おしらせ
【先週のお別れ】スプリント女王の娘&顕彰馬全弟が登録を抹消
[11月29日抹消]
フィドゥーシア(牝5、栗東・松元)
通算成績
26戦7勝
父メダグリアドロ(Medagliad’Oro)は、牝馬の身でブリークネスSを制したレイチェルアレクサンドラ(Rachel Alexandra)や、BCジュヴェナイルFなどGI9勝を挙げたソングバード(Songbird)、本年のBCターフ覇者タリスマニック(Talismanic)らを送り出している一級種牡馬。母はサンデーサイレンス直仔で2002年のスプリンターズS(新潟)&2003年の高松宮記念を勝ったビリーヴ(Believe)という良血馬だ。7つ違いの兄は安田記念3着のファリダット、3つ違いの弟には先日のデイリー杯2歳Sを制したジャンダルムが名を連ねている。
全成績は2014年9月のデビューより、本年11月末までの26戦で7勝。母譲りの軽快なスピードを活かした積極策を持ち味とし、本格化なった本年5歳春シーズンに春雷S・韋駄天Sのオープン2連勝を遂げた。なお、夏の千直重賞アイビスサマーダッシュでは堂々1番人気に推され、ここでも颯爽としたダッシュ力を見せつけたが、逃げ切り寸前で伏兵ラインミーティアの強襲に遭いタイム差なしの2着と惜敗。残念ながら母仔新潟重賞制覇の快挙はスルリと掌からこぼれ落ちる形で終わっている。
その後は、母の軌跡を追い、セントウルS、スプリンターズSの王道路線に駒を進めるも、ともに9着と敗退。また、結果ラストランとなる京阪杯では先団後方に控える形から勝負どころをマクり気味に進出し、一瞬は押し切るかに見えたが、ラストで末が鈍り4着(勝ち馬から6着馬まで0秒1差にひしめく激戦)と、涙を呑む形で自身の競走生活にピリオドを打っている。ただ、今後は自身はもとより、偉大な母の血を後世に伝える役目が待っている。数年後、元気な産駒をターフに送り出してくれることを心待ちにしたい。
[11月29日抹消]
レゲンデ(牡5、栗東・石坂)
通算成績
2戦1勝
2012年3月21日、北海道安平町にあるノーザンファームにて誕生した鹿毛色の牡馬で、父ディープインパクト、母はドナブリーニ。第32代顕彰馬ジェンティルドンナの3つ違いの全弟にあたる極めつけの良血馬だ。アルバート(先日のステイヤーズSで3連覇)などの所有者として知られる林正道オーナーの持ち馬として、上のきょうだいらと同じく栗東の石坂正厩舎に所属した。ちなみに馬名はドイツ語で「伝説」の意。
デビューは姉ジェンティルドンナがターフを去った約2カ月半後となる2015年2月15日の京都新馬戦(芝1800m)。スタートで後手を踏むも二の脚が速く、スッと好位の2番手に。余裕の手応えで直線に向き、残り1F標付近でムチを入れられると、サッと抜け出しそのまま押し切り勝ちを決めた。かなりのスローだったゆえ、タイムは1分52秒4(良)と平凡だったが、余力十分で着差以上に強い内容。関係各者、および一部報道では「姉に似ている。東京に行ける馬」との、ジャッジを得る、文句のない船出となった。
……が、約3カ月の間隔をとったアザレア賞では、単勝オッズ2.1倍の1番人気に推されるものの、パドックでかなり大掛かりな尻っぱねを見せるなど終始テンションが高く、レースでも勝負どころ手前で早々にムチが入る始末。それでも直線一瞬はまとめて面倒みるかのシーンを見せたのだから大したものだが、結局は勝ち馬から0秒8差6着と敗退。初陣とは一転、気性面において今後に大きな課題を残すことに。
ただ、残念ながら、これ以降長期休養に入ってより音沙汰がなくなり丸2年半。この間、懸命な立て直しが行われていたようだが、ここへきての「登録抹消」の報で、久方ぶりにこの馬の名を聞くこととなった。姉ジェンティルの域にはどうかも、関係各者より「間違いなく能力はある」とジャッジされていただけに、苦難を乗り越え、競走馬としての完成を見れなかったのが残念でならない。
11月27日~12月3日までの登録抹消は他48頭。
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