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【地方競馬】明日23日、浦和競馬場でDG競走・浦和記念 白山大賞典を制したケイアイパープルが重賞連勝を目指す

11月23日、浦和競馬場でダートグレード競走・浦和記念(JpnII、ダ2000m)が開催される。年末の大一番・東京大賞典に繋がるステップレースに今年は11頭が出走する。1着賞金は4000万円。枠順、発走時刻は以下の通り。

■浦和10R・浦和記念(JpnII、ダ2000m) 15時25分発走

1枠1番 タービランス   (牡9、浦和・水野貴) 笹川翼

2枠2番 ラーゴム     (牡4、栗東・斉藤崇) 鮫島駿

3枠3番 サンライズハイアー(牡6、金沢・井樋一) 吉原寛

4枠4番 ケイアイパープル (牡6、栗東・村山)  藤岡康

5枠5番 アイオライト   (牡5、美浦・武藤)  菱田裕

6枠6番 クリノドラゴン  (牡4、栗東・大橋)  武豊
6枠7番 スワーヴアラミス (牡7、大井・荒山勝) 真島大

7枠8番 エルデュクラージュ(セ8、船橋・川島一) 本田正
7枠9番 タイセイドレフォン(牡3、栗東・西村)  C.デムーロ

8枠10番 ランリョウオー  (牡4、浦和・小久保) 本橋孝
8枠11番 サバンナロード  (セ9、愛知・今津博) 中島良

ケイアイパープル(牡6、栗東・村山)は前走の白山大賞典で重賞2勝目を挙げた。佐賀と金沢で重賞勝ちという実績からも分かる通り、小回り向きの機動力と地方の砂に向いたパワーを兼ね備える実力馬だ。2走前のマーキュリーCでは4着と馬券を外したが、これは乗り替わりが影響した印象も。相性の良い藤岡康騎手とのコンビ継続は心強い材料と言える。

3歳馬タイセイドレフォン(牡3、栗東・西村)は今年のレパードS2着馬。前走のみやこSでは5着とあと一歩の結果になったが普段より1列後ろのポジションになったのが響いたか。馬群がバラけて先行しやすい地方のレースであれば得意のパターンに持ち込めるはず。変わり身がありそうだ。

クリノドラゴン(牡4、栗東・大橋)はJBCクラシックの4着馬。末脚にかけるタイプなので小回り浦和コースへの対応、特に仕掛けどころがポイントになるだろう。“レジェンド”武豊騎手がどう導くのか注目だ。

ラーゴム(牡4、栗東・斉藤崇)は前走の白山大賞典でケイアイパープルの2着。芝と砂の違いこそあれど、2000mはきさらぎ賞やアンドロメダSなどで結果を残した得意の条件であり、この舞台替わりで更なる前進を期待したい。

アイオライト(牡5、美浦・武藤)はエルムS8着、みやこS15着と苦戦が続いているが、マイペースで運べなかった逃げ馬が崩れてしまうのは仕方ない面も。ハナにこだわる馬が少ない組み合わせの今回はアッと驚く逃走劇があっても驚けない。

迎え撃つ南関東所属馬。そのなかでもスワーヴアラミス(牡7、大井・荒山勝)は注目の存在だ。言わずと知れたダート重賞3勝馬は8月のエルムS後に南関東へ移籍。大井の名伯楽・荒山勝師のもと、転入初戦となった富士見オープンを快勝してここへ臨むこととなった。GII・東海S勝ちの実績はこのメンバーでも最上位のもの。当然ながら侮れない存在だ。

エルデュクラージュ(セ8、船橋・川島一)はダートの長丁場で堅実な走りを見せる。今年の川崎記念でもチュウワウィザードの2着に食い込んでおり、8歳馬ながらまだまだ衰えは見られない。勝ち味に遅い部分もあるが、自分の力はしっかりと出し切ってくれるタイプ。ここでも上位進出のチャンスはあるはずだ。

地元浦和からはランリョウオー(牡4、浦和・小久保)とタービランス(牡9、浦和・水野)に期待がかかる。前走の埼玉新聞栄冠賞ではそれぞれ1番人気、2番人気に支持されながらともに3着を外してしまう結果となったが、勝ち馬ライトウォーリアの刻んだラップに惑わされた感があった。相手は強くなるが地の利を活かして地元の意地を見せたい。

(Text:Inoue)

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