サトノアラジン　香港マイルをもって引退の意向

本年の安田記念（GI、芝1600m）覇者サトノアラジン（牡6、栗東・池江）につき、次戦シャティンで行われる香港マイル（GI、芝1600m）をもって、現役から退く意向であることが明らかとなった。これは、管理する池江師が滞在先である香港にて報道陣に語ったものだが、繋養先等の詳細はまだ明らかになっていない。

同馬は父ディープインパクト、母マジックストーム、全姉にエリザベス女王杯勝ちのラキシスを持つ良血の出自。デビュー時よりその高い資質を絶賛されてはいたが、要所要所で勝ち切れないレースも多く、本格化を遂げたのは5歳になってから。2016年に京王杯SC、スワンSの2重賞（ともにGII、芝1400m）を制すると、7度目のGI挑戦となった本年6月の安田記念で、ロゴタイプやレッドファルクス、エアスピネル、イスラボニータら強豪勢をまとめて負かし頂点へと駆け上がった。今秋は毎日王冠で2着と好発進を決めたものの、天皇賞・秋、マイルCSと結果は振るわず。異国香港の地で復活＆有終の美を飾れるか注目される。

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