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【今週の重賞】[秋華賞]アエロリット 楽に猛時計マーク[府中牝馬S]ヴィブロス 通過点か

■10月15日、京都競馬場で牝馬3冠最終戦・秋華賞(GI、芝2000m)が行われる。

アエロリット(牝3、美浦・菊沢)は、今春GIIIで2着、2着と来て桜花賞では5着と歯がゆい走りが続いた。しかし2走前のNHKマイルCでは積極的な競馬からあっさり抜け出し、後続を封じての完勝。そして前走には秋華賞を見据え、小回り札幌1800mのクイーンSを選択し、強力な古馬勢を寄せ付けず逃げ切ってみせた。自在性、コーナリング、折り合いとこのレースで得た収穫は大きく、2000m戦こそ未知ながら主役候補の最右翼として扱っていいだろう。先週は美浦ウッドコースで6F79秒台の猛時計を楽にマーク。前走が楽勝だっただけに回復は早く、牧場でしっかりやれていたよう。トレセンの本数はそこまでではないが、2カ月半ぶりを思わせない絶好の状態に仕上がりつつある。

ラビットラン(牝3、栗東・角居)の父は、典型的な米国ダート血統のタピット。砂千四のデビュー戦では7馬身差の圧巻Vを収め、この路線での飛躍を予感させたが除外で2走前に渋々芝へ。そこで豪快な末脚を発揮し勝ち切ると、重賞初挑戦だった前走ローズSでも4角13番手からメンバー最速33秒5の脚で追い込み勝利。決め手は強烈で、芝では2戦して2勝とまだ底を見せていない。京都内回りがコースがどうかだが、不安よりも楽しみのほうが上回る素質馬だ。先週は栗東CWで同期サロニカとスパーリング。終いにしっかり負荷を掛けられ同入に持ち込んでおり、前走快勝の反動は感じられない。依然好調だ。

レーヌミノル(牝3、栗東・本田)は、今春2戦消化し勝てなかったが、上り調子で迎えた桜花賞では先団から抜け出し1冠目をモノにした。渋った馬場、そして前後半4Fが46秒5-48秒0と先行馬には厳しい流れで勝ち切ったあたり渋太さ、タフさは相当なレベルと言っていいだろう。2000mという距離がどうかだが、消耗戦に持ち込めば勝機は十分。小回り小倉での勝利経験もモノを言いそうだ。中間は2秒先に行かせた相手を追い抜かせるハード追いを敢行。息が持たなかった前走から、ガラリ一変の姿で臨めそうだ。

リスグラシュー(牝3、栗東・矢作)は、阪神JFで2着、桜花賞で2着、オークスで5着。秋復帰戦のローズSは久々の分反応に鈍さがあったが、それでも3着を確保した。安定感は世代随一のものがある。脚質的に内回りよりは外回り向きという感はあるものの、出していっても折り合えるタイプで大きな割引は不要だろう。武豊騎手が騎乗した先週の栗東坂路追いでは4F51秒8(強め)と、余力を残して好タイムをマーク。上積みは顕著だ。

ディアドラ(牝3、栗東・橋田)は、桜花賞6着、オークスで4着と春は健闘どまりだった。しかし夏に古馬相手の1000万条件を快勝、紫苑Sでは接戦を凌ぎ重賞初制覇と目下充実一途。小回り2000m戦を連勝で来ている点も大きなアドバンテージで、ラスト1冠獲りが視野に入ってきた。桜花賞がこの春の稼動3戦目、オークスが5戦目だったように、典型的な叩き良化型。夏の復帰戦で体を大きく減らしていたが、中山遠征の前走で回復した姿を見せており体調もかなり良さそうだ。中間は坂路で入念に追われており、すこぶる順調と言える。

ファンディーナ(牝3、栗東・高野)は、皐月賞で牡馬を押しのけ1番人気に推されたが、初体験の揉まれる競馬に戸惑ったか7着に終わった。秋復帰戦のローズSで立ち直った姿を見せたかったところだが、調整の不順があったようで馬体重はプラス22キロ。これでは本領発揮とならず、ラビットランに0秒7差の6着だった。フラワーCでの圧巻の走り、そして人気を裏切ったとは言えレースレコード決着だった皐月賞で0秒5差、1分58秒3の時計で走り切っている。ポテンシャルは疑いなく世代最上位級。脚質的に内回りコースはぴったりだし、復調さえ叶えば首位争いに加わってきていい。中間は馬なりオンリーで、まだいささか攻め切っていない印象はあるが、それでも切れ味は前走時以上のものを見せている。最終追いに注目したい。

■10月14日、東京競馬場で府中牝馬S(GII、芝1800m)が行われる。

ヴィブロス(牝4、栗東・友道)は、昨秋の紫苑Sで落馬寸前の不利を受けながら2着を確保すると、続く秋華賞で最速タイの末脚を繰り出しラスト1冠を制した。そして今春は強力な牡馬相手だった中山記念で5着とまずまずの滑り出しを見せると、ドバイターフで世界の強豪を撃破している。全姉が4歳春にGIを初制覇、5歳春にもGIを勝ち、宝塚記念で3着に入ったヴィルシーナとあって、まだまだこれから良くなってきそう。半年ぶり、かつ海外遠征帰りの初戦で決して楽ではない一戦となるがあっさり通過点としてしまって不思議はない。先週はC.ルメール騎手を背に、菊花賞出走を控えるポポカテペトルを圧倒する動きを披露。ブランクを感じさせない、いい雰囲気にある。

アドマイヤリード(牝4、栗東・須貝)は今春急速に力をつけ、阪神牝馬S2着をステップにGIヴィクトリアマイルで重賞初制覇を成し遂げている。前走のクイーンSが0秒9差6着と案外な走りに終わっているが、初経験となる小回り札幌コースで、後方に構え外から追い上げる形はいかにも不向きだった。広い東京で反撃したいところだろう。夏に1回使われたとあって、この中間の動きはキビキビとしている。そこまで負荷を掛けなくても気合いは程良く乗っており、反応も抜群。力をフルに出せそう。

クイーンズリング(牝5、栗東・吉村)は、昨年このレースで快勝を収め、続くエリザベス女王杯も制してGIウイナーとなった。今春は香港遠征帰りで調整に難しさがあったのか本調子になかったようだが、それでも前走のヴィクトリアマイルは0秒4差6着と格好はつけている。そこから5カ月の休養でしっかり立ち直っているようなら、連覇の可能性も十分。帰厩後は坂路とウッドコースを併用し、いい動きを見せている。先週、M.デムーロ騎手が跨ったウッドでの追い切りでは僚馬を手応え圧倒でパス。ほぼ万全のデキと言える。

母トゥザヴィクトリーの良血トーセンビクトリー(牝5、栗東・角居)は、今年3月の中山牝馬Sで重賞初制覇。前走のクイーンSでは最速タイの上がり脚を使って2着に入った。詰めの甘さは同居するものの、流れに乗って脚をそつなく使える高いセンスの持ち主。過去3回走ってすべて着外の府中で結果を残せるようなら、GIでも侮れない存在になってくるだろう。9月下旬から順調に追われており、細かった体も回復しているようだ。いい状態にある。

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