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【今週の重賞】[有馬記念]キタサンブラック 最高の形でドラマ完結なるか[阪神C]サングレーザー 重賞2勝目狙う

■12月24日、中山競馬場でグランプリ・有馬記念(GI、芝2500m)が行われる。

いよいよ現役最強馬キタサンブラック(牡5、栗東・清水久)が、ターフを去る時がやってきた。「王道GIフル参戦」を明言して臨んだこの秋は、初戦の天皇賞を不良馬場と出遅れをものともせず異次元の押し上げから勝ち切って、ビッグタイトルを上積み。連覇を狙ったジャパンCは先行抜け出しから3着に終わるも差は僅かで、力に一切の衰えは感じられなかった。有馬記念は一昨年3着、昨年2着。あと、欲しいのは1着だけだ。鞍上武豊騎手は過去有馬記念で2勝しているが、オグリキャップ(1990年)そしてディープインパクト(2006年)といずれも「有馬記念=引退レース」として臨んだ名馬に跨ってのもの。同様にキタサンも花道へ導き、最高の形でドラマを完結させることができるか、競馬界のみならず日本中から注目を浴びる一戦となる。中間の調整は目一杯まで追われており、余念なし。激戦の疲れは感じられず、力を出し切れそうな雰囲気だ。

シュヴァルグラン(牡5、栗東・友道)は、7度目のGI挑戦だった前走ジャパンCで2着レイデオロに1馬身以上の差をつけ見事な勝利を挙げている。過去天皇賞・春で3着、2着、昨年のジャパンCで3着などいわゆる“勝ち味に遅い”ところがあったが、まさにひと皮剥けた印象。引き続き世界的名手であるヒュー・ボウマン騎手の騎乗が決定しており、前走同様好位鋭伸の競馬ができれば、勝ち負けになる。先週は併せた2歳馬に見劣ってしまったが、もともと稽古にはムラがあるタイプ。しっかり調整メニューをこなせていること自体は評価でき、依然好調の域と言っていい。

サトノクラウン(牡5、美浦・堀)は、昨年12月の香港ヴァーズ、そして今年の宝塚記念とGIを2勝。2走前の天皇賞・秋ではキタサンブラックに対しクビ差2着と迫っており、能力は現役最高レベルにある。前走で崩れたように気ムラな面はあるし、その後ここへの出走に陣営が慎重な姿勢を見せた点もやや気にはなるが、出てくる以上はやはり軽視禁物だ。鞍上がR.ムーア騎手というのも心強い。先週は自身初となるポリトラックコース追いをこなし、稽古駆けする相手にアオられたものの、負荷を掛けられて問題なかったあたりは好感。この馬の力を出せる状態に仕上がりつつある。

スワーヴリチャード(牡3、栗東・庄野)は、今年の日本ダービーでレイレオロに3/4馬身差の2着。前走のアルゼンチン共和国杯では同レースを20年ぶりに3歳馬として制し“強い3歳世代”の代表としてここに臨んでくる。良績は左回りに偏っているが、皐月賞でもレコード決着に0秒4差6着と大きく崩れていない。伸びシロの大きさを考えれば、この舞台で古馬にひと泡吹かせる走りがあっていい。短期放牧を挟み、帰厩後は迫力を増した馬体と豪快な動きを披露している。久々だった前走時より、格段に上の状態だろう。

ヤマカツエース(牡5、栗東・池添兼)は、ここまで重賞5勝。昨年のこのレースで4着、今年の大阪杯で3着とGI制覇へあと一歩のところまで来ている。あとは流れひとつ、きっかけひとつ。この秋は11着、8着と振るわないが天皇賞・秋は馬場、前走のジャパンCは8枠16番で内枠の先行馬が残る展開に泣いた。中間の動きは軽快で、依然好調。巻き返しの可能性は十分だ。

レインボーライン(牡4、栗東・浅見)は、秋の天皇賞で接戦のワンツーにこそ水を開けられたが、ジワジワ伸びて3着を確保。4着馬には5馬身差を付けており、渋太さ比べでは一線級にあるとことをアピールした。前走のジャパンCは出遅れが祟り、最速の上がりを駆使するも6着まで。まともなら際どかったはずで、この舞台で逆襲に転じたいところだ。中間の稽古ではこの馬なりに好タイムが出ている。夏は全休、天皇賞が秋の使い始めとあって、まだまだフレッシュな状態を保てているようだ。

■12月23日、阪神競馬場で阪神C(GII、芝1400m)が行われる。

サングレーザー(牡3、栗東・浅見)は、オープンへの昇級初戦だったスワンSを快勝。前走マイルCSでは0秒1差の3着に入り、勝ったペルシアンナイトともども“強い3歳世代”を大いにアピールした。阪神千四は準オープンを一発クリアした舞台。来期の更なる飛躍を期し、重賞2勝目を狙う。GIを走った後だが、17日の併せ馬で好タイムを出せており高いレベルの好調維持と見ていい。

イスラボニータ(牡6、美浦・栗田博)は、6歳シーズンの今年もマイラーズCを勝ち、前走のマイルCSでは不利がありながら5着に踏みとどまった。このレースでは僅差の2着に入っており、ラストランを走るには異存のない舞台だろう。攻めでは絶好の動きを披露しており、有終の美へ、文句なしの態勢が整っている。

モズアスコット(牡3、栗東・矢作)は、デビューこそ今年の6月と遅かったが2戦目からここまで4連勝。父がフランケルということもあり、底知れない大物感が漂う。相手は一気に強くなるが、通用して不思議はない。

その他、今年の桜花賞馬レーヌミノル(牝3、栗東・本田)や、一昨年2着、昨年0秒1差4着とこのレースを得意にしているダンスディレクター(牡7、栗東・笹田)らも上位進出の可能性十分。
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