おしらせ
【先週のお別れ】初鰹&ハービンジャー産駒初勝利馬らが登録抹消に
[11月8日抹消]
ハツガツオ(牝6、美浦・石栗)
通算成績
48戦4勝
江戸時代の俳人・山口素堂が詠んだ句の中に「目に(は)青葉、山ほととぎす、初鰹」という作品があるが、その3つの初夏を代表する風物を愛馬の名前にしたのが、中山馬主協会に籍を置く江川伸夫オーナー。2011年産所有馬の3頭はそれぞれ「メニアオバ」「ヤマホトトギス」「ハツガツオ」と名付けられている。
ハツガツオは和風な名前とは裏腹に、アーリントンミリオンなど米GIを4勝し1994年のエクリプス賞芝牡馬チャンピオンに輝いたパラダイスクリークを父に持ち、母グラントアウィッシュは大種牡馬ヌレイエフ(Nureyev)直仔。その系譜を紐解けば、カナダ競馬の殿堂馬グローリアスソング(Glorious Song)、タイキシャトルの父となったデヴィルズバッグ(Devil’s Bag)、種牡馬として大成したセイントバラード(Saint Ballado)きょうだいをはじめ、グローリアスソングの仔であるグランドオペラ、ラーイ(Rahy)、シングスピールなど、活躍馬目白押しの豪華な血統の出自だ。
競走成績は2013年7月の初陣より、本年9月のレインボーS(8着)までの全48戦で4勝。デビュー戦では7番人気評価を覆し1着とした。その14戦後、待望の2勝目となった2015年1月の500万条件戦においては16頭立てブービー15番人気の身ながら軽快な逃げ切り勝ちを演じ、単勝7570円、3連単は1、2番人気馬が絡みながらも20万円近い配当を記録。同年7月の恵山特別ではのち中山金杯を制すことになるツクバアズマオーらを撃破している。そこから19戦後、2016年12月の1000万条件戦では10頭立て中ブービー9番人気の身でV。3連単配当は20万円を超えた。
実際の鰹の水揚げ時期とはややズレはあったものの、漁獲(馬券絡み)できた際の、旨味は上記のとおり。穴党ファンには目が離せない存在であったことだろう。結果大きなタイトルに手は届かなかったとはいえ、オーナー所有馬のなかでは、いちばんの出世頭(2017年11月現在)に昇りつめたことは大いに評価すべきではないか。
[11月12日抹消]
スワーヴジョージ(牡5、栗東・庄野)
通算成績
9戦3勝
父は現3歳世代がブレイク中(モズカッチャン、ディアドラ、ペルシアンナイトなど)のハービンジャー。母ギーニョはエリザベス女王杯覇者トゥザヴィクトリーの全妹という魅力溢れる血統構成だ。2012年のセレクトセールにて6600万円の値をつけた高馬で、栗東の庄野靖志厩舎で管理された。
デビューは2014年7月20日の函館2歳新馬戦(芝1800m)。道中インの5~6番手でうまく折り合い、直線では外から上がり3F最速の脚で見事な差し切り勝ち。父に記念すべき産駒初勝利を捧げることとなった。
とはいえ、2歳シーズンのその後は、2度の重賞挑戦ともに完敗の結果に。また、3歳春シーズンも5月に行われた京都新聞杯で11着と敗れ、夢の大舞台進出は断たれてしまった。
……が、馬はその直後より本格化を示し、500万条件で同期の強豪ワンダーアツレッタ(すみれS3着、若葉S2着)を撃破。続く函館の北斗特別では良血サトノフェラーリ(GI馬サトノアレスの全兄)に3馬身半の差をつける圧勝を演じ、菊路線へ光明を見いだすことに。
ただ、走る馬ほど故障するとはまさにこの事か、その後脚部に不安を発症し、長期戦線離脱を余儀なくされてしまう。馬は本年4月、不屈の闘志で1年9カ月ぶりの復帰を果たしたのだが、レースでは3秒2離されたシンガリ14着に敗退。そこから再度休養に入り、約7カ月が経過したがカムバックは叶わなかったよう。残念ながらこのたび中央の競走馬登録抹消に至っている。
11月6日~11月12日までの登録抹消は他70頭。
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