おしらせ
【地方競馬トピックス】大井で2日連続交流重賞 東京盃&レディスプレリュード
■10月4日、大井競馬場で交流重賞・東京盃(JpnII、ダ1200m)が開催される。本競走はJRA所属馬が5頭、迎え撃つ地方所属馬は11頭が出走予定だ。発走は20時10分。
ニシケンモノノフ(牡6、栗東・庄野)は、前走の北海道スプリントCをレコード勝ち。前半2F通過22秒9、3F通過33秒8という芝並みのラップを刻み、そのスピードを保ったまま逃げ切るのだから恐れ入る。走破時計1分9秒4は、2010年の勝ち馬ミリオンディスクの記録を0秒2上回る門別競馬場ダート1200mのニューレコード。折からの雨で時計が出易くなっていたにせよ、何らケチのつけようのない圧倒的な強さであった。なお、少し間隔はあいたが、この中間の動きは良く、まず走れる態勢にはあるよう。大井未経験ゆえ、大目標とするJBCスプリント前の試走のような形だろうが、力さえ出し切れれば恥ずかしい競馬はしまい。逃げても良し、控えても良しと、臨機応変に動ける自在型というのも大きな強みだ。
格・適性でニシケンの一歩上を行くのがコーリンベリー(牝6、美浦・小野)。大井コースに滅法強く、ここまで4度走ってJBCスプリント、東京スプリントの交流重賞2勝、馬券圏外なしという抜けた実績の持ち主だ。かれこれ約1年半勝ち星がないとはいえ、昨年のこの東京盃で2着、川崎で行われたJBCスプリント3着、中央のカペラS3着などトップレベルで結果を残しており、年齢どうこうの衰えとはまだ縁遠いよう。前走・根岸Sの大敗にしても、まず度外視していい内容(スタート直後に躓き、いったん止まってしまうぐらいの大出遅れ)だ。ただ、ここはそれ以来8カ月ぶりの実戦。中間に負った右第4中手骨々折の影響もあり、即能力フル発揮といくかどうか。中間は美浦ダートで丹念に乗り込まれており気配としては悪くないが、極端に鉄砲が利くタイプでもない。多少の割り引きは考慮しておくべきだろう。
迎え撃つ地方勢からはトウケイタイガー(牡6、兵庫・住吉朝)とブルドッグボス(牡5、浦和・小久保智)に注目。前者は、昨秋のちょうど今頃に地方へ転籍しここまで11戦8勝の成績。その勢いは目覚ましく、本年5月の交流重賞・かきつばた記念では軽快な逃げから直線楽々と後続を引き離すワンサイドゲームを演じた。幸い中間の具合いはいいようで、ここは相手強化も、同じく行き切れるようならば面白いかもしれない。後者は今年春の時点までバリバリの中央オープン馬。浦和転籍2戦目のクラスターCをレコード勝ちし初タイトル奪取となった。前走のオーバルスプリントでは勝った逃げ馬を執拗に追いかけてしまい終いの粘りを欠いたが、少し構えてスムーズに競馬ができるようなら十分に反撃の目があるだろう。
あとは衰え知らずの前年覇者ドリームバレンチノ(牡10、栗東・加用)、勝負どころで置かれる癖さえ見せなければショコラブラン(牡5、栗東・浅見)、久々のダートがどうかも力的にはあっさりがあっていいナックビーナス(牝4、美浦・杉浦)あたりにも注意を払いたいところだ。
■10月5日、大井競馬場で交流重賞・レディスプレリュード(JpnII、ダ1800m)が開催される。本競走はJRA所属馬が5頭、迎え撃つ地方所属馬は11頭が出走予定だ。発走は20時10分。
ホワイトフーガ(牝5、美浦・高木)は、連覇を狙った前走のスパーキングレディーCで単勝オッズ1.4倍の期待を裏切る4着敗退。好位外め追走より勝負どころをマクって出るも、直線入り口の時点で余力はなく、掲示板確保が精一杯という内容であった。この馬のこれまでの実績を考えれば首を傾げたくもなるが、大きな斤量差、その前のレースで強豪牡馬を下した激走の反動、および当時やや夏負けの傾向にあったとのことでもあるだけに、情状酌量の余地はあるはずだ。その後は早急な立て直しを行い、9月中旬より坂路で丹念に乗り込まれている。べらぼうな時計が出ているわけではないが、実に柔らかい走りをしており、気分良さそうな様が幾度となく目についた(相も変わらずやや頭は高いが)。前回時より数段上のデキであることは間違いなく、ここは改めての気持ちだろう。
前走スパーキングレディーCでホワイトフーガら歴戦の古馬勢を撃破したのがアンジュデジール(牝3、栗東・昆)。軽量(他馬とは最大6キロ差)での勝利だっただけに内容丸々鵜呑みにはできないものの、小気味いいスピードがあり、好位で巧く立ち回れる器用さが武器の新鋭だ。追ってからも実にしっかりとしており、現状これといって注文をつけるような部分は見当らない。1キロ増でパフォーマンスが落ちないようならば。
クイーンマンボ(牝3、栗東・角居)は、そのアンジュデジールに関東オークスで4馬身の差をつける圧勝。力量的には3歳筆頭と考えて問題なさそうだが、本来の予定だったローズS(12着)→秋華賞のローテを翻してのこことなる部分がどう出るか。追い切りの動きそのものは大敗のショックなくまずまずの域にはあるようだが。
サルサディオーネ(牝3、栗東・羽月)は前走レパードSであのエピカリスに先着の2着。好スタートからハナを奪い、うまくマイペースで逃げを展開。好位に控えたエピカリスが後続に蓋をしてくれたぶんがあったにせよ、強豪牡馬相手にあわやのところまで行くのだから大したものだ。ここも最内絶好枠を見方に自分の型に徹するのみだろう。道中絡まれることなくうまく息を入れられるようならば再度の残り目も。
マイティティー(牝5、栗東・本田)は昨秋にオープンに上がって以降、結果が出ていなかったが、前走のブリーダーズゴールドCで一変の走り。2番手追走から早め抜け出しを図りそのまま力強い脚取りで押し切った。2000m超えのゆったり行ける距離の方が良さそうなだけに、当然ここも脅威の存在に。
ララベル(牝5、大井・荒山勝)は本年4月のマリーンCでホワイトフーガの2着、7月のスパーキングレディーCでアンジュデジールの2着という実績。牝馬にしては筋肉質で、小回りコースを走る器用さとパワーに優れる地方牝馬の雄だ。体質が弱く使い込めない弱みはあるものの、そのぶん一戦一戦が全力投球。揉まれずにスムーズに好位で流れに乗れれば十分ここも勝負になるはず。
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