【地方競馬トピックス】27日は園田で兵庫GT　トウケイタイガー＆ラブバレットらが中央勢に挑む！

■12月27日、園田競馬場で交流重賞・兵庫ゴールドT（JpnIII、ダ1400m）が開催される。本競走はJRA所属馬4頭、地方所属馬5頭（オヤコダカとストーンリバーが悪天候による輸送困難、またタイセイバンデットが馬体故障により出走を取り消している）が出走予定だ。発走は15時55分。

地元の雄トウケイタイガー（牡6、兵庫･住吉朝）に地方勢初制覇の期待がかかる。今年5月の交流重賞・かきつばた記念で中央勢を一蹴するなど実力は折り紙つき。その後も中央地方各所を転戦し、安定した成績を残している。休みらしい休みはないものの、中間の気配を見るに疲れの心配はなさそうで、稽古ではハツラツとした動きを連発。自身の持ち得るぶんだけの力は引き出せそうなデキにあると見ていい。例年の勝ちタイムを考えると、持ち時計1つ詰める必要があるかもしれないが、前回から斤量3キロ減（54キロ）に加え、6戦無敗を誇る園田ダート1400mが舞台とあらば、再度のタイトル奪取があってもいいのでは。

中央のサイタスリーレッド（牡4、栗東･佐藤正）は、今春、破竹の勢いでオープンにまで昇り詰め、9月浦和で行われたオーバルスプリントで初タイトル奪取を遂げた。ただ、ここ2走は中央場所でまったくいいところなし。颯爽とした小気味いいスピードは有しているものの、揉まれたり、砂を被るなどのスムーズさを欠くとまだ脆さがあるようだ。力そのものはここでも一枚上と見ていいだろうが、そのあたりをコンビ復活となる戸崎騎手がどう捌くかが焦点となる。

その他、古豪ドリームバレンチノ（牡10、栗東･加用）やレーザーバレット（牡9、美浦･萩原）、グレイスフルリープ（牡7、栗東･橋口）らも当然有力ではあるが、斤量面でかなり割を食いそうな状況。であれば、百戦錬磨の地方馬ラブバレット（牡6、岩手･菅原勲）にも食い込む余地は十分にあるだろう。

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