【地方競馬トピックス】本日3日は金沢で白山大賞典！

■10月3日、金沢競馬場で交流重賞・白山大賞典（JpnIII、ダ2100m）が開催される。本競走はJRA所属馬が5頭、迎え撃つ地方所属馬は5頭が出走予定だ。発走は16時30分。

インカンテーション（牡7、栗東・羽月）は、本年3月のマーチSでおよそ1年10カ月ぶりの美酒に酔い、通算4度目の重賞制覇を遂げた。2度の骨折を乗り越えての大復活であり、かつその後のかしわ記念でコパノリッキーに次ぐ2着入線を果たすあたり、他馬とは根本的な能力の下地が違うのだろう。なお、ここは約5カ月ぶりの実戦になるが、中間は至って順調に乗り込めており、まず走れる態勢にはあるよう。前回から1キロ減、メンバーレベルも楽になるとあらば、恥ずかしい競馬はできまい。あとは初距離さえこなせればといったところか。

重賞3勝馬クリノスターオー（牡7、栗東・高橋忠）は、もうかれこれ2年5カ月ほど勝ち星から見放されているが、韓国コリアC2着、ダイオライト記念2着など、重賞で幾度となく勝ち負け争いを演じており、極端な能力減というものは感じられない。前々でスムーズに流れに乗れないと、近3走うち2度で味わったような大敗を喫することにもなるが、言い方を変えれば、自分の型を貫き通しさえすれば、まだまだ十分勝負になるということ。幸いにしてここは1、2頭主張したい馬らがおり、それら直後で願うような競馬ができそうな趣。加えて、先月27日・30日の坂路追いで文句なしの好時計を叩きだしたように、具合いに関してはかなりのレベルにあるようだ。まともであれば、4度目のタイトル奪取も十分にあり得るはず。

コパノチャーリー（牡5、栗東・村山）はダートGI級9勝の実績を誇るコパノリッキーの半弟。その兄同様、前々での積極的なレース運びをウリにしており、前走・阿蘇Sでオープン初勝利をあげた。登録していた韓国コリアC、日本テレビ盃には選出されず、ここまで待つような形にはなったが、順調に乗り込みは消化できておりデキに関しては問題なさそう。あまり突かれることなくスムーズに運べれば十分残り目が見込めるだろう。9日のマイルCS南部杯でGI級10勝目を狙う兄の露払い役となるか。

他、チャンピオンズC2着などの実績を誇ったナムラビクターの弟ナムラアラシ（牡4、栗東・目野）、本年のジャパンダートダービーで2着したタガノディグオ（牡3、栗東・宮）のエンパイアメーカー産駒2騎、および交流重賞で幾度となく結果を出している地方の雄カツゲキキトキト（牡4、名古屋・錦見勇）らにもチャンスがありそう。

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