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【今週の重賞】[チャンピオンズC]前年覇者サウンドトゥルー 好調維持[ステイヤーズS]アルバート 主役譲れない[チャレンジC]サトノクロニクル 初タイトル狙う

■12月3日、中京競馬場でチャンピオンズC(GI、ダ1800m)が行われる。

圧巻の末脚を繰り出し、昨年このレースを制したのがサウンドトゥルー(セ7、美浦・高木)だ。その後、常に上位争いを続け前走のJBCクラシックで3つ目のGI級タイトルを奪取。勢いに乗ってここへ臨んでくる。ダート1800m戦では崩れたことがなく、中京も得意中の得意。連覇の可能性は十分にありそう。前走がゴール手前でギアを目一杯に上げての勝利だっただけに反動が気になるところだが、中間は順調に稽古本数を消化。柔軟に体を使えており、依然好調の域と見ていい。

テイエムジンソク(牡5、栗東・木原)は、今年5月から準オープン、オープン特別、オープン特別と3連勝。重賞初挑戦だったエルムSで2着に入り、続く前走みやこSを快勝し初の重賞勝ちを収めた。その前走は好位追走から、直線入口で抜け出す正攻法から押し切ったもの。着差以上に強い内容で、目下の充実度は計り知れない。初の左回りを苦にしなければ、この相手関係でもやれていい。テンから出して行った1週前追い、そして古川騎手を背に終いを鋭く伸ばした日曜追いと中間はいい動きを見せている。一連の好調キープだろう。

アウォーディー(牡7、栗東・松永幹)は、昨年このレースで1番人気に支持されサウンドトゥルーにクビ差の2着。その後ここまで大井では3回走り、この馬にとって得意とは言えない右回りながら健闘を続けている。春にはドバイワールドCへ参戦。自身初の海外遠征で、世界最強決定戦の5着なら胸を張っていい。今回1年ぶりとなる国内左回り戦で、本領発揮の走りとなるか。4カ月ぶりだった前走を使われ、中間の動きには力強さが出ているようだ。順調に良化。

本年2月のフェブラリーSでいちどは頂点に立ったゴールドドリーム(牡4、栗東・平田)だが、その後はドバイワールドCで14着シンガリ負け、帰国後のここ2走も7着、5着と苦汁を舐める結果が続いている。とはいえ、前回の南部杯はスタートで致命的な大出遅れを喫すも、最後方大外からグングンとポジションを上げ、直線一瞬は突き抜けるまであるかの内容。さすがに終いは力尽き、流れ込むのが精一杯だったが、高い能力の一端を示すことはできた。ただ、気性的にあまり間隔を詰めて使えない馬ゆえ、前回から約2カ月の間隔をとっており、中間稽古もほとんどがプール調整。先週22日の追い切りで、4F53秒1-1F12秒3(一杯)を叩き出してはいるものの、いい頃に比べると、まだひと息といったところか。最終追いでどこまで変われるか注目される。なお、勝てば2000年ウイングアロー、2011年トランセンド以来、史上3頭目の同一年中央ダートGI制覇の快挙。名手R.ムーア騎手を背に王座返り咲きを目指す。

昨年の東京大賞典馬アポロケンタッキー(牡5、栗東・山内)は、3月のドバイワールドCならびに帰国初戦の帝王賞で敗北を喫したが、9月末の日本テレビ盃で、サウンドトゥルー、ケイティブレイブらとの激戦を制し本年初白星を掴み取っている。560キロを超える超大型馬だが、動きたいところで楽にポジションを上げられる器用さが特徴でコース、回りともに不問。速い時計勝負にも対応可能で、ハイレベルなオールラウンダータイプと言えるだろう。揉まれて力を出せなかったJBCクラシック(8着)から巻き返すべく、中間は坂路コースで丹念に乗り込まれており気配は悪くない。力さえ出し切れれば、5着だった昨年以上の結果も十分に見込めるはずだ。

ノンコノユメ(セ5、美浦・加藤征)は、丸2年勝ち星がなく、昨年6月末の帝王賞(2着)を最後に、馬券対象にも入れていない。絶頂期と言える3歳秋から4歳春あたりと比べると、さすがに翳りが出てきた感は否めず、ここらが本馬の正念場となることは間違いないだろう。ただ、約9カ月ぶりの実戦だった前走・武蔵野Sがなかなかの内容。スタート後手かつスローペースの流れを後方から外々を回って追い上げ、直線で往年のそれに勝るとも劣らない鋭い切れ味を見せた。前が止まらず、結果4着だったとはいえ、ここへ向けての始動戦としては十分過ぎるほど。なお、この中間はプール主体だが、活気のある様をみせており雰囲気としては上々と言える。最終追いでビシッとやれれば復活への狼煙は上げられるはずだ。

史上最多となるダートGI級11勝目を目指すのがコパノリッキー(牡7、栗東・村山)。前走(JBCスプリント)はキャリア31戦目にして自身初となる電撃戦、ならびに痛恨のスタート後手で厳しい競馬を強いられたが、道中外からマクり気味に進出し堂々押し切るかの2着(タイム差なし)と、流石の地力をアピールした。本年いっぱいで現役に別れを告げる身とはいえ、まだ気力体力に衰えはなさそうで、ここでの大偉業成就に期待が懸かる。ただ、このチャンピオンズCは自身にとって鬼門中の鬼門レース。2014年は中団差しの形から終いの伸びを欠き12着、2015年は逃げの手に出るも直線残り200mで脚が鈍り7着、2016年は好位追走も極端なハイペースに呑みこまれ14着……と、過去3年散々な結果に終わっている点がどうか。2015年東海Sで4馬身差圧勝を演じているだけに、中京コース自体は問題ないだろうが、早めに競りこまれるような形、また叩き合いになるような形だと分が悪くなる。逃げるにせよ控えるにせよ、スムーズにプレッシャーなく競馬を進め、直線に向くことが絶対条件。馬の力どうこうよりも、鞍上の手腕が大きくモノをいいそう。

■12月2日、中山競馬場でステイヤーズS(GII、芝3600m)が行われる。

2015年、2016年とこのレースを連覇しているアルバート(牡6、美浦・堀)が今年もエントリー、3連覇に挑む。前走アルゼンチン共和国杯は4着だったが、これは斤量58.5キロがさすがに堪えたもの。ここでは昨年と変わらず別定57キロで走れるし、鞍上が過去2年と同様R.ムーア騎手ならば、主役の座は譲れないところだ。中間はコースと坂路を併用され調整。全体時計は平凡だが終いの伸びは鋭く、秋2戦使われ順調に気配を上げている。

フェイムゲーム(セ7、美浦・宗像)は2014年、2015年とダイヤモンドSを連覇。天皇賞・春での2着に目黒記念勝ち、アルゼンチン共和国杯勝ちもあり実績はアルバートに見劣らない。良績は東京戦に集中しており、ステイヤーズSは意外や初参戦となるあたりがどうかだが、3歳時に京成杯勝ちがあり中山がまったくダメではないだろう。中間は攻め馬をしっかりこなしており、年齢的に急上昇とまでは言えないものの、5カ月ぶりだった前走時よりはいい状態にありそう。

その他、昨年このレースは4着で今夏の丹頂Sを勝っているプレストウィック(牡6、美浦・武藤)や、札幌日経オープンで2着だったシルクドリーマー(牡8、美浦・黒岩)らも上位争いに加わってきそう。

■12月2日、阪神競馬場ではチャレンジC(GIII、芝2000m)が開催。過去5年間は芝1800m戦として行われてきたが、今年から2000mへ変更となっている。

サトノクロニクル(牡3、栗東・池江)は、5月の京都新聞杯でアタマ差の2着、2走前のセントライト記念で3着と同世代相手に存在感を示してきた。10着だった前走の菊花賞は明らかに距離が長く、馬場も不向きで度外視できる一戦。好コンディションかつ距離も適している今回、重賞初Vがあっていい。先週ウッドコースで好タイムをマーク。デキは安定している。

ブレスジャーニー(牡3、栗東・佐々木)は、昨秋サウジアラビアロイヤルCと東京スポーツ杯2歳Sを連勝した素質馬だ。しかし東スポ杯後、骨折により11カ月の休養を余儀なくされ、前走の菊花賞が復帰戦。さすがに反応、粘りといまひとつで12着に終わったが、極端に崩れなかったあたりは地力の高さゆえだろう。反動は少なかったようで、中間の稽古は順調。今回の距離なら一変の姿を見せる可能性は十分ある。

モンドインテロ(牡5、美浦・手塚)、芝2600mの札幌日経オープンを連覇するなど長距離巧者のイメージだが、同じ今週開催のステイヤーズS(昨年3着)には登録せず、こちら一本に絞って出走してくる。距離への対応は未知数ながら底力は上位。消耗戦になれば上位に顔を出してきそうだ。

その他、レース前の放馬で福島記念を競走除外となったがその後順調なジョルジュサンク(牡4、栗東・鮫島)、長期休養からの復帰後、成績こそ伴わないが常に鋭い脚を使っている実力馬デニムアンドルビー(牝7、栗東・角居)らにも注目。

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