ダービー馬ワンアンドオンリーが引退　種牡馬に

2014年の日本ダービー（GI、芝2400m）を制したワンアンドオンリー（牡6、栗東・橋口）が現役引退となることがわかった。管理する橋口調教師が明らかにしたもの。今後は北海道ひだか町のアロースタッドで種牡馬入りする予定とのこと。

同馬は2013年8月にデビュー。3戦目で勝ち上がり、2度目の重賞挑戦だった同年12月のラジオNIKKEI杯（GIII、芝2000m）で初タイトルを掴んでいる。翌2014年は弥生賞2着、皐月賞で4着と歩み、3番人気に推された日本ダービーでは好位から直線では前を行く皐月賞馬イスラボニータをねじ伏せるように差し切って、世代の頂点に立った。同年秋には神戸新聞杯（GII、芝2400m）で重賞3勝目。その後、クラシックディスタンス前後の重賞常連として走り続けたが、勝ち鞍からは遠ざかっていた。いわゆる複勝圏内入りも2015年3月、ドバイシーマクラシックの3着のみ。結局11月26日のジャパンC（16着）をラストランとして、ターフを去ることとなった。

▽【ワンアンドオンリー】
父ハーツクライ
母ヴァーチュ
母父タイキシャトル
通算33戦4勝

《重賞勝鞍》
2014年　日本ダービー（GI）
2014年　神戸新聞杯（GII）
2013年　ラジオNIKKEI杯（GIII）

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