日本生まれのハーツクライ産駒ヨシダが米GIIIを制覇

現地時間7日、アメリカ合衆国のベルモントパーク競馬場で行われたヒルプリンスS（GIII、芝9F）に日本産馬ヨシダ（牡3、米・W.モット）が出走。マニュエル・フランコ騎手とのコンビで挑むと、道中3番手追走から直線で先行馬の間を割って抜け出して勝利し、自身初の重賞制覇を果たした。

ヨシダは、バレリーナS（サラトガ、GI、ダ7F）など通算8勝を挙げたヒルダズパッションとハーツクライの間に生まれた牡馬。半兄には中央3勝のジークカイザー（牡4、栗東・池江）がいる。2014年に北海道のノーザンファームで誕生した後、2015年のセレクトセールで現在同馬を共同所有するウィンスターファームの代理人によって落札されて渡米。昨年11月のデビュー戦では2着に敗れたが、2戦目から連勝を飾り、初の重賞挑戦になったベルモントダービー招待S（ベルモントパーク、GI、芝10F）では1番人気（5着）に支持された。その後、近2走は重賞でいずれも2着とあと一歩のレースが続いていたが、4度目の重賞挑戦で念願のタイトルを手に入れた。通算成績は7戦3勝。

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