マイルGIを2勝　ノースフライト死す

1994年の安田記念（GI、芝1600m）などを制したノースフライト（牝28）が本日1月22日、繋養先の大北牧場（北海道浦河町）で亡くなったことが明らかとなった。心不全のため。

同馬は1993年5月にデビュー。春のクラシックには間に合わなかったが、同年秋の府中牝馬S（GIII、芝1600m）で重賞を初制覇すると、続いて当時は牝馬3冠最終戦だったエリザベス女王杯に参戦し2着に入る。翌1994年シーズンはマイル中心に使われ、春には安田記念、秋にはマイルCS（GI、芝1600m）と同年の芝マイルGIを春秋連覇した。マイルCSを最後に引退し、1995年から繁殖生活に。重賞勝ち馬は輩出できなかったが、プリンシパルSを勝った産駒ミスキャストは引退後種牡馬となり、その産駒には天皇賞・春を勝ったビートブラックがいる。

▽【ノースフライト】
父トニービン
母シヤダイフライト
母父ヒッティングアウェー
通算11戦8勝

《重賞勝鞍》
1994年　マイルCS（GI）
1994年　安田記念（GI）
1994年　マイラーズC（GII）
1994年　京都牝馬特別（GIII）
1993年　阪神牝馬特別（GIII）
1993年　府中牝馬S（GIII）
※国際格付け以前の独自グレード。

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