽快に動いており、高いレベルの好調維持と見ていい。

ビッグアーサー(牡6、栗東・藤岡)は、昨年の高松宮記念で1秒6秒7のレコードタイムで快勝し、スプリント王の座に。秋のセントウルSも順当に勝ち、大本命としてスプリンターズSに臨んだが内で完全に行き場をなくすレースとなり15着大敗。暮れには香港スプリントに挑むも復権ならず、今年は順調さを欠きここへは9カ月半ぶりのぶっつけとなる。力は間違いなくメンバー内断然で、仕上がりが最大の焦点となるだろう。蹄を痛めてセントウルSを回避した経緯があったが、回復は早かったようですぐに乗り込みを再開できている。先週は序盤から景気良く飛ばし、終いは息が上がってしまったものの栗東坂路51秒8(一杯)と、この馬らしい好タイムを出した。この負荷でグンと良くなってきそうな雰囲気。

ダンスディレクター(牡7、栗東・笹田)は、昨年このレースでブービーの15着。しかし接触する不利があり、位置取りを悪くしたもので、そこまで悲観する内容ではなかった。今年1月にシルクロードSを勝ち、同レース連覇。しかもトップハンデ57.5キロを背負いながら、後のGI馬セイウンコウセイを差し切った内容で、更に地力強化を果たしたようだ。7カ月半ぶりだった前走セントウルSが2着にクビ差の3着と上々の滑り出し。昨年の鬱憤を晴らす走りを見せたい。全体時計こそ目立たないが1週前追い、そして日曜追いで切れ味鋭い動きを見せており、前走時もいいデキだったがそこから着実に上昇を果たしているようだ。

ここまで目下4連勝。その勢いに注目せざるを得ないのがダイアナヘイロー(牝4、栗東・福島)だ。500万、1000万、準オープンと一気に駆け上がり、前走北九州記念が古馬となっての重賞初挑戦。ハンデ53キロに恵まれた感はあったが、2番手から余力十分に抜け出しての快勝ぶりは、地力強化を大いに物語るものだった。連勝中ずっと手綱を握っている武豊騎手が完全に手の内に入れた感があり、相手は一気に強くなるものの侮れない存在と言える。休みなく走っているが、中間はウッドコースで7Fからの時計を出すなど、調整は意欲的。好調維持と見ていい。

メラグラーナ(牝5、栗東・池添学)は、発表は良ながら雨でノメるような馬場だった7月のCBC賞で10着と凡走したが、前走のセントウルSではメンバー最速の末脚を繰り出し0秒2差4着。やはり良馬場ならしっかり力を出してくる。舞台はオーシャンS勝ちなど過去3戦して3勝の中山千二、好コンディションでやれるようなら上位争いがあっていいだろう。中間の速い時計は1本のみだが、終いにスパッと切れて追走先着。上積みは大きそうだ。

このレースには香港からブリザード(セ6、香・P.イウ)が参戦してくる。これまで海外遠征経験はなく、重賞勝ちは芝1400mのGIIIの1鞍だけ。芝1200mのGIは2走前のチェアマンズスプリントプライズを走ったのが唯一の経験で、そこでは最下位10着に敗れているが、完全に展開不向きで0秒7差ならイメージほど負けていない。10番人気ウルトラファンタジーでこのレースを制したP.イウ師が送り込んでくるだけに、軽視は禁物。既に来日しており、調整は順調だ。

■9月30日、阪神競馬場でシリウスS(GIII、ダ2000m)が行われる。

昨年56キロを背負いこのレースを制したのがマスクゾロ(牡6、栗東・岡田)だ。その後、繋靱帯炎のため長期休養。復帰戦として今年7月の名鉄杯にエントリーしたが、これはハ行で馬場入り後に除外となってしまった。仕切り直しの復帰初戦が前走のBSN賞で、実戦は11カ月ぶり。しかもトップタイのハンデ57キロを課せられていたが、2番手から渋太く粘って2着を確保し、依然力を維持していることを強くアピールした。長期休み明けを叩かれ上昇必至、ハンデは57.5キロとなるが前走時で538キロと比較的馬格があるためそこまで苦労することはなさそうだ。連覇は目前か。脚元を気づかいつつ、プールを併用しつつ中間は慎重に調整されている。先週の坂路追いでは格下にアオられたものの、この馬なりに悪くない時計を出せていた。順調だ。

ミツバ(牡5、栗東・加用)は、昨年のこのレースがオープンへの昇級初戦。勝ち負けには加われなかったが、後方からメンバー最速の末脚で追い上げ4着と健闘していた。その後1年間でオープン特別を3勝、交流GIの川崎記念で4着、そして前走のマーキュリーCで重賞初制覇を成し遂げている。今回のハンデは昨年比3.5キロ増の57.5キロとなったが、地力は大きく強化しているし脚質にも幅が出てきた。妥当な線と言える。追われるごとに時計を詰めており、先週の時点で栗東ウッドで自己ベストに並ぶ数字を出した。力を出せるデキに仕上がりつつある。

モルトベーネ(牡5、栗東・松永昌)はGIIの東海Sで2着、アルデバランS勝ち、アンタレスS勝ちと今年前半一気に充実してきた。右回りコースではとにかく崩れておらず阪神コースも好相性。今回は半年ぶりで、自身最重量となるハンデ57.5キロの克服もカギとなるが、上位進出は十分にありそうだ。先週はM.デムーロ騎手を背に栗東坂路4F51秒9(一杯)という好タイムをマーク。久々を感じさせない、万全の状態に仕上がりつつある。

トップディーヴォ(牡5、栗東・昆)は、準オープンへ降級後しばらく足踏みが続いていたが、今年2月にテイエムジンソクを撃破し改めてオープンへ。昇級3戦目だった前走BSN賞でマスクゾロを差し切り、重賞でもやれそうなメドを立てた。ハンデは前走から1キロ増えて56キロとなったが、それでも実績馬勢の57.5キロに比べれば有利。前走がそうだったように重馬場で過去4勝と得意中の得意だけに、馬場渋化があれば互角以上の走りがあっていい。この中間ウッドで猛時計をマークしており、夏に稼動を続けた疲れは感じさせず一連の好調キープ。

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