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【先週のお別れ】カフジテイク、ミッキークイーンを破った馬らが登録抹消に

[1月19日抹消]
カジキ(セ9、栗東・笹田)
通算成績
29戦4勝

マイル王ニッポーテイオーや牝馬GI勝ちのホエールキャプチャ、スマイルトゥモローらと同じ千代田牧場(日高郡新ひだか町)の生まれ。サクラバクシンオーの仔らしいビュンビュン飛ばして行く先行力を武器に、一貫して短い距離を使われ続けた馬で、約6年半におよぶ競走生活のなかで全29戦4勝という成績を残した。

ハイライトは2015年6月28日に行われた準オープン戦・花のみちS(阪神・ダ1200m)。

鞍上に名手・武豊騎手を迎えたこの一戦。序盤から積極果敢に飛ばし、前半3F通過は34秒6。また、人気のペイシャモンシェリにピッタリついてこられ、息の入らない極めて苦しい展開に。……にもかかわらず、直線はバテるどころか、ペイシャが来れば来るほど伸びるという内容で、終い3Fのラップも11秒4-11秒0-12秒5と加速していくのだから恐れ入る(脚抜きのいい馬場ではあったが)。結果1分9秒5というなかなかの好タイムで逃げ切り優勝。文句なしの強さでオープンへと昇格した。ちなみに、このとき4着に退けたのが、今週末の根岸Sで主役の一角を担うカフジテイク。当時3歳でまだ本格化手前だったとはいえ、あの豪脚を何の問題にもせず封じ込んでいるのだから大したものだ。

馬はその後勝つことはなかったが、オープン初挑戦の室町Sでアドマイヤサガスの2着、重賞初挑戦となったカペラSで勝ち馬キクノストームと同タイムの2着に奮戦するなどし、確固たる力を示して見せた。ラストランは本年1月13日に行われたジャニュアリーS(14着)。なお、すでに去勢手術が施されており、今後は引退馬のセカンドキャリア支援である【Thanks Horse project】経由で乗馬に転身する見込みとなっている。

[1月19日抹消]
ジルダ(牝6、栗東・友道)
通算成績
20戦3勝

名牝エアデジャヴーの仔にあたり、上のきょうだいにAJCC勝ちのエアシェイディ・秋華賞Vのエアメサイアがいる良血馬ではあるが、生憎、競走成績は20戦して3勝どまり。華々しい舞台への進出は一度もなく、正直、パッとしないキャリアであったことは否めない。

が、この馬に誇れるものがあるとするならば、“女王ミッキークイーンを破った馬”という事実にほかならないであろう。

その舞台は、2014年12月7日に行われた2歳新馬戦(阪神・芝1400m)。

戦前の評価は単勝オッズ20.1倍の低評価だったものの、レースでは颯爽とした逃げを放ち、直線早めのセーフティリードから粘りに粘る形。出遅れを挽回し終い猛追してきたミッキーに半馬身差をつけての押し切り勝ちを決めた。

なお、「タラレバ」ではあるが、ミッキークイーンがのち桜花賞で除外の泣き目にあったことを考えると、このジルダに屈した僅かな躓きが大きく尾を引いてしまったように思えてならない。

クイーンCでの取りこぼしもあったとはいえ、もしジルダを破って新馬戦をモノにしていればまったく別のローテも組めたはずで、また、仮に次走未勝利を勝つ分が500万条件であったならば、その後のクイーンC2着の賞金上乗せで桜花賞出走はセーフであった可能性が極めて高く、この馬の阪神適性の高さを思えばレッツゴードンキ、ルージュバックらを破っての1冠目戴冠も十分に目があったはず。つまり言い換えれば牝馬3冠の可能性もあり得たわけだ。池江調教師が後日某メディアで「桜花賞除外が何とも悔やまれる」「あの時(新馬戦)は負けることがないと思っていた」と語っていたことからも、このジルダの走りは、もしかしたらありえたであろう偉大な歴史を変えた、大きな一戦であったといっても大袈裟ではないのかもしれない。

1月15日~1月21日までの登録抹消は他51頭。

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