おしらせ
【今週の重賞】[毎日王冠]3歳女王ソウルスターリング始動![京都大賞典]シュヴァルグラン万全のデキ[サウジアラビアロイヤルC]ステルヴィオ 3連勝で重賞制覇へ
■10月8日、東京競馬場で毎日王冠(GII、芝1800m)が行われる。
ソウルスターリング(牝3、美浦・藤沢和)は、危なげない走りで昨年の阪神JFを制し2歳女王となった。桜花賞こそ馬場にノメって力を発揮できなかったが、前走のオークスで即反撃しGIタイトル2勝目をゲット。競馬センスと能力の両面で突出している印象があり、初の古馬牡馬相手でもなんなく勝利を収めそうだ。2歳時に東京芝1800mのアイビーSを勝っており舞台との相性は上々だし、斤量53キロはいかにも有利。このレースで秋初戦を迎えるのは当初からの予定で、狂いのない調整が進んでいる。先週は美浦ウッドで3頭併せ。全体的にモチベーションの高さが印象的で、行きっぷり、追われての反応ともに上々のものを披露できていた。抜群の状態。
昨年、春に世代の頂点へ立ち、秋は凱旋門賞に挑んだマカヒキ(牡4、栗東・友道)。今春は京都記念で3着、大阪杯で4着と力を出し切ったとは言えず、やはりフランス遠征の疲れが尾を引いていたか。その後半年間とキャリア最長の休養期間を取り、オーバーホール。秋の大舞台での飛躍を期し、まずは復権の走りを見せたいところだろう。8月下旬から坂路中心に乗り込まれており、9月半ばからはコース追いも再開。2週前は馬なりで栗東CW6F77秒台と抜群の時計を出しており、立ち直りぶりは顕著だ。春とは一変の姿。
サトノアラジン(牡6、栗東・池江)は、国内のマイルGIで4着、4着、5着とあとひと息の成績が続いていたが、今春の安田記念で見事な差し切り勝ちを収め、ようやくビッグタイトルを手にした。良馬場ならとにかく安定して末脚を使えるタイプ。よほどの前残り、そして道悪にさえならなければ、出番は十分にありそう。斤量58キロ、距離1800m、それぞれで勝利経験があるのも強みだ。2週前、1週前とウッドコースで悪くない走りを披露。気迫の面ではあとひと息という感があるものの、今週のひと追いで仕上がってくるだろう。
リアルスティール(牡5、栗東・矢作)は、昨年3月に芝1800mのドバイターフで念願のGI制覇。3歳時には共同通信杯を勝っており、昨年秋はぶっつけながら天皇賞・秋でモーリスの2着に入った。今回の条件はほぼベストと言えるだろう。今年もドバイに遠征したが、現地で鼻出血を発症し無念の不出走。そこからどれだけ立ち直っているかだが、先週は自己ベストを大きく更新する栗東坂路4F49秒6(一杯)という猛時計をマークした。順調に来ており、いい復帰戦となりそう。
グレーターロンドン(牡5、美浦・大竹)は、長期休養からの復帰戦だった昨年秋の500万条件から今春のオープン特別まで4連勝。前走の安田記念は4着に終わったが、重賞初挑戦がGIで勝ち馬サトノアラジンに0秒1差ならまだ底を見せていないと言える。マイルがベストという感はあるものの、東京芝1800m戦でも勝利経験があり、この条件で極端に割り引く必要はなさそうだ。9月頭から坂路とコースを併用してじっくり乗り込まれており、上々の動きを披露。力をフルに出せそうな雰囲気だ。
■10月9日、京都競馬場で京都大賞典(GII、芝2400m)が行われる。
シュヴァルグラン(牡5、栗東・友道)は、昨年本格化を果たしGIIを2勝、ジャパンCでは3着に入った。今期は勝ち鞍がないが阪神大賞典でサトノダイヤモンドに0秒2差2着、天皇賞・春でキタサンブラックに0秒2差の2着と強敵に相手に健闘しており、なおまだ地力を増している感。古馬となってからは京都で崩れておらず、休み明けも苦にしない。秋のGI獲りへ向け、ここで上々の滑り出しとなるか。昨年に比べ春の疲れが取れるのが早かったようで、この中間は8月末から入念な稽古を消化。先週は僚馬ヴィブロスに対し追走先着と素晴らしい動きを披露した。ほぼ万全のデキと言える。
スマートレイアー(牝7、栗東・大久保)は、過去に芝千四の重賞1勝、芝マイルの重賞を2勝。しかし昨年12月の香港ヴァーズで5着、今年の京都記念で2着、鳴尾記念で2着と距離不問で走れるタイプだ。要はきれいな馬場で自慢の末脚が発揮できればよい。今回は京都開幕週。絶好の馬場コンディションを利して、勝ち負けに加わってきそうだ。2週前は坂路、先週はCWで好時計をマークした。4カ月ぶりを思わせない仕上がりで、さっそく力をフルに出せそうな雰囲気。
ミッキーロケット(牡4、栗東・音無)は、今年の日経新春杯で重賞を初制覇した。それを含めて京都芝では【2.2.0.2】で着外の2回は菊花賞0秒7差5着、京都記念0秒3差4着だからコース適性の高さは疑いようがない。昨年の神戸新聞杯ではサトノダイヤモンドに冷や汗をかかせるクビ差2着があり、距離もこのぐらいがベストだろう。鉄砲巧者でもあり、重賞2勝目のチャンスは十分と言える。帰厩後は坂路で上々のタイムを出しており、あとひと追いあれば仕上がってくるだろう。
サウンズオブアース(牡6、栗東・藤岡)は、昨年秋のジャパンCなどGIで過去2着が3回。底力は最上位級と言っていいだろう。前走札幌記念は4着に終わったが、海外遠征帰りだったことを考えれば上々の走りだったと言える。天皇賞・春以来のぶっつけだった昨年の当レースは0秒2差の4着で、夏に1回使われている今年のほうが臨戦過程としては上。上位進出に期待が掛かる。中間は本数を丹念にこなしており、先週のコース追いでは僚馬を子供扱いした。上積みは顕著だ。
■10月7日、東京競馬場でサウジアラビアロイヤルC(GIII、芝1600m)が行われる。
ステルヴィオ(牡2、美浦・木村)は、新馬戦開幕週だった6月4日、東京芝マイルのデビュー戦を古馬並みの好タイムで勝利。父ロードカナロアの初年度産駒として初勝利を挙げた孝行息子だ。夏は札幌のコスモス賞に参戦。距離は1F延長、小回り、洋芝かつ雨で渋った馬場と、初戦とはまるで異なる環境だったが、ノーステッキで抜け出し、後続の追撃も封じた。高い能力とセンスを兼ね備えている証左で、3連勝での重賞制覇に期待が掛かる。前走後はノーザンファーム天栄で調整され、帰厩後の9月24日にさっそくいい時計をマーク。先週も古馬と互角に動いており、トレセンでの本数こそ少ないが申し分のない状態と言えるだろう。
テンクウ(牡2、美浦・奥村武)は、東京マイルの新馬戦で勝ち上った。続く新潟2歳Sは3着だったが、スローペースで前残りとなる展開のなか、6番手からメンバー最速の3F32秒6という末脚を繰り出し2着にアタマ差まで迫ったもの。決め手は強烈で、東京マイルでの勝利経験もあるだけに、上位争い必至だろう。中間は厩舎に置かれての調整。ソエが出たとのことで、楽をさせた時期もあったが乗り込み再開後は軽快に動いている。気合い乗りも上々で、いい状態で臨めそう。
ダノンプレミアム(牡2、栗東・中内田)は、コースで追われた稽古で圧巻の動きを見せており、6月阪神の新馬戦では1番人気に推された。果たして実戦ではその支持にしっかり応え、4馬身差の完勝。終始余力十分で競馬を進め、最後は軽く促されただけという内容で、器は相当大きそうだ。今回は3カ月半ぶり、初の関東遠征、初の左回りとなるが、なんなく克服しそうな雰囲気がある。ここへ向けての調整は順調で、ウッドコース追いでは古馬1000下と互角に動いた。ほぼ万全の仕上がり。
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