【重賞出走馬追い切り】[武蔵野S]カフジテイク、ベストウォーリア[福島記念]サンマルティン[デイリー杯2歳S]フロンティアなど

■11月11日に東京競馬場で開催される武蔵野S（GIII、ダ1600m）に出走を予定している各馬の最終追い切りが行われた。

カフジテイクは、福永騎手を背に栗東CWで単走。終いだけ重点で伸ばされ、鋭い反応を見せた。上積みは大きそう。

ベストウォーリアは、C.ルメール騎手が跨り栗東CWで併せ馬。8馬身先に行った相手を貫禄十分に追い詰め、クビほど抜け出しての先着フィニッシュを果たしている。久々だった南部杯を使われ、大きく上昇。

モーニンは、栗東坂路で単走。序盤はゆったり入り、終いにしっかり負荷を掛けられると猛然と加速し4F51秒9-1F11秒9（一杯）をマークした。先週は行きっぷりが良過ぎて終いに止まったが、今週はメリハリの効いた内容。好感の持てる調整過程で、状態はすこぶる良さそう。

サンライズノヴァは、オープン馬ダノンリバディと併せられ、手応えこそ見劣ったが先着のフィニッシュを果たしている。時計は4F52秒9-1F12秒4（一杯）。久々の前走を快勝した反動はなく、着実に上向いている。

ノンコノユメは、美浦ウッドで3頭併せ。最先行する形から後方2頭にアオられ、なんとか併入に踏みとどまるのが精一杯だった。見栄えは良くないが、気迫は前に出せており雰囲気は悪くない。完調とは言い切れないものの、力は出せるデキだろう。

■11月12日に福島競馬場で開催される福島記念（GIII、芝2000m）に出走を予定している各馬の最終追い切りが行われた。

サンマルティンは、美浦ウッドで5Fからの時計。単走、馬なりというメニューで素軽い動きを見せた。中間には3カ月ぶりとは思えない豪快な動きを見せており、ほぼ万全の仕上がり。

スズカデヴィアスは、栗東坂路で単走、終い重点に負荷を掛けられた。4F53秒1-1F12秒2（一杯）と鋭い切れ味を披露。4カ月ぶりの前走を使った効果は大きく、上昇一途だ。

マイネルミラノは、日曜追いでハードに追われており、これが実質の最終追い。今週は反応を見る程度で、丹内騎手を背に美浦ウッドで単走のメニューを消化した。余力十分で素軽い反応を披露し、この馬なりの好調は維持できているよう。

ウインブライトは、美浦ウッドで3頭併せ。終いにしっかり負荷を掛けられ、それぞれに先着を果たしている。先週の時点でまだ重苦しさがあったが、今週は力強く伸びることができていた。上積みを見込める。

■11月11日に京都競馬場で開催されるデイリー杯2歳S（GII、芝1400m）に出走を予定している各馬の最終追い切りが行われた。

フロンティアは、栗東ウッドで中井騎手（レースは岩田騎手）を背に3頭併せを行った。直線では中に位置取り、軽く仕掛けられると鋭い反応からそれぞれに先着。2カ月半ぶりだが、ここまで古馬相手に丹念に乗り込まれており、絶好の状態と言える。

ジャンダルムは、水口騎手（レースはA.アッゼニ騎手）を背に栗東CWで3頭併せを行った。直線では左右に古馬を置く格好で進んだが、怯むような素振りはなく、しっかりとした脚取りで1頭に先着、もう1頭と併入。2カ月ぶりとは思えない、上々の仕上がりにある。

カツジは、松山騎手を背に栗東CWで新馬相手に併せ馬。ラストは追い比べとなったが、これを力強く制し、1馬身の先着を果たした。道悪競馬快勝から中2週になるが、反動は感じられず、上積みは大きそう。

ケイアイノーテックは、栗東坂路で川田騎手が跨り2歳馬相手に併せ馬。4F51秒5-1F12秒0（馬なり）と自己ベストを大きく更新して3馬身の先着を果たした。5カ月ぶりを感じさせず、いきなり力をフルに出してきそうだ。

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