【地方競馬トピックス】本日6日はクイーン賞！　発走は20時10分！

■12月6日、船橋競馬場で交流重賞・クイーン賞（JpnIII、ダ1800m）が開催される。本競走はJRA所属馬が4頭、迎え撃つ地方所属馬は5頭が出走予定だ。発走は20時10分。

プリンシアコメータ（牝4、美浦･矢野）は、重賞初挑戦＆地方初遠征＆自身初となる逃げの形だったJBCレディスクラシックで、地方の雄ララベルと同タイム接戦の2着と気を吐いた。鞍上武豊騎手の手腕によるところが大きかったとしても、そうおいそれとやれるものでないことは確か。本年7戦を消化し一度も掲示板外なしという安定さも考えると、今、力をつけている真っ只中と表現して、何ら差し支えはないはずだ。なお、中間はウッドで丹念に乗り込まれており、2日の最終追いでは強めに追われ4F51秒7-1F12秒2と文句ない動き。叩かれ3戦目でデキはピークに近いとみていいだろう。メンバーの大半が斤量51キロのなかで、唯一の55キロは楽ではないだろうが、力さえ発揮できればまず恰好はつけられるはず。

ララベルを3走前のスパーキングレディーCで負かしているのがアンジュデジール（牝3、栗東･昆）。ただ、前走のJBCレディスクラシックでは、そのララベルに雪辱される形で1秒差5着敗退となっている。前者だけで考えれば、その比較からプリンシアコメータを負かせる計算も成り立つが、後者を踏まえ、かつ1キロ斤量が増す今回は正直取り扱いが難しいところ。とはいっても、メンバー屈指の実力馬であることは間違いなく、まともでさえあればまず上位争いに加わってくると考えていいだろう。なお、中間の動きは悪くなく、11月末のウッド追いでは古馬OPを相手に6F78秒9-4F51秒4-1F12秒9（一杯）の好時計を叩き出している。今月3日には坂路でビシッとやられ気配は抜群。ここできちんと走れるだけの態勢には持ってこれているようだ。

ラインハート（牝6、大井･月岡健）は、JBCレディスクラシックでララベル・プリンシアコメータに0秒2差3着と奮戦。地方移籍初戦で、もちろん地方の砂も初めて。そのうえ、前の止まらない流れのなか後方より上がり最速の脚で追い上げてきたのだから大したものだ。今回はその当時より斤量2キロ減、かつ新進気鋭のホープ笹川翼騎手とのコンビ継続ともあれば、前回以上を見込んでみてもいいのでは。なお、この中間は、大井で丹念に乗り込まれており、1日の追い切りではハツラツとした動きを披露。いい具合いであることは間違いなさそうで、再度好走への期待が懸かる。

あとは、前走JBCレディスクラシック（6着）より斤量2キロ減51キロで出れるタガノヴェローナ（牝3、栗東・中村均）、同じく斤量2キロ減51キロ、地方初遠征＆重賞初挑戦ながらまだ底を見せていないアンデスクイーン（牝3、栗東・西園）らにも立ち回り次第で十分にチャンスがあるだろう。

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